いろいろ情報

誰でも突然モシュになる

『モシュリーマン……』。モシュって? 喪主ですよ! だからモシュリーマンと著者は言うのです。平凡なサラリーマンが、ある日突然、父の訃報に接して、葬儀の知識もないままに喪主となる戸惑いと緊張の記録です。旅行先で突然電話を受けて、四十九日を終えるまでの数々の出来事と対応を、リアルに描いています。

続きを読む

『小説道場』ほか中島梓の電子本、2500部到達!

天狼プロダクションが発行する「栗本薫 電子本シリーズ」がシリーズ累計2500部に到達いたしました!
 
栗本薫/中島梓といえば、100巻を越える『グイン・サーガ』、クトゥルー神話をモチーフにした『魔界水滸伝』、名探偵『伊集院大介』シリーズなどベストセラー作品が有名です。しかし原稿の中には出版されたものの絶版になった作品、単行本化されなかった作品もありました。

続きを読む

「ケータイ小説の女王」がセミナーにゲスト登壇(2018/6/9 渋谷)

プロ作家を目指す方々に向けたセミナー「無名Web作家からの脱出戦略」のお知らせです。
 
ジャーナリストまつもとあつしさんが、DeNAとNTTドコモが展開する小説投稿サイト「エブリスタ」の有田真代さんと「ケータイ小説の女王」と呼ばれた作家の内藤みかさんをむかえ、どんな作品がメジャーデビューにつながりやすいのか、解き明かしていきます。参加費は2000円(税込)。以下、お申し込みページでくわしくご案内しています。

続きを読む

西郷隆盛のホンモノの写真がある?!

2018年5月26日(土)〜7月16日(月・祝)まで、上野公園にある東京藝術大学大学美術館でNHK大河ドラマ特別展西どん」が開催されます。
 
会期:2018年5月26日(土)〜7月16日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(ただし7月16日は開館)
巡回:大阪2018年7月28日(土)〜9月17日(月・祝)、鹿児島2018年9月27日(木)〜11月18日(日)
 
上野公園には犬を連れた西郷隆盛像がありますが、この展示会の前期5月26日〜6月17日まで、その西郷隆盛像の制作過程に撮影されたとされる木彫りの西郷隆盛像の写真が展示されます。その像にはなんと顔がありません。

続きを読む

マンガ家・羽賀翔一を読もう

羽賀翔一と聞いてピンとこない方も、2017年にマガジンハウスから出版された『漫画 君たちはどう生きるか』の作家と聞けばイメージがわくかもしれません。
 
このマンガは、原作が80年前に発行された吉野源三郎さんの名著だということで話題となり、マンガが135万部、小説も新装版が35万部と大ヒット。社会現象になっています。

続きを読む

ゴールデンウィーク 休業日のお知らせ

いつもRomancerをご利用いただき誠にありがとうございます。

弊社は下記の期間、休業とさせていただきます。

 

休業期間:2018年4月28日(土)~2017年5月6日(日)

通常営業:2018年5月7日(月)~

 

恐れ入りますがお問い合わせは、2018年5月7日(月)より順次対応させていただきます。サービスは休業期間中もご利用になれますので、引き続きご活用くださいませ。

 

Romancerプロジェクト

それは化石の発掘のように…写真から迫る西郷隆盛 本当の”顔”

西郷隆盛といえば、坂本龍馬や伊藤博文などと並ぶ、明治維新の有名人。薩摩藩を動かし、薩長同盟や江戸無血開城に功績のあった、現代日本の基礎となった偉人の一人です。
その隆盛は、どんな顔をしていたのか? 教科書やネットには、いかにも薩摩隼人らしい、ガッシリとした屈強そうな肖像が載っています。日本の夜明けを切り開いた「西郷どん」にふさわしい容貌です。

 

ですが、それは、本当に西郷隆盛の顔なのでしょうか?

続きを読む

東電OL殺人事件が歌舞伎に!? 小田切しん平が魅せる戯曲の力

東日本大震災や東電女子社員殺人事件といった現代日本の重大事件を歌舞伎の題材とする。そんなことが可能なのか? 『小田切しん平 劇作集』では、それを実行しています。そして、その手法には前例があります。江戸時代元禄期に起きた赤穂事件を題材として、室町初期の物語として制作された『仮名手本忠臣蔵』です。直接、大名の醜聞を取り上げることを禁じられた時代で、文学の力によってマスメディアと社会批評の役割を果たした作品です。戯曲には、このような力があります。

 

小説、漫画、映画、アニメ……。「物語」を伝える媒体はさまざまです。その中で、「戯曲」という形式は、なじみのない人も多いかもしれません。有名な戯曲としては、やはりシェークスピアが挙げられるでしょう。ギリシア悲劇なども、よく知られています。そうした名作を読むと、台詞とト書きだけで構成された作品に、奥の深い物語の世界が広がっていることがわかります。戯曲もまた小説や映画に劣らない、人の心や時代を伝える表現の形式なのです。

 

 

180409_odagirishinpei_gekisakushuu001_cover_or

立ち読みへ

作品詳細ページへ

続きを読む

想像つかないぞ! “8K”体験 NHK技研公開 5月24日から

たまには本を離れたお話もしましょう、ということで、NHK放送技術研究所による研究成果の一般公開のお知らせです。注目は技研講堂8Kシアターでのバレエ、スポーツ、音楽コンテンツの上映です。
 
第72回 技研公開 2018年5月24日(木)〜27日(日) 4日間
「よりリアルに、スマートに、あなたとつながる」
NHK放送技術研究所(東京・世田谷区砧)

 

続きを読む

94歳の歌舞伎ファンが出版! 50年にわたる観劇の記録

今回ご紹介するのは、山田凉子著『珠玉天王寺屋――五世中村富十郎』。

歌舞伎役者といえば中村勘三郎や市川海老蔵といった有名人がいますが、その芸の巧みさにおいて、中村富十郎を忘れてはならないでしょう。本作は、彼の舞台をずっと追い続けた観劇記録です。

 

tennojiya

立ち読みへ

作品詳細ページへ

続きを読む

教育はすぐに成果など現れない

学校の先生のことをみんなよくは言わない。最近はとくにどぎつい。私も当時はそんな一人でもあったかもしれない。申し訳ないとつくづく思う。というのも、今になってわかったことがあります。お話ししたい。

 

私は東京の品川区にある都立高校に通っていた。担任は土方俊彦という英語の先生でした。先生はよく教科書から離れて本を読めと薄い英語のテキストを紹介した。サイドストーリーだと。私が読んだのは『Shooting an Elephant』と表紙に書いてあった。G・オーウェルの『象を撃つ』という名作だ。当時は何もわからない少年にすぎない頃であったから、深く考えることもなく題名のわかりやすいものを手に取ったわけだ。不思議というかラッキーだったというべきか私は『象を撃つ』を英文で読んだのです。その上に簡単な感想まで言った。考えられない稀有なる出来事でした。先生は見たこともない笑顔で私を見た。そしてロクでもない戯言の私の感想を聞いて頷いてくれた。もう一冊薄っぺらい英語のテキストを先生は私に渡した。これを読めと。そこに“John Steinbeck”と書いてあったことははっきりと記憶にあります。でもなんという題名の本であったか思い出せない。たしか……『人々を率いる者』だったか『???の少年時代』だったか……アメリカの内陸地、遠くに高い連山。つづく山々を見て少年は育つ。あの山の向こうに何があるのかといつも思いながら少年は成長し、ついに山の向こうへと旅立っていく……という話だったと思うが確かではない。読みきっていなかったのかも。スタインベックの名前とも映画『怒りの葡萄』の原作者ぐらいの関わりしかその後もなかった。

 

fighting_elegy_1-12

私の高校、東京都立八潮高校。戦前は府立第八高等女学校、その時代からの校舎だった古風な雰囲気から、鈴木清順監督の映画『けんかえれじい』のロケに使われて、「岡山第二中学校」にされてしまっていた。

 

続きを読む

片岡エッセイ新シリーズ「片岡義男の書評」4月6日より開始

片岡義男.comでは、700編以上のエッセイを無料で公開しています。月・水・金には、新しいエッセイが公開されています。

 

https://kataokayoshio.com/essay

 

春を迎え、学校や会社で新しい生活が始まる季節に、片岡エッセイも新たなシリーズに突入します。4月6日からは、「片岡義男の書評」が始まります。『週刊朝日』に掲載されている、日本の書籍を1冊ずつ取り上げた書評です。

続きを読む

いろいろと表紙を考える

「定年」という言葉を見ない日、聞かない日はない、そう言っていいくらい流行っている。そんな言い方をして大変申し訳ない。ごめんなさい……だが、「定年」もダイエットのように本の商売種になっているように見えて仕方がない、人の苦境をながめて。こんな本と私たちが出版する「定年」の本は同じであって欲しくない。そう思って一生懸命考えをめぐらした。イラストレーターのヘロシナキャメラにお願いすることになったのも、彼が持っている何かしたたかな心根の強さに応援を頼もうとしたからだ。ヘロシナキャメラは私たちの意見に耳を傾けてくれた。そして人生は測量のようなものだろうという私たちの結論をまとめてくれたのだ。ラフが上がってきた。一人の男が棒を持って立っている。棒には年代という目盛りが刻まれている。レンズを覗く後ろ姿は妻らしき女性がいる。手を動かしあっち、こっちと指図している。

続きを読む

Romancer作家へ熱いエール! 作詞家・阿久悠の歩んだ道

Romancerをお使いのみなさまに、朗報です。
去る3月1日(木)よりRomancer Cafeの人気連載『阿久悠と歌謡曲の時代』第1部20回分のバックナンバーを特別公開しました。Romancerに登録いただいているメールアドレス/パスワードで、特設サイトからお読みいただけます。4月2日(月)までです。

 

特設サイトはこちら

https://romancer.voyager.co.jp/cafe/back-number_01

続きを読む

若山富三郎さんのマイ・ラスト・ソング

テレビの黄金期、ドラマの演出家として活躍した久世光彦さん。彼はその晩年に『マイ・ラスト・ソング〜あなたは最後に何を聴きたいか』というエッセイを書いています。その中に俳優の若山富三郎さんの話があります。若山さんは亡くなる二日前、勝新太郎さんと京都のクラブへ行き、最後に「時の過ぎゆくままに」を歌ったそうです。この歌は若山富三郎さんが出演したドラマ「悪魔のようなあいつ」の主題歌で、作詞は阿久悠さんです。

続きを読む

3月23日 球春到来!阿久悠さん再び輝く

2018年3月23日、第90回記念選抜高校野球大会が開幕します。第90回大会の入場行進曲は阿久悠さん作詞、谷村新司さん作曲の『今ありて』です。この歌は1993年に発表され、大会歌として開会式や閉会式で歌われています。行進曲となるのは1993年以来25年ぶり2回目のことだそうです。
 
日本高等学校野球連盟ホームページ

続きを読む

水田に苗を植えるんだ

泥だらけになって……田植えにはまだ早い桜の開花を待つ季節ですが、こんなメッセージをお送りしたい。

 

NASAの宇宙探査機ボイジャーは、打ち上げられて41年を経過し、地球から126億キロの遠きにいたり、今なお信号を送り続けています。1977年にほぼ時を同じくして打ち上げられた2号と1号のボイジャーは、太陽系の果て、冥王星の軌道外を航行しながら、時おりバッハやモーツアルト、それに日本の尺八奏者・山口五郎の音楽を金属板レコードから流しているようです。太陽系外での知的生命体との遭遇を求めて走っているのかと思うと感じ入るものがあります。私たちの会社ボイジャーはこの宇宙探査機からとられたものです。なぜそう命名したのか今にしてみれば、しんえんさに背筋がのびます。これは例えこじつけであろうとも、私たちがたどった道筋とダブらせて申し上げておきたいことです。以下は、私たちの会社案内によく添付する説明のひとくだりです。

続きを読む

ほんのちょっとしたところから

東京の山手線恵比寿駅で『第三の男』のテーマ曲がよく流れています。理由は単に駅に隣接するビール会社のCMにこの曲が使われたからだといいます。ご存知の方は多いことでしょう。キャロル・リード監督、映画『第三の男』について、片岡義男.comに興味深いエッセイが公開されています。題して「第三の男を、やっとこうして楽しんだ」(2018/3/14)。

続きを読む

今も昔も、私たちは原子力について何も知らない

3月11日が今年もまたやってきます。2011年、私たちを襲った大地震と津波。原発・放射能という言葉を気にかける人も少なくないのではないでしょうか。

 

原子核工学はわずか70年前に誕生しました。その間、多くの科学者・技術者たちが原子核に秘められたエネルギーの研究に努めました。私たちの今の生活は、彼らの成功と失敗の上に成り立っています。原子力発電による電力の供給はもちろん、放射線は病気の診断、治療に欠かすことはできません。

 

3.11以降、原子力に対するイメージが変わったように感じませんか? 過剰な演出を見聞きすることに慣れてしまうと、正しい判断はくだせません。どうやって原子力と私たちの未来を想像すれば良いのでしょう? そのヒントがこれから紹介する本に描かれています。

続きを読む

「NovelJam 2018」グランプリ授賞式のお知らせ

2018年3月26日に、合宿形式で行われた日本独立作家同盟主催の出版創作イベント「NovelJam 2018」のグランプリ授賞式&審査員トークセッションが開催されます。

 

「NovelJam」は著者・編集者・デザイナーがチームを組み、即興による出版創作を体験するイベントです。ボイジャーをはじめ、日本独立作家同盟を応援する企業が協賛しています。

 

著者はテーマとなる言葉をヒントに小説を書き、編集者とデザイナーが「本」にします。最終的には電子本で販売するところまで行います。2018年のテーマは「平成」で、2月10日〜12日に行われ、2泊3日の合宿で16作品が生まれました。

 

続きを読む

1 6 7 8 9 10 20