いろいろ情報

ここにも音楽は流れていた

作詞家として一世を風靡した阿久悠と歌謡曲の時代をあらためて見つめる連載の企画がRomancer Cafeで始まっている。すでに連載11回目が公開となっている。

 

https://romancer.voyager.co.jp/cafe/

 

過ぎ去ったことではあるが、振り返るとそこに常に音楽が流れていたことにハッとさせられる。自らその音楽を引き出すことはなかなかできないのだが、どこからか流れてくる音楽を耳にすると、自分がいた情景がぼんやりと浮かんでくる。賑やかだった商店街を歩いて通学していた頃、臨海学校へ行く船が岸壁を離れる時に流れていた歌……どこにでもしっかりと音楽は息づいていた。

 

まるで関係もなさそうな情景を引っ張り出し、そこにあなたの思い浮かぶ音楽を聴いてもらいたい。そう思って、時代や世相の何気ない写真を、この連載につけていこうと計画した。連載11回目の『1969年と阿久悠時代の夜明け』から、思い切ってそうした写真を利用した。

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青空文庫20周年記念シンポジウムのご案内

1997年、わずか数人で始まった青空文庫は、インターネット上に本を蓄積し、これを10年、20年あるいはそれ以上に渡って残していこうとする意思のもとに、電子ファイルを作り続け、そして今年その20周年を迎えました。

 

「タダで本が読める」

青空文庫の意義はそれだけでしょうか?

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歓喜の歌

「モツレク」という言葉をご存知でしょうか。モーツァルトのレクイエム、その略称です。クラシックでは、ベートーベン交響曲第九を「だいく」と言ったりするような略称があります。この文を書いている私も高校でオーケストラ部にいたことがあり、懐かしい響きです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=kAu5wHdQ7-8

 

『モツレク〈学園〉』という本をご紹介します。
音楽に青春をかけた若者たちを描いた、みずみずしくも物悲しい私小説。「僕」と「君」の日々がどのような終わりを迎えるのか、なぜ数ある曲の中から「モツレク」が選ばれたのか。結末まで読んで、その意味を知り、私は胸をうたれました。

 

 

この物語の中で、少年たちは東京文化会館の4階に集まり、ビクターの視聴室を借りて、お気に入りのレコードを次々にかけます。フルトベングラー(フルベン)。「歓喜の歌」こと、ベートーベン交響曲第九(だいく)。クライマックスの「Vor Gott(神の前へ)」というフレーズは、私にとっても青春の思い出です。合唱コンクールで、クラス全員で、喉の奥から振り絞るようにして「フォール、ゴーット……」と絶叫していた記憶が、耳と喉に、よみがえります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=4fK9BlAgbP4

 

「十代」
 これが人生を方向づけ、決定づける。十代に「なにか」がなかった人間は、一生「なにか」を掴まない。

(「モツレク〈学園〉」 3.Dias irae 「闘鶏」)

 

自分は、十代で何をしていたのだろう。今の子どもたちは、何をしているのだろう。サッカー? バスケ? 漫画作り? それとも……そういえば、自分は、家でゲームばかりやっていたっけ。

学園という楽園。クラシックという楽園。そして、青春という楽園。しかしそれは、永遠ではない。
青春は、二度と戻ってきません。でも、青春を振り返ることはできます。そして何歳だろうと、心に「ガーッとくる」感動があるなら、きっとそれが青春です。

なぜミステリマニアは物語の世界に遊ぶのか?

シャーロキアン(『シャーロック・ホームズ』の熱狂的なファン)と呼ばれる人たちがいます。彼らはシャーロック・ホームズを実在の人物とみなし、物語の世界にひたり、研究を行ったりします。
シャーロキアンは少々特殊な事例かもしれませんが、ミステリマニアには似たような気質があるようです。例えば内田康夫氏が生み出した名探偵・浅見光彦のファンも同様でアサミストと呼ばれます(この文章を書いている私も実はアサミストです)。

 

では、日本における名探偵といえば誰を思い浮かべるでしょうか?
知名度で言えば、明智小五郎と金田一耕助が双璧でしょう。漫画の世界にも目を向けると、奇しくも明智小五郎の著者・江戸川乱歩+コナン・ドイルから命名された江戸川コナン、金田一耕助の孫設定の金田一一の知名度も高いですね。
小説の世界では、次いで浅見光彦、さてその次は?

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72年目の8月15日

8月15日、日本は戦争終結72年を迎えます。
私たちは先の戦争において、侵略国として多くの殺戮・蹂躙を侵しました。一方で戦闘・空襲は自国兵士・自国市民のおびただしい死をまねきました。そして広島、長崎に投下された原爆による多大な犠牲を受けました……72年の原爆の日に、被爆者は日本の指導者に問いました「あなたはどこの国の総理大臣か?」と。戦争の経験を日本人として共有したいと切に思います。
 
ドイツ連邦共和国第6代大統領・統一ドイツ初代大統領であったリヒャルト・カール・フォン・ワイツゼッカーは、第2次大戦ドイツの降伏から40年となる1985年5月8日、連邦議会(下院)において演説をおこないました。この演説は、戦争責任を直視するものとして多くの人々の記憶に残されました。すでにリヒャルト・カール・フォン・ワイツゼッカーはこの世を去りましたが、72年目の8月15日を迎える日本において、戦争を振り返る意味を込めて私たちは彼の演説をここに掲げます。すべてインターネット上に公開されているデータを利用させていただいたものです。


荒れ野の40年 ワイツゼッカー連邦大統領演説全文

リヒャルト・カール・フォン・ワイツゼッカー

 

※写真はWikipedia(独)より(Bundesarchiv, Bild 146-1991-039-11 / CC-BY-SA 3.0)

File:Bundesarchiv Bild 146-1991-039-11, Richard v. Weizsäcker.jpg

今も昔も、人は核について何も知らない

 原爆投下、そして終戦の8月15日。暑い日ざしと蝉の鳴き声とともに、忘れられない記憶がよみがえる季節です。

 

「ヒロシマ・ナガサキのまえに―オッペンハイマーと原子爆弾―」かつてCD-ROM製品として販売していた作品、現在はEPUBという形式の電子本として、ボイジャーのBinB storeはじめ各書店で販売中です。本書の訳者である青空文庫創設者、故・富田倫生さんのメッセージをお伝えします。

 

 原爆をつくった側がいれば、太平洋をはさんだこちらには、落とされた者がいる。この作品の日本語化を手伝った直後、 私は青空文庫というテキスト・アーカイブにかかわった。そこでは、広島で被爆した原民喜峠三吉、長崎で惨禍にみまわれた放射線医学者、永井隆の作品をひらくことができる。

 はじめての原爆実験がおこわれた場所は、トリニティ(三位一体)と名づけられた。本作のテキストによる復刊によって、ネットワークには、ヒロシマ、ナガサキにくわえて、トリニティをめぐる証言がそろうことになった。


ヒロシマ・ナガサキのまえに―オッペンハイマーと原子爆弾―

ジョン・エルス/訳 富田晶子・富田倫生

 

 富田倫生さんの翻訳メモを中心とした無料版「ヒロシマ・ナガサキのまえに ― マンハッタン計画への道」も用意しています。2017年版では「目標都市選定資料」の章を追加しました。

 

 すでに第二次大戦経験者は高齢となり、ヒロシマナガサキも過去の歴史となりつつあります。平成生まれの中高生にとってそれは、教科書の記述以上のものであり得るのでしょうか。

 

 戦後、少なくとも1970年代までは「原子力の平和利用」はバラ色の未来を感じさせていました。その頃の漫画、アニメに登場するロボットたちに原子炉が搭載されていた時代です。しかし1979年のスリーマイル、1986年のチェルノブイリ、そういった原子力発電所の事故が風向きを変えました。

 

 しかし我々は、はたしてどれだけ「核」について知っているのでしょうか?

 

 今年Romancer Storeは、「核」に関する著作を、2冊得ました。

 

 1冊は、かつて長崎の被爆少年だった天才科学者ジョージ・シラトリを中心人物とする、国家権力の横暴への抗議をテーマとする科学小説『オペ・おかめ』。

 薄れゆく原爆の悲劇の記憶を、『オペ・おかめ』で克明に記された、被爆者たちの痛みと悲しみ、世間や国家の無理解や無関心の記録は、断固たる抗議のメッセージとともに鮮明に甦らせます。この小説によって、私たちは、核のもたらす痛みを感じます。


オペ・おかめ

藤永茂

 

 

 もう1冊は、米国原子力研究の第一人者による、放射線・原子力事故を徹底的に調査しつくした大著『アトミックアクシデント』です。

 では、核とは、どんなものか。具体的にどのような歴史があり、それは人類にとってどのような存在であるのか。それを深く知りたい人に『アトミックアクシデント』は門戸を開いています。この本の特徴は、その分量が示す圧倒的な情報量、そして肯定と否定のどちらにも偏らず、原子力の是非を、あくまで読者の頭で判断させる冷静で科学的な態度です。この論文で、私たちは核そのものを知ることができます。


アトミックアクシデント

ジェームズ・マハフィー/訳 百島祐貴

 

 そして過去の歴史は、不意に今現在の私たちへ、渋谷の路上でスマホを弄って歩く若者たちへ繋がります。『極端に短いインターネットの歴史』を読むと、原爆とインターネットの開発にいかなる由来があり、両者がいかに密接な関連があるか、いかにして「死のゲームから、インターネットが生まれて」きたのかがわかります。


極端に短いインターネットの歴史

浜野保樹

(無料)

 

「巨大科学技術が与えた未来」という項には、以下のような記述があります。

 

 新兵器の破壊力を正確に知るには、まだ空襲を受けていない無傷の地域で、一〇〇万以上の被験者が住んでいるところが最適だった。フォン・ノイマンは日本のどこに原爆を投下したからよいかについて、京都、広島、横浜、小倉の順で将軍に助言している。京都はその条件にかなった理想的な目標となりえたが、街自体が貴重な文化遺産であるというヘンリー・L・スティムソン陸軍長官の個人的判断で外されることになった。

 八月六日広島、八月九日長崎に、原子爆弾は投下され、一瞬の内に二〇万人近くの生命を奪った。そして、八月一五日、日本は無条件降伏を受け入れた。原爆投下の前から日本は終戦工作の道を探っていたが、一般のアメリカ国民は知る由もなく、原爆が戦争を終結させたという印象を持った。言い換えれば、科学技術が戦争を勝利に導いたのであった。科学はいかなることも実現可能であり、科学には不可能はなく、科学の未来は果てしがないというイメージが形成された。科学者は、新しい時代の英雄となった。

 

 

 今も昔も、人は核について何も知らない。しかし、知るための手段、知っている証人は、訪問者を静かに待っている。戦争と平和。核とインターネット。私たちの何気ない日常の起源とは何か、私たちが無自覚に拠って立っているものは何なのでしょう。

阿久悠の命日に記す

2007年8月1日、作詞家阿久悠は亡くなりました。今日は命日、ちょうど10年が経ちます。まさにこの時期に、私たちボイジャーはデジタル発の連載を開始しました。題して『阿久悠と歌謡曲の時代』。佐藤 剛が書き、好評に連載は回を重ねています(8月4日に第7回が公開予定)。

 

作詞家として大きな足跡を残し、阿久悠はこの世を去って行きました。常に時代に生きる人の心の欠落感をすくいとり、吐き出すように叩きつけてみせたのです。コンクリートの壁を素手で打つ無力感、跳ね返る音さえも鈍く打ち消される孤立、彼は存分に知っていたのでしょう。「朝まで待てない」「懺悔の値打ちもない」「どうにも止まらない」……この、ない、ない、ない、だけが妙にいつまでも心に響いてきます。誰でも、それは「ない」からはじまった……大事なことは「ない」を知っていることです。「ない」を忘れないことです。何かに立ち向かおうとするとき必ず自分が見つめなければならない一切の無を引き受けて、みんな出て行くものです。だったら今、阿久悠を語りながらこれを届けるのは、デジタル出版に向かい合うあなたへのささやかな応援歌じゃないでしょうか。

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80歳の劇映画監督デビュー

映画『ボンジュール、アン』が公開中です。監督のエレノア・コッポラさんは80! 劇映画監督としてはこれがデビュー作です。

 

▼公式HP

http://bonjour-anne.jp/

2017年7月7日〜

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会期わずか! 世界を変えたレコード展 @大阪(7月23日まで)

グランフロント大阪北館で、ポピュラーミュージックの歴史をたどる、入場無料レコード展が開催中です。

 

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2017年7月23日(日)まで開催中

 

金沢工業大学所有の24万枚のコレクションから抜粋した5,000枚近くのLPジャケットをベースに、50mの年表「ミュージック・クロニクル」、アート性の高い150点のレコードジャケットによる「ジャケット・アート・ギャラリー」など、ポピュラーミュージックの歴史を見ることができます。

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テクノロジーライターが認めたボイスメモアプリ

2017年6月28日(水)、モバイルラーニングコンソシアム(mLC)が主催する「ラーニングイノベーショングランプリ2017」の最優秀ラーニングイノベーション賞が決定しました。

 

このグランプリは大学・大学院・高等専門学校等の研究室から新たな学習や教育環境の研究を募集するもので、テクノロジー、教育実践、教授法も含めた幅広い分野が対象となっています。イノベーティブであればどのような研究も応募できますが、一つだけ決まりがあり、審査にのぞむのは学生または若手研究者に限られます。

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ヒーローになる時、それは今……

こう言ってピンと来る人はいるだろうか? そう、甲斐バンドのヒット曲。では、でいごの花が咲き 風を呼び嵐が来た……そう聞いてフムと頷く人はいるだろうか? これは、宮沢和史のTHE BOOMの大ヒット曲、「島唄」だ。プロデューサーは二曲とも佐藤剛さん。実はこの人、佐藤剛さんがRomancer Caféで連載を始めることになった。なに、なに、Romancer Caféだァ? 連載だァ? そのご質問はごもっとも、徐々にお話し申し上げるとして、佐藤剛さんの代表的著作は、『上を向いて歩こう』(岩波書店)。あのアニメで有名なジブリが発行している『熱風』で連載された作品でもある。『黄昏のビギンの物語』(小学館)。つい先だっての6月14日に発売になった『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」』(文藝春秋)。音楽関係で意欲的な作品を次々と送り出している。その佐藤剛さんが、今度はRomancerに書き下ろしを連載で執筆されることになりました。

 

題して『それは「ない」からはじまった――阿久悠と歌謡曲の時代』。連載なのでどこまでいくか分からない。少なくとも100回や200回は下らないだろう。すでに大部な原稿をボイジャーは手にしているのです。

 

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https://romancer.voyager.co.jp/cafe

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人生初のエッセイがいきなり受賞!

第65回日本エッセイスト・クラブ賞に、『文字を作る仕事』(鳥海修著/晶文社刊)が選ばれました。この賞は1952年創設で、1年間に発行された随想、評論、ノンフィクション、伝記、研究、ドキュメント、旅行記など、エッセイを対象としている賞です。本日6月26日授賞式が行われました。

 

受賞決定時、担当編集者の方がTwitterでつぶやきました。ご覧ください。本のとなりに晶文社のマーク、サイのミニチュアがさりげなく置いてあります。

https://twitter.com/noritakasaito/status/869840918689357826

 

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「見知らぬ明日」を見据えて

いま一番気になっていることは何といっても「ネット社会のこの後」です。……ネットがこれだけの広がりを見せてもいまだに「ネット・モラル」と匿名性の問題、著作権の問題についてはほとんど野放し状態です。……このまま放置されていると、いずれは匿名では何をいっても責任をとらなくていいという、おそろしく「いやな社会」が現出するだろうとは思います。

 

この文章を読んで、どう感じましたか?

これが書かれたのは2006年9月、なんと11年前。9.11は起きたが、3.11はまだ起きていなかった時期の話です。

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ダイエットの答えはハミガキだ!

 

auブックパスの「ブックパスダイエット部」で特集されました!

 

ダイエットの答えは『ハミガキ』だ!

と言われても、は?って思うことでしょう。答えは「ダイエットの答えだけを書いた本」にあります(立ち読みできる範囲に書いてあります)。

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漫画家・佐藤秀峰はなぜアマゾンを訴えたか?

一人の漫画家が弓矢を引いて巨像に立ち向かう……そんな例えがリアルに思える「快挙」とも「暴挙」ともいえる事態の詳細が明らかになっている。キンドル・アンリミティッド=電子本定額読み放題サービスが抱える問題。最初想定した利益予測が大幅に狂い、狂わせた対象作品を勝手にキンドル・アンリミティッドから削除してしまった……実情知るわけもないが、こんなことだろうと勝手に類推していた。これが本当なら、出版社は徹底抗戦だろうに、そんな話は聞こえてこない。例によって自分本位に動いているんだろう。出版社はともかく、読者にとって、作家にとってどうなんだ? そう思っていたところに、詳細を知る情報が入ってきた。

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【掲載情報/毎日新聞】アトミックアクシデント

医学教育出版社発行「アトミックアクシデント」が、2017年5月18日 毎日新聞にて紹介されました。Word原稿で500ページ強、図版約80点収録。電子本限定というチャレンジングな一冊です。

 

作品紹介ページへ

 

atomic_mainichi

[出典]毎日新聞朝刊(全国)より

https://mainichi.jp/articles/20170518/ddm/016/040/005000c

 

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作家紹介◇藤永茂さん

Romancerにて「オペ・おかめ」「トーマス・クーン解体新書」を出版した藤永茂さんのご紹介です。

▶作家ページヘ

 

満州国長春に生まれ、現在はカナダのアルバータ大学名誉教授という風変わりな経歴を持つ藤永さん。この人は優れた学識と同時に、人間への暖かいまなざしと、権力の横暴に対する熱い義憤を持つ情熱の人でもあります。科学者としての深い知見に生み出された学術書と、作家としての想像力に生み出された小説は、いずれも読者に多くの収穫をもたらしてくれます。

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ゴールデンウィーク 休業日のお知らせ

いつもRomancerをご利用いただき誠にありがとうございます。

弊社は下記の期間、休業とさせていただきます。

 

休業期間:2017年4月29日(土)~2017年5月7日(日)

通常営業:2017年5月8日(月)~

 

恐れ入りますがお問い合わせは、2017年5月9日(月)より順次対応させていただきます。サービスは休業期間中もご利用になれますので、引き続きご活用くださいませ。

 

Romancerプロジェクト

菩提樹は今も心で揺れている

斎藤晴彦著『おかし男、役者だった』という本が出版されている。

 

悲しいです。斎藤晴彦さん、あなたがもうこの世にいないなんて、本当に泣けてくる。かつて神楽坂にイワトという素敵な劇場があった。毎年、大晦日にそこで恒例のように行われていたシューベルト“冬の旅”の独唱会。今となっては彼の晩年の舞台となってしまった…… 高橋悠治のピアノ伴奏が流れ始めると、舞台に立った斎藤晴彦さんはちょっとしわがれた、それでいて哀愁にみちたあの声で、菩提樹を高らかに歌いはじめた。

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小さなお店が生まれます

作家のための小さなお店 - Romancer Storeです

4/21(金)オープンしました。

https://romancer.voyager.co.jp/store/

 

ひとりひとりの作家、ひとつひとつの作品を、埋もれさせることなく紹介するお店です。

 

ここに集まったものは「世の中の人に読んで欲しい」という思いから生まれた珠玉の作品です。ベストセラー作品とは全く異なる輝きを放っています。

 

気になったらすぐにWebブラウザだけで試し読みすることができます。ぜひ読んでみてください。

出版の多様性を目指して

紙の本では出版できないような思い切った内容の本が並んでいます。

 

「出版の多様性」を目指しています。デジタルの力でみなさんの自由な出版を支援するために、Romancerは生まれました。
そこからさまざまな作品が生まれています。

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