
『デジタル生存競争』の著者、ダグラス・ラシュコフの来日と講演開催が決定しました。著者本人の生の声を、どうかこの機会にご自分の目で、目撃していただきたいと思います。どうぞご参加ください。
詳細・お申し込みは以下からどうぞ。
作品の詳細は表紙をクリック!
『デジタル生存競争』の著者、ダグラス・ラシュコフの来日と講演開催が決定しました。著者本人の生の声を、どうかこの機会にご自分の目で、目撃していただきたいと思います。どうぞご参加ください。
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佐藤秀峰は『デジタル生存競争』の表紙をこう描いた
本を通読してガァーンとなった。こりゃ、いゃー、難しい。読んでくれる人はいるのかナ? 何を言っとるンだオマエさん、キミが挫けてどうするんだ。あゝだこうだ。迷いに迷った。ある覚悟で突入するイメージを〝本〟の表紙にしようじゃないかと心に決めた。〝決死〟か……頭に浮かんだ佐藤秀峰のコミック『特攻の島』。電子本を全部もっていた。ページを振り返り、すぐにいいコマを選び出し、こんな感じだろうと勝手に。どうだ、いいじゃないか!
とはいえ、少し考え直した。ここに描かれているのは、たとえ架空だとはいえ、我々が体験した事実に基づいている。死と向かい合う現実を〝本〟の表紙に利用してインパクトを与えようという魂胆をどう思うか。そっぽをむくなょ、オマエ。迫力を出せばいいという自己都合で語り終われるコトじゃない。いや、いや、待ってくれ。聞いてくれょ、オレは決死そのものなんだ。
教育現場へのICT(情報通信技術)導入が進んでいます。プロジェクターやデジタル教科書の採用、生徒や学生一人1台の情報端末利用などにより、紙中心だった従来の学校教育が大きく変わろうとしています。
株式会社ボイジャー(東京都渋谷区、代表取締役社長:鎌田純子、以下ボイジャー)が運営するデジタル出版ツール「Romancer(ロマンサー)」は、7月1日でサービス開始から10年目を迎えます。Romancerは個人のデジタル出版を支援するツールとして2014年7月1日に公開されました。Web上で電子書籍を誰でも簡単に作成、公開することができます。
6月20日、佐藤 剛は71歳の生涯を閉じた。彼と共に一緒に仕事をした思い出をここに記し、心からの哀悼の意を伝えたいと思う。
6月30日、ボイジャーから一冊の本が出版されます。ダグラス・ラシュコフ著『デジタル生存競争――誰が生き残るのか』です。この本の翻訳・編集にボイジャーは必死に取り組みました。そこに、この30年間の総決算が書かれてあったからです。
表紙をクリック!
試読版をごらんください
表紙イラスト:
コミック作家・佐藤秀峰
ボイジャーは1992年デジタル出版を追求する会社としてスタートしました。まる30年が経過し、デジタルは私たちの生活になくてはならないものになりました。それどころか、デジタルでの対応が君臨するかの如く社会を闊歩しています。
2021年6月1日にNRエディターを公開してから多くの方にご利用いただいています。現在までに制作された数は6451作品にも上りました。作品を作っていただいたすべての方に感謝申し上げます。
ご要望の多かった「横書き版」のNRエディターを新たに開発しました。UIや操作感はそのままに、横書きの文書でよく使われるスタイルが新たに追加されています。
Romancerを使って、制作・公開されている片岡義男.com。Romancerのユーザーの皆さんにも、片岡義男.comの作品を楽しむ読み方を紹介したい。
片岡義男.comに公開されている作品は、2,200以上にもなっている。そのすべてが、よく知られた長編や短編というわけではない。かつて、どこぞの雑誌の片隅に書き残された、ちょっとした文章もあるのだ。それを目にし、読む人なぞ、もはやいないと言われても仕方ない。でも、こつこつとやっている。それが片岡義男.comなのだ。
片岡義男.comのTOPページに並んでいる、こんな作品を一つ読んでみる。『この演奏がいまも聴こえる 戦いの歌はこうして解放されていく』。この作品は今週、新たに片岡義男.comで公開された作品で、今はなきフリーペーパーで連載されていた作品だ。「ハワイ語による原題を片仮名で書くと、『タフワフワイ』。日本でかつて広く知られた題名は『ハワイの戦争の歌』」。
聞き馴染みがない曲だったので〝ハワイの戦争の歌〟をセレクトしてGoogle検索してみる。いろいろ出てくる。これを押して、ギターの物悲しきつまびきを聴く。あーなんか聴いたことあるなぁ、と。
Google検索の横には、ChatGPTがハワイの戦争の歌について助太刀するように解釈を表示する。
Romancerで作られた本文の最後に『バーニング・ビート』というジャズのLPに触れるところがある。このLPのB面の最後に、『タフワフワイ』が収録されている、とある。そしてジャケットの写真がついている。その写真から「BURNIN’ BEAT」という言葉をApple Musicに入れてみたら、なんとばっちり、その曲が聴ける。
もう誰も振り向くこともない欠片(かけら)のように記された音楽の名前が、今こうして私たちの耳に届いてくる。欠片なんかじゃない。読んでごらんよ、聴いてごらんよ、言葉と音はかくも強かに、私たちの心に響いていくものなんだ。がんばれ、片岡義男.com!
Romancerで作られている〝雑誌〟をご紹介します!
“ShINC.MAGAZINE-D”は写真家五味彬が編集発行する電子書籍の写真雑誌です。
メンバー登録すると最新号とバックナンバーが無料でご覧になれます。
最新の第15号は「スティーヴ・ハイエット」特集。
ShINC.MAGAZINE-D/15 Steve Hiett
三刀流 アーティスト / スティーヴ・ハイエット
スティーブ・ハイエット(1940-2019)は1940年イギリスのオックスフォードに生まれます。1959年にBrighton Art Schoolに入学しグラフィックデザインを勉強します。そこで彼はローリングストーンズのドラマー、Charie Watts (チャーリー ・ワッツ)と友達になります。卒業後、チャーリー・ワッツは広告会社でグラフィック・デザイナーとして働き始めますがスティーブ・ハイエットはバンドを結成してミュージシャンの道を選択します。
しかし、彼はコンサートで演奏中に自分のギターで感電し、ステージから転落して大怪我を負います。
その恐怖からバンドをやめ美大での写真の授業を思い出し友達のミュージシャンの写真を撮り始めます。
また、美大で学んだグラフィック・デザインを生かしてグラフィック・デザイナーの仕事も始めます。
本書はミュージシャン、ファッションフォトグラファー、グラフィック・デザイナーとしてのスティーヴ・ハイエットの60年の活動を紹介しています。
朝日新聞「くらし」欄に〝定年クライシス〟が連載されています。明日24日(水)、朝刊にRomancer作家でもある原沢修一さんが登場します。どうぞお見逃しなく!
……『テイネン』『ていねん』イヤな言葉ですねぇ。定年したら世の中はもう終わりだと思っているけど、『定年したって、人はおまんまも食いまさぁ…… 酒も飲みまさぁ……』
これは映画で、今は亡き名優の東野英治郎が吐いたセリフです。
他人事のように笑って見ていたあの日から、あっという間に「終わり」の頃合いに多くの人が差し掛かっています。どう向き合っていけばいいのでしょう。懸命に働きつづけたその後に、温かく見守る社会保障さえ、その老人の多さに〝へこたれている〟のが現状です。「後期高齢者」だなんて、早く終わってくださいよ! と言われているように聞こえます。
著者ダグラス・ラシュコフより、日本の読者へメッセージが届いています。興奮してグイグイと前に出て、机もマイクも揺れ動く、その熱い息をお感じください。まずは速報(要約版)です。14分ある全編は追って公開いたします。
本日より連載開始された『白昼の死角』は、雑誌ニューリーダーに連載されているジャーナリスト北沢栄氏のコラムです。かつて共同通信経済部記者・ニューヨーク特派員として活躍した北沢氏の鋭い視点により、現代の社会問題をテーマに、人々が目を背けがちな課題を見据え、よりよい社会を実現するために私たちに問いかけます。社会の死角に切り込んだ必読の連載コーナーです。どうぞお楽しみください!
これからの出版を考える一つのチャンス
従来の出版は〝本〟としての完成を高めるパッケージングの仕事が中心でした。これからの出版は〝本〟に情報を閉じ込めていくあり方ではなく、〝本〟から出ていく姿勢が強まっていく。それを保証するのが信頼に足る、確実なアーカイブの存在だと思います。これを自分の力で一貫してやり通してきたインターネット・アーカイブ、そしてこの世界最大級の図書館の創立者であるブリュースター・ケールは重要な存在です。
インターネット·アーカイブ イベント プログラムのご案内
3月25日10時より開催されるインターネット·アーカイブ ウェブセミナー(ウェビナー)のプログラムが決まりました。テキスト、映像、音声などのアーカイブの存在は、膨大な情報とのリンケージを可能とする新しい出版を生んでいます。紙本位の出版では成り立たなかった〝本〟と〝本〟の連携を促進していきます。以下の通りです。どうぞお見逃しなく。
◎プログラム内容
1. 創立者 ブリュースター·ケールによるインターネット·アーカイブの歴史、そしてこれからについてのプレゼンテーション。
2. 作る、見る、売る、残る、の実例を示し、日本のデジタル出版の現状と方向についてボイジャー創業者 萩野正昭より。
3. ケーススタディとして、東京大学教授 トム·ガリーから、東京大学図書館とインターネット·アーカイブを結んだ論文作成「Japan As They Saw It」。
4. ケーススタディとして、ヴァイオリンの「スズキ·メソッド」をピアノに応用した実例。イーストカロライナ大学名誉准教授 ケネス·ウィルバーンが語る。
◆イベント情報
◎日時:2023年3月25日(土)10:00~11:00(日本時間)
◎参加申し込みURL
https://www.eventbrite.com/e/universal-access-to-all-knowledge-tickets-566605431097
※日本語字幕、通訳あり
※上記ページ内の ボタンからお申し込みください。(詳細は下記【参加方法のご案内】)
◆ ◇ ◆
【参加方法のご案内】
1. 参加申し込みページにある【Reserve a spot】ボタンを押してください。
2. 以下の画面で参加者情報を登録します。
※スマートフォンの場合、この前に一度【Register】ボタンを押す手順があります。
3. 申し込み完了画面が表示されます。
登録したメールアドレスに「Order Confirmation for すべての知識へのユニバーサルアクセス | Universal Access to All Knowledge」というメールが届いていることをご確認ください。
これで登録は完了です。ウェビナー参加用のURL等詳細は、イベント数日前にお申し込みのメールアドレスに届きます。
3月13日に発生していた「NRエディターの奥付機能の障害」ですが、同日22時頃復旧いたしました。
ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
主催者からの招待状をお届けします。
初の日本向けイベント開催にあたり、ボイジャー創業者の萩野正昭も登壇いたします。 これからのデジタル出版の世界はどうなっていくのか?国境を越えて意見が交わされるこの催しにどうぞご参加ください。
◎日時:2023年3月25日(土)10:00~11:00(日本時間)
◎参加申し込みURL
https://www.eventbrite.com/e/universal-access-to-all-knowledge-tickets-566605431097
※日本語字幕、通訳あり
※上記ページ内の ボタンからお申し込みください。(詳細は本記事最下部)
◆ ◇ ◆
2023年3月3日
インターネット・アーカイブから日本のみなさまへ
オンラインイベントへどうぞ
四半世紀以上にわたり、インターネット・アーカイブは、インターネットサイトやその他の文化的成果物のデジタルライブラリを構築してきました。従来の本の図書館のように、私たちは研究者、歴史家、学者、印刷物への障害を持つ人々、そして一般の人々に無料でアクセスできるようにしています。独立した非営利企業としてインターネット・アーカイブの使命は、すべての知識へのユニバーサルアクセスを提供することであり、世界中からのユーザーとサポーターを歓迎します。
コンピューター科学者であるブリュースター・ケールは、若い時からずっとデジタル時代の「すべてのライブラリ」を構築することを夢見ていました。ライブラリ、つまり「アーカイブ」は、人類のすべての出版物が含まれ、時代を超えて進化し、成長し続け、世界中の誰にも100%無料で提供されるものです。このデジタルライブラリの夢は1996年に実現しました。それは非営利団体として成立し、インターネット・アーカイブと名付けられました。あらゆる人へ「すべての知識へのユニバーサルアクセス」を提供することを使命としています。今日、インターネット・アーカイブは世界最大のデジタルレポジトリの一つとなり、以下を含む大規模で包括的なオンラインライブラリを維持しています。
・7,350億のWebページ
・4,100万のテキストコレクション(書籍、ドキュメント、雑誌など)
・1,470万件の音声録音(8,300バンドによる24万件のライブコンサートを含む)
・700万の映像(クローズドキャプション検索で利用できる240万ニュース番組を含む)
・440万枚の画像
・1,600の教育アイテム
・89万件のソフトウェアタイトル(その多くはエミュレート可能)
インターネット・アーカイブは、日本のサポーターと友人のための最初のウェビナー(Web+Seminar)を計画し、みなさまをご招待いたします。このオンラインイベントでは、アーカイブの創設者であるブリュースター・ケールが私たちの使命について説明し、インターネット・アーカイブのスタッフが私たちの膨大で多様なコレクションを紹介します。そして、日本の友人たちが関連するエキサイティングなプロジェクトを紹介します。
これは、アーカイブについてさらに学び、日本の他のアーカイブサポーターやユーザーと出会い、インターネット・アーカイブをさらに活用し、支援する方法を考えるまたとない機会です。お会いできることを楽しみにしています!
インターネット・アーカイブ創立者
ブリュースター・ケール
インターネット・アーカイブ本拠地
◆ ◇ ◆
申し込み方法のご案内
1. 参加申し込みページにある【Reserve a spot】ボタンを押してください。
2. 以下の画面で参加者情報を登録します。
※スマートフォンの場合、この前に一度【Register】ボタンを押す手順があります。
3. 申し込み完了画面が表示されます。
登録したメールアドレスに「Order Confirmation for すべての知識へのユニバーサルアクセス | Universal Access to All Knowledge」というメールが届いていることをご確認ください。
これで登録は完了です。ウェビナー参加用のURL等詳細は、イベント数日前にお申し込みのメールアドレスに届きます。
2022年10月25日よりRomancerではご希望のみなさまに作品を国立国会図書館やインターネット・アーカイブ(Internet Archive・サンフランシスコに本拠)へ登録するサポートを始めています。
インターネット・アーカイブ(Internet Archive・サンフランシスコに本拠)は、1996年以来、一貫してデジタルの情報収集を行なってきた非営利団体です。新しい出版の世界を予見し、独自の活動を訴えてきました。
アーカイブサービスの一つにwayback machine(ウエイバックマシーン)があります。世界中のホームページを集めたサービスです。インターネット専用の便利なツールがなかった時代から、今現在の最新式のものまで保存され、自由に取り出すことができます。あの日、あの時のインターネットを見る方法といえます。
インターネット・アーカイブは、3月25日(土)午前10時から、日本のみなさんへ向けてオンライン・イベントを計画しています。いわゆるウェビナー(WebとSeminarを合わせた造語)です。これからのデジタル出版の世界はどうなっていくのか?
デジタル出版に何らかの形で関わられるみなさんが、どんな感想か答えはあらかたわかっています——やはり紙がいい……でしょう、か? デジタル出版は、決して何ものとも対抗しているわけではありません。世の中はいまやデジタルで成り立ち、ただ最終のプロダクトが異なった形態をとって現れているだけです。そのことはどうかわかっていただきたいです。
『出版月報』2023年1月号(出版科学研究所発行)によると、デジタル出版は5000億円を突破し、日本の出版総売上に占める割合は30%を超えました。国立国会図書館は、電子納本制度を積極的に推進しています。また、世界的にもデジタルに対応するアーカイブ化、またその活用は大きな動きとなっています。
参加申し込みおよび内容は、近々、主催者側からお知らせが公開されます。