いろいろ情報

第9ネーム大賞最終選考!〈アイディア6原則〉の視点で読んでみた

本日、マンガ on ウェブ主催の「第9回ネーム大賞」の最終結果が発表になりました! ネームとはマンガの下書き・絵コンテにあたるもので、佐藤秀峰先生をはじめとする、現役バリバリの漫画家・編集者のみなさんが作品を選考。今年の応募数は341件で、全作品の講評や審査の様子がWeb上に公開されています。貴重な講評を作品制作に活かせるというのが何とも嬉しい賞なのです。

 

name-9th

1次審査の様子をRomancer版でどうぞ

全作品の講評はこちら

*マンガ on ウェブサイトへリンクします

 

そして今回、ボイジャーも協賛企業として参加。「ボイジャー特別賞」の選考という役目をいただきました。しかし、文字もの作品が多いRomancer。マンガに疎い我々がどのように決めればよいのか……いざ、向かい合ってみると、頭を悩ませるばかり……判断の基準をどこに据えるかということで、こちらの本を参考にさせていただきました。

続きを読む

クリエイター必見! 著作権セミナー開催(2017/12/16 渋谷)

作家、ライター、漫画家、イラストレータ、YouTuberを目指すクリエイターの方々に向けた、著作権セミナーのお知らせです。著作権の知識はクリエイターにとって自らを守る護身術です。大切な作品をパクリだと呼ばせないために、必須のノウハウです。どうぞ、ふるってご参加ください。

 

講師はライターのかたわら、NPO法人日本独立作家同盟の理事長として活動する鷹野凌さんです。参加費(税込)は2000円。以下、お申し込みページでくわしくご案内しています。

 

▽イベントお申込みはこちら
http://ptix.at/ZypQvS

 

日時: 2017/12/16 (土) 14:00 - 17:00
会場: グラスシティ渋谷 10F HDE, Inc.
一般: ¥2,000

 

 

\日本独立作家同盟の講演録(既刊)好評発売中/

http://www.gunsu.jp/p/seminarbooks.html

 

シリーズ一覧
●それでは小説にならない(今岡清)
●ライター志望者が知っておくべきおカネのはなし(古田靖、鷹野凌)
●サルベージ出版に挑戦 文学中年のサイバー・ディギング(持田泰ほか)
●インディーズの護身術(鷹野凌)
●凡庸な作家のサバイバル戦略(まつもとあつし、鈴木みそ、佐渡島庸平)
●日本の作家よ、世界に羽ばたけ!(大原ケイ、ヤン・ヨンヒほか)
●文章生活20年。現役ライターが初めて教える文章のコツ講座(古田靖、仲俣暁生、波野發作)
●電子出版、独立作家の執筆・出版手法(藤井太洋、仲俣暁生、鷹野凌)

男は黙って“編集記号”をオン! スマートにWord編集

読みやすい電子本のレイアウト第3回。“編集記号”についてお話します。

 

編集記号ってなんぞや?

知らなかった方はすぐに設定を有効にすることを推奨します! 例えば、下図のチェック前をご覧ください。全て1字下げに見えますが、実態はまったくの別もの。編集記号のチェックを有効にすると、それぞれ全角スペース・半角スペース・字下げ・タブという書式になっているのが分かります。思わぬ書式の違いでレイアウトが崩れる場合があるので、編集記号を有効にするのがオススメです。

 

04b

左図だと全く同じ見える1字下げ。実際は性質が異なるので注意

出典:青空文庫『ドグラ・マグラ』(夢野久作)

続きを読む

デジタル出版の「心・技・体」

相撲の話題にこと欠かない毎日、「心・技・体」という言葉をよく耳にする。一体何のこっちゃと思う人も多いことだろう。でもこうして書き表してみると通じてくるものがある。これは相撲にだけに語られる言葉などではない。デジタル出版にだって歴然と存在する。言い換えるなら、「発信」するゾという人の志、「支援」する技術の存在、「ない」という現実、なのではないか。

続きを読む

Wordで区切りをつけるには? “改ページ” 活用法

読みやすい電子本のレイアウト第2回。“改ページ”についてお話します。

 

主な使いどころは2点。「次ページの先頭から文章を始めたい」「表やグラフを綺麗に表示したい」というお悩みを解決します。次のような表現で“改ページ”が役に立ちます。ぜひ、お試しください!

 

  1. 次ページに文章を送る
  2. ページ全体に画像を表示

続きを読む

見た目はイケメンだけど、中身がバカだった

イケてるデザイン、キャッチーな言葉、グッと目を引くキャラクター。ポチッとクリック試し読み。

 

パラパラパラ

 

「試し読みはここまでです。購入はこちらから」

 

んー…… 見た目に惹かれたけど中身が好みじゃないなぁ。買うのはやーめた!

 

これじゃ、恋も実らない。 恋も電子本も出だしが肝心なのだ。

続きを読む

“右揃え”するだけ! Wordで美しい電子本レイアウト

読みやすい電子本のレイアウトについて何回かに分けてお話します。第1回は“右揃え”についてお話します。

 

「縦書きの文章で文字を下に揃えたい」「パソコンで見ると平気なのに、スマホで見ると変な所で文章が改行される」というお悩みを解決します。次のような表現で“右揃え”が役に立ちます。ぜひ、お試しください!

 

  1. 著者名
  2. 手紙の差出人
  3. 出典

続きを読む

絵もない 花もない 歌もない

……ある歌謡曲が気になるひと言ふた言を流してきた。まるで私たちがつらぬこうとしているデジタル出版を嘲笑あざわらっているのか、揶揄やゆしているのか。「ない」「ない」「ない」を生きてきた私たちにとって「絵も」「花も」「歌も」なかったのは事実だったし、人気のデュエット曲だからといって年中耳にするものでもない。聞き流せばそれでいい、と一瞬にそう思っていたのだが、こう続けてきた。

 

飾る言葉も、洒落もない、そんな居酒屋で……。

 

五木ひろしと木の実ナナがありったけの歌唱力で歌い切る。そうか、洒落もなかったか。

 

kazuo_kamimura

上村一夫のイラストを前面に、レコードメーカー7社合同企画『阿久悠メモリアルソングス』発売中

 

続きを読む

きっとあなたはロンサム・カウボーイ!?

荒野にぽつりたった一人……誰もいない砂漠のような土地に自分が佇んでいる光景を思い浮かべるなら、きっとあなたはデジタル出版をやろうとしている人ではないでしょうか。「今はきついかもしれないけれど、この中でやっていこうじゃないか」と、あなたは一篇の作品に挑んだのではないですか? もう立派なロンサム・カウボーイです。志を同じくするたくさんの先輩が出てきます。

 

harrydean-12

映画『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンも

荒野に立つロンサム・カウボーイとして紹介されています。

 

続きを読む

マンガを英語にしてみませんか?/締め切り11月12日

マンガ翻訳コンテストが間もなく締め切られます。我こそはと思う方は翻訳をお急ぎください。

 

このコンテストは、日本のマンガを世界の読者に届ける、マンガ翻訳家を志望する人々にプロデビューのきっかけを作ろうというもの。主催は、デジタルコミックの普及を推進することを目的とする団体であるデジタルコミック協議会と文化庁です。

 

やってみたいけれど、マンガを翻訳をするということはどんなことなのか。難しそうです。まずは、審査員のお一人である翻訳家マット・アルトさんの講演をご覧ください。

 

菊とキティーちゃん 刀を捨てた「かわいい」日本が素晴らしい
株式会社アルトジャパン 取締役副社長 マット・アルト
第23回 - 東京国際ブックフェア VOYAGER SPEAKING SESSIONS

続きを読む

お師匠様、あれは二万年前に絶滅したはずのゴジラですわ!

BL小説家、コミックの原作をへて、セルフパブリシングに活動拠点を移している檜原ひはらまり子さん(Twiter @enjugroup)が、中島梓さんの名著『小説道場』の読者であったことがわかりました! プロの作家にとって『小説道場』とはどんな作品だったのでしょうか。

 

「ダイジュネ」「ショウジュネ」という響きを知っている人は相当なバーサン(もしくは希にジーサン)ではないかと思うが、わたしはまさに「JUNE」という言葉が生まれた時代に青春を送った、と言っておこう。もちろんこの本を手に取る人は、「JUNE」の意味をご存じだろうが、要するに「男性同士の愛を扱った」コンテンツ(マンガ・小説)のことだ。はい、ご想像通り、原点はフランスの作家ジャン・ジュネであります。

続きを読む

青空文庫誕生20年記念シンポジウム映像公開

10月14日、インターネットの電子図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)の誕生20年を記念したシンポジウム「青空文庫の今とこれから」が東京・渋谷で行われました。チケットが入手できず、参加をあきらめた方に嬉しいニュース。映像が公開されました。

 

◯基調講演:青空文庫の20年間について

 

続きを読む

小説家志望はもっと絶望せよ! 「グイン・サーガ」栗本薫 愛のムチ

強烈な個性を持った道場主・栗本薫(=中島梓)と、情熱と青さを抱えた門弟たち。そして門弟を厳しく審査する門番たちといった登場人物たちによる、小説の書き方指導。

「道場主」と聞いてピンときた方はもうお分かりですね。そう、小説道場です。本日発売の「小説道場ご隠居編」は本編終了後、7年間の沈黙を破ってついに彼女が教鞭をとったものです。

 

明るく楽しいBLに喝!

 

甘えた作家志願者や編集者に対して叩きつけられる、厳しくも、愛あるメッセージが電子版で復刻です。

 

9784862398024

作品詳細はコチラ

続きを読む

投稿小説のテンプレは桃太郎!

10月14日に『それでは小説にならない』の出版を記念して、著者の今岡清さんがトークイベント「SFなんでも箱 #48」にメインゲストとして参加しました。

 

「SFなんでも箱」は、池澤春菜さん(声優)と堺三保さん(評論家)のお二人が毎回異なるゲストを招き、2時間、SFについて語り合うイベントです。来場の方々はみなさんSF愛好家で、どんなに実名を隠して話しても半数以上の方にはバレてしまいます。

 

ということで、どれほど怖いところかと思いきや、堺さんは学生のころから今岡さんとお知り合いだったとのことで、イベントは終始和気あいあいとした雰囲気でした。

 

sf-nandemo

左:堺三保さん、中央:今岡清さん、右:池澤春菜さん

「SFなんでも箱」は新宿 Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE で月1回行われているSFをテーマとした約2時間のトークイベント。10月14日で48回目を数える

 

イベントで語られた内容をふたつほどご紹介しましょう。

続きを読む

それでも小説を出したい会議 11月18日開催決定

11月18日東京・渋谷でセルフとデジタルパブリッシングをテーマにしたトークイベント「それでも小説を出したい会議」の開催が決定しました。きっかけとなったのは早川書房の「S-Fマガジン」元編集長 今岡清氏講演録『それでは小説にならない』の刊行でした。

 

登壇は今岡清氏、元エンタメ本の編集者・梶原秀夫氏、現役漫画作家&原作者・北沢未也氏の3人です。

続きを読む

ぼくらの時代の本とは何だろう?

ぼくらの時代の本とは形のある本だ。しっかりとした紙にインクで印刷され、頑丈な製本にはしおりが挟み込まれていて、タイポグラフィにも神経が行き届いている。数々の荒波を乗り越えてぼくらの本棚に陣取り、認識され、手に取られ、注目されるのを待っている。

 

ぼくらの時代の本とは形のない本だ。デジタル上に漂い、ぼくらのiPhoneやiPad、Kindleやその他リーダーの中に存在している。それらは画面の大小や、解像度の高低に関係なく、スクリーンを埋め尽くしている。何の警告もなく消えてしまうものもあれば、コンピュータネットワークの中で繰り返しコピーされるものもある

 

ぼくらの時代の本とはその両方を行き来する本だ。物質からデジタルへ、切り替え可能。ぼくらの時代の本は講談社やランダムハウスから、何百万の読者へと届けられる。ぼくらの時代の本は--あなたやぼくのような--個人から何百万の読者へと届けられる。ぼくらの時代の本はきちんと編集され、磨きがかけられ、仕上がった原稿として出版される。ぼくらの時代の本はほとんど編集されず、断片のまま出版され、読者によって磨きがかけられる。

 

こう書いたのは、『ぼくらの時代の本』のクレイグ・モドだ。冒頭「はじめに」に彼はこのように切り出した。

 

craigmod

 

続きを読む

ここにも音楽は流れていた

作詞家として一世を風靡した阿久悠と歌謡曲の時代をあらためて見つめる連載の企画がRomancer Cafeで始まっている。すでに連載11回目が公開となっている。

 

https://romancer.voyager.co.jp/cafe/

 

過ぎ去ったことではあるが、振り返るとそこに常に音楽が流れていたことにハッとさせられる。自らその音楽を引き出すことはなかなかできないのだが、どこからか流れてくる音楽を耳にすると、自分がいた情景がぼんやりと浮かんでくる。賑やかだった商店街を歩いて通学していた頃、臨海学校へ行く船が岸壁を離れる時に流れていた歌……どこにでもしっかりと音楽は息づいていた。

 

まるで関係もなさそうな情景を引っ張り出し、そこにあなたの思い浮かぶ音楽を聴いてもらいたい。そう思って、時代や世相の何気ない写真を、この連載につけていこうと計画した。連載11回目の『1969年と阿久悠時代の夜明け』から、思い切ってそうした写真を利用した。

続きを読む

青空文庫20周年記念シンポジウムのご案内

1997年、わずか数人で始まった青空文庫は、インターネット上に本を蓄積し、これを10年、20年あるいはそれ以上に渡って残していこうとする意思のもとに、電子ファイルを作り続け、そして今年その20周年を迎えました。

 

「タダで本が読める」

青空文庫の意義はそれだけでしょうか?

続きを読む

歓喜の歌

「モツレク」という言葉をご存知でしょうか。モーツァルトのレクイエム、その略称です。クラシックでは、ベートーベン交響曲第九を「だいく」と言ったりするような略称があります。この文を書いている私も高校でオーケストラ部にいたことがあり、懐かしい響きです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=kAu5wHdQ7-8

 

『モツレク〈学園〉』という本をご紹介します。
音楽に青春をかけた若者たちを描いた、みずみずしくも物悲しい私小説。「僕」と「君」の日々がどのような終わりを迎えるのか、なぜ数ある曲の中から「モツレク」が選ばれたのか。結末まで読んで、その意味を知り、私は胸をうたれました。

 

 

この物語の中で、少年たちは東京文化会館の4階に集まり、ビクターの視聴室を借りて、お気に入りのレコードを次々にかけます。フルトベングラー(フルベン)。「歓喜の歌」こと、ベートーベン交響曲第九(だいく)。クライマックスの「Vor Gott(神の前へ)」というフレーズは、私にとっても青春の思い出です。合唱コンクールで、クラス全員で、喉の奥から振り絞るようにして「フォール、ゴーット……」と絶叫していた記憶が、耳と喉に、よみがえります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=4fK9BlAgbP4

 

「十代」
 これが人生を方向づけ、決定づける。十代に「なにか」がなかった人間は、一生「なにか」を掴まない。

(「モツレク〈学園〉」 3.Dias irae 「闘鶏」)

 

自分は、十代で何をしていたのだろう。今の子どもたちは、何をしているのだろう。サッカー? バスケ? 漫画作り? それとも……そういえば、自分は、家でゲームばかりやっていたっけ。

学園という楽園。クラシックという楽園。そして、青春という楽園。しかしそれは、永遠ではない。
青春は、二度と戻ってきません。でも、青春を振り返ることはできます。そして何歳だろうと、心に「ガーッとくる」感動があるなら、きっとそれが青春です。

なぜミステリマニアは物語の世界に遊ぶのか?

シャーロキアン(『シャーロック・ホームズ』の熱狂的なファン)と呼ばれる人たちがいます。彼らはシャーロック・ホームズを実在の人物とみなし、物語の世界にひたり、研究を行ったりします。
シャーロキアンは少々特殊な事例かもしれませんが、ミステリマニアには似たような気質があるようです。例えば内田康夫氏が生み出した名探偵・浅見光彦のファンも同様でアサミストと呼ばれます(この文章を書いている私も実はアサミストです)。

 

では、日本における名探偵といえば誰を思い浮かべるでしょうか?
知名度で言えば、明智小五郎と金田一耕助が双璧でしょう。漫画の世界にも目を向けると、奇しくも明智小五郎の著者・江戸川乱歩+コナン・ドイルから命名された江戸川コナン、金田一耕助の孫設定の金田一一の知名度も高いですね。
小説の世界では、次いで浅見光彦、さてその次は?

続きを読む

1 2 3 4 5 14