いろいろ情報

停電:新たなる“書物の敵”

台湾の友人の出版社が2015年9月の台風21号で大変な被害にあいました。本社が入っているビルで火災が発生。消火活動で水がかかり仕事ができず、公式サイト〜ブログまでオンラインサービスをすべて停止。復旧するまで1週間以上かかりました。

 

19世紀に書かれた『書物の敵』(原題:The Enemies of Books、ウィリアム・ブレイズ著、高宮 利行監修、高橋 勇訳、八坂書房刊)では、本を痛めつけるものとして敵が並んでいます。

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自分のことばかり考えていないか

PressBooks.comというサイトがアメリカにあります。あまりにRomancerそっくりな思想、機能、サービスなので、いつも気になっていました。

 

そのWebサイトに、セルフ出版の人々へ向けたガイドが公開されています。題して『破産しない出版』……(ちょっと直訳すぎるかも)。冒頭に二つのこんなことが書かれています。

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押したらホン!

インターネットのWebサイトにはたくさんの商品が陳列されています。どの商品もそれを触って本物が出てくるわけではない。暖かそうなセーターの画像をクリックして、セーターをすぐに身にまとうことはできません。決済し、送ってもらわなけばなりません。

 

本はどうでしょう。

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アマゾン、楽天Koboで消費税が加算

10月1日より、アマゾン、楽天Koboで消費税が加算されます。 これまで国内の電子書店で100円の本は税込108円となっていました。海外の書店であるアマゾンやKoboでは100円のまま消費税を払わずに売られていたのです。

 

不公平だと国内の電子書店が国に働きかけた結果、書店のサーバーがどこにあるかではなく、消費地が日本国内であるか否かを基準に消費税の課税を判断することになりました。Romancerで発行の本は、10月1日からアマゾン、楽天Koboでの小売価格は8%の消費税が乗った価格になることをお伝えいたします。一律書店はすべて消費税適応をうけたということです。

 

消費者にとって、何が公平なのか不公平なのか……関係ありません。誰が得をするのかよく考えてみてください。消費税を払うのは消費者であるわれわれです。この消費税が間もなく10%になるというのですから……

 

数字と単位

Romancerでは「数字自動処理」という機能があります。

これは縦書きの時に、2桁の数字なら半角で縦中横、それ以外の桁数の数字なら全角で直立させる機能です。

ただし例外があります。数字の前後にアルファベットや半角記号、半角スペースがあると、欧文の一部とみなし、半角にしてしまいます。

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特に気を付けていただきたいのは、単位です。たとえばキロメートルなどはkとmを組み合わせるのではなく㎞という文字を使ってください。

 

(例)

ミリメートル:㎜

センチメートル:㎝

メートル:m

キロメートル:㎞

ミリグラム:㎎

グラム:g

キログラム:㎏

シェアはネットだけじゃない?

9月19日(土)~9月23日(水・祝)のシルバーウィーク期間中、東京ミッドタウンにてこんなイベントが行われていました。

◆六本木ブックフェス 詳細

 

その中の1企画。その名もブック・ジャーニー。イベント概要はこちら。

 

 1. 自分の好きな本を持参
 2. 推薦コメントをつける。ラッピングもしちゃう
 3. あとは他の人が持って帰ってくれるのを祈り、送り出す
 4. コメントを読んだ人が、面白そうと感じたなら持ち帰る

 

ネット上でごく当たり前に行われている「シェア」をリアルにやってみようという企画です。

 

〈コメントとラッピングがされた本たち。個性があります〉

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心のパンツを脱ぐ!

9月26日(土)に発売のNPO法人日本独立作家同盟のセミナーの講演録、第3弾『日本の作家よ、世界に羽ばたけ!〈大原ケイ 講演録〉』のために、特製POPを作りました。

会社のショーウィンドウに既刊2冊と合わせてそろい踏みで飾りました。

 

POPのテーマは「心のパンツを脱ぐ!」

みなさん、これはクリエーターの悟りのキーワードなんです。

詳細はぜひ講演録をお求めになってくださいね。

 

◆Amazon.co.jp:日本の作家よ、世界に羽ばたけ! 日本独立作家同盟セミナー講演録

作品の購入・詳細はコチラから。

 

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Kindle1位も夢じゃない

NPO法人日本独立作家同盟が主催するセミナーの講演録の電子本をロマンサーで作っています。嬉しいことに、ここで制作した電子本が、amazonの出版・自費出版関連書籍や新聞ジャンルでランキング1位を獲得しました。

 

なぜ、1位になれたのか? しかも2冊も! 正直、こんなことが起きるとは「マジか?」ですが、SNSのパワーとカテゴリーの選び方が効いたのに違いありません。

 

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アルファベットの取り扱い

縦書きの時のアルファベットはどうしたらいいのか、悩んでいる方も多いと思います。

以下のように原稿を作ると、Romancerで変換したときにきれいに表示されます。

(A)直立(正立)させたい場合は全角

(B)右90度回転させて表示させたい場合は半角

それぞれどういう場合に使われるのでしょうか。

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たかが帯、されど……オビ

やはり売りたい意志を伝えたい。今はこの赤い帯が気持ちを救ってくれる。どうか皆さんに届いてくれとばっかりに、今朝お店先で帯を巻きました。

 

こんな素晴らしい場所に陳列されて、やるだけやらずしてどうするじゃないですか!紙も電子もないです、やるべきものをやるだけです。踏まれても蹴られても。イチチチ……

(文教堂書店 カレッタ汐留店にて)

 

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1冊ずつ帯を巻いていきます

 

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赤い帯でグッと引き締まった印象に!

 

「メディアの河を渡るあなたへ 小谷正一物語」

著者・岡田芳郎

試し読み、ご購入はコチラから。

 

池澤夏樹・新世紀へようこそ+特別抜粋版

池澤夏樹・新世紀へようこそ+特別抜粋版

 

池澤夏樹訳・日本国憲法前文を『新世紀へようこそ+』から抜粋し、公開しました。米同時多発テロを受けて2001年に発信されたこの文章を、14年後の今日ふたたび、お届けします。

 

■内容

050 私訳・日本国憲法前文

051 日本国憲法と日米安保条約

 

■「特別抜粋版」公開に際してのコメント(本書所収)より

人間は武力・暴力に対して理想主義を掲げることでなんとか自滅を避けて来たのではないか。

理想主義の一例として「日本国憲法」の前文があります。

アメリカは多くの思想が交錯する複雑な国です。その中の最も理想主義的な部分が終戦直後の日本国民の心情と繋がってこの文章が生まれました。ぼくたちは68年と4か月の間、この精神に沿って国を運営してきました。

憲法を解釈で無力化しようとする力が強い今、これは改めて丁寧に読まれるべきものだと思います。


2015年9月11日 池澤夏樹

帯を作成!どうでしょう?

『メディアの河を渡るあなたへ 小谷正一物語』この題名はいいけど、今ひとつなんの本だかわからないよ……そう言われてしまった。

実は、我が社のスタッフにこの仕事は河を渡るようなもんだとハッパをかけたい一心で取り組んだ作品だった。

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作品紹介『ヒロシマ・ナガサキのまえに』

あれから70年……
戦争の真の終わりを考える
私たちにとっての教科書

 

昨年8月にRomancerにて無料公開していた『ヒロシマ・ナガサキのまえに』。

Romancerでの制作事例であると同時に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

弊社BinBストアにて発売中です。

訳者、富田晶子・富田倫生両氏による、翻訳メモとしての「マンハッタン計画への道」もお読みください。

 

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講演ビデオ「商業出版のためのRomancer活用講座」公開

国際電子出版EXPOボイジャーブースでの講演ビデオ「商業出版のためのRomancer活用講座」が公開になりました。

この講演は個人・法人を問わず、商品として販売する際に最適な電子本を作るためのポイントを説明したものです。

  • スタイルを使ってレイアウトを整える
  • 全角スペースと改行を使ってレイアウトしない
  • 見出しをつけてナビゲーションを有効にする
  • 画像の挿入方法

などの方法をビデオで解説しています。 ぜひみなさまの制作の参考にしてください。

映像公開! “過去は大事だとわかったからデジタルなんだ”

2015年7月4日東京国際ブックフェアで、作家・片岡義男さんと評論家・佐々木敦さんの公開セミナーがボイジャー主催で行われました。題して「スローなデジにしてくれ」。思いがけない作家の創作のプロセスを垣間見ることのできる貴重な記録となりました。

 

映像はこちらから https://www.youtube.com/watch?v=vukspTF1dVA

作家・片岡義男+評論家・佐々木敦のトークイベント

メンテナンス完了のお知らせ

6/28 18:00-24:00に予定しておりましたメンテナンス完了いたしました。
機能面でのアップデートがおこなわれています。
主な内容は以下の通りです。

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