株式会社ボイジャー(東京都渋谷区、代表取締役社長:鎌田純子、以下ボイジャー)が運営するサイト「片岡義男.com(片岡義男ドットコム)」での公開作品数が、本日(2024年12月20日)3,000を突破しました。
片岡義男の小説を原作として1984年に公開された映画『湾岸道路』の主人公・杉本健介を演じた俳優の草刈正雄さんは、以下のようなコメントを送ってくれました。
草刈正雄さん
「片岡義男先生の作品に出演する事が出来て役者として大変光栄だった事を思い出します。
先生の作品が3000以上も電子化されたとの事で『湾岸道路』撮影時の記憶が走馬灯の様に甦ってきました。」
片岡義男.comは『スローなブギにしてくれ』 』『珈琲が呼ぶ』など、作家・片岡義男(1939年〜)のすべての著作を電子化し、公開することを目標として2015年7月1日にスタートしました。
オープン当初の「片岡義男 全著作電子化計画」サイト
サイトでの作品公開スタート直後の7月4日には、東京国際ブックフェア/国際電子出版EXPOの会場で評論家・佐々木敦氏と片岡義男氏の対談も行われました。この対談の中で片岡義男は「過去が大事だということがわかったから、デジタルなんです。闇雲にデジタル化するのではなくて、デジタルで何をするのか、ということ。いろいろな過去を現在と重ねようという試みこそが、デジタルなんです」と語り、この言葉は現在も片岡義男.com運営における大きな指針となっています。
東京国際ブックフェア講演会場での片岡義男
この対談の中で片岡義男は「デジタルは現在、または未来そのものだと思われているが、そうではなく過去。過去がないと現在も、もちろん未来もない。過去にはアクセスしたほうがいいですね」とも語りました。