いろいろ情報

栄光と悲劇とは何か アカデミー賞・映画『オッペンハイマー』を評価

オッペンハイマー

クリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』がアカデミー賞(作品賞・Best Picture含め7部門)を勝ち取った。「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー。2006年ピュリッツァー賞を受賞したカイ・バードとマーティン・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」をベースに映画はつくられた。原爆の栄光とそれをつくり出した本人がたどる最期を見ることは、私たちの「今」に強い警鐘を鳴らすことだ。

 

ボイジャーは、実戦での原爆投下50年の1995年、ジョン・エルス監督のドキュメンタリー映画『The Day After Trinity』を軸にしたデジタル出版(CD-ROM)の製作をした。日本語版は翌年『ヒロシマ・ナガサキのまえに』として出版された。その後、諸般の事情によりドキュメンタリー映画部分が削除されてしまったが、関連する写真、インタビュー、資料はそのまま出版・公開が継続されている。この機会に、原爆投下の前に何があったのかを見届けていただきたい。

 

Trinity実験

Trinity実験 1945年7月16日 爆破後 0.016秒(添付写真資料より)

 


1995年の時点で、デジタル出版がこのように展開されていたことを振り返っていただきたい。多くの人たちがコンピュータのスクリーン上に〝本〟を読むことを否定する時代だった。もし、そのネガティブな勢いに屈していたならば、私たちは今『ヒロシマ・ナガサキのまえに』を見ることはできなかっただろう。どんな苦心をしてきたのか、その記録も残っている。ご参考として閲覧していただきたいと思います。

 

『小さなメディアの堅固な勇気』
小さなメディアの堅固な勇気

 

 

サポーターのお申し込みは3月28日(木)まで!

Romancerのサポーター募集は、2024年3月28日(木)12:00 に締め切ります。非常に多くのご支援をいただきありがとうございました。
 
Romancerをリニューアルしたのは2022年10月のことです。その際にご支援いただける方をサポーターとして募集することにしました。どれだけ申し込みが来るだろうか。思い切って特典の期間を定めませんでした。そうして募集を開始するとすぐに多くの方からお申し込みが届いたのです。驚きました。Romancerが長く続くことを前提とした特典ですから、それだけ期待を込めて申し込まれたのだと思います。皆様の思いに心から感謝申し上げます。このご支援を基にサービスを強化してまいりますのでどうぞご期待ください。
 
募集を締め切った後もサポーターの特典は変わりません。すでにサポーターになっている方も今まで通りご利用いただけます。
今後ともRomancerをよろしくお願いいたします。
 

電子書籍アクセシビリティ対応に向けた取り組み

電子書籍制作時のアクセシビリティガイドライン策定

Romancerをご利用の皆さんに向けた、アクセシビリティを高めるための制作ガイドラインをご用意いたしました。 電子書籍を作る前に、是非このガイドラインを読んでみてください。

 

 

~ガイドラインの中身を少しだけご紹介~

■「テキストで表現可能な本を画像にしないこと」 ➡画像は読み上げも検索もできません!可能な限りテキストで作ることをおすすめします。

 

■「意味の通じないテキストを避ける」 ➡いわゆる「ギャル文字」は読み上げも検索もできません!    「い(レヽ)」や、「な(ナょ)」などは、検索や音声読み上げの妨げになりますので使用を避けましょう。

 

■「リンクに関する注意」 ➡どこにとばされるかわからないリンクは不安になります!  リンクは、その目的をわかりやすくすることが重要です。  リンク前の文脈、あるいはリンク文字から、リンク先が何であるかわかるようにしましょう。

 

Romancerのアクセシビリティ機能を強化

画像の代替テキストをご存じですか? 画像の代わりになるテキストのことです。音声読み上げにおいてはこの「代替テキスト」が読み上げられます。視覚障害者は、画像の内容が読み飛ばされてしまうと意味を正しく理解することができなくなってしまいます。 そこで、このたびNRエディターに画像の代替テキスト入力欄を追加しました! 読み上げを意識して画像の代替テキストを正しく入力してみましょう。

 

下の例を見てください。挿絵にキャプションが設定されていますが、より具体的にどんな挿絵であるかを読み手に伝えましょう。

 

手順  1.「代替テキスト」ボタンを押して、入力画面に挿絵の説明文を入力  2.「決定」ボタンを押す  3.「保存」したのち、「変換」ボタンを押す  →URLを開いて音声読み上げをしてみると、挿絵の代替テキストが読み上げられます。 NRエディターの画像代替テキスト入力画面の説明

 

 

ページ全体画像も代替テキスト読み上げに対応しました!

 

ページ全体画像(キャプションなしの挿絵など)の場合でも、代替テキストの入力ができます。手順は上記と同じです。 NRエディターのページ全体画像代替テキスト入力画面の説明

 

 

奥付の代替テキストも読み上げに対応しました!

 

■「自動奥付」>「画像で奥付を自動生成する」で自動生成した奥付画像の場合 ➡読み上げOK!Romancer Frontierで作成した奥付画像を、加工せずにそのまま「画像アップロード」で奥付画像として選択した場合 ➡読み上げOK!

 

読み上げ可能な奥付設定画面の説明 上記以外の画像を奥付として使用した場合は、[奥付]とだけ読み上げがされます。

 

 

 

代替テキストのもっと具体的な入力例はこちらです、是非ご確認ください。

 

 

 

◆ ◇ ◆

 

ボイジャーの取り組みはこの他に、助成金を活用したアクセシビリティ向上機能の試作開発や、「アクセシブルブック はじめのいっぽ ~見る本、聞く本、触る本~」というタイトルで読書バリアフリー法の解説及び体験レポートをまとめた本の出版も予定しています。(近日刊行!)

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか? Romancerを使ってアクセシブルな本を一緒につくっていきましょう。

自分の経験を デジタル出版の中に生かして

2024年1月26日にダグラス・ラシュコフ初来日での講演記録映像を映像章立て付きで全編1時間30分を公開しました。この制作背景を『デジタル生存競争』の編集を担当した萩野正昭(ボイジャー創業者)が自分自身の経験とあわせてレポートします。ご覧ください。
(Click here for English version)
(點擊此處查看中文版)


 2023年12月6日、米国から来日したダグラス・ラシュコフ。その講演記録映像を公開いたしました。冒頭のボイジャー代表取締役の挨拶からエンディングまで、全編1時間30分あります。映像は章立てして当該内容にリンクします。また、講演映像からテキストを取り〝本〟が出来上がっています。映像と合わせてご利用になってください。映像と本が融合するデジタル出版の世界を体験できると思います。  
 彼の新作『デジタル生存競争』の出版もおこなっていたので、その主張がどんなものかは誰よりも予想できていました。実際は……それ以上でした。

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彼の言葉を 自分に問いかけて

2024年1月16日、『デジタル生存競争』の著者ダグラス・ラシュコフの来日講演全記録が完成いたしました。萩野正昭(ボイジャー創業者)の映像制作後記をご覧ください。


講演の記録映像を本気になって制作してみました。3台+αのビデオカメラで収録し、これを本格映像編集したのです。2023年12月6日、米国から来日したダグラス・ラシュコフの講演をです。相当な辛口のメディア論者だということはわかっていました。彼の新作『デジタル生存競争』の出版も行なっていたので、その辛口がどんなものかは誰よりも予想できていたはずです。実際は……ブッたまげたとはこのことです。予想以上でした。撮っておいてよかったということです。  

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小さなメディアを人が握る時代がやってくる

 みなさん。私たちは常日頃テレビ番組を見たり、実際の講演・レクチャーなどに出席したりして、人の話を見聞きしています。講師が外国人であれば、同時通訳などを介して内容を理解します。しかし時間は、その場において一緒に過ぎ去っていきます。耳に入った今その言葉は、次に話しかけられる言葉によって押し流されていきます。区切った部分をまとめて、重ねて、全体の主旨を時間の中で把握していかねばなりません。この能力には大きな個人差が生じます。  
 大事なことは、流れ去る時間を戻せるかどうか。そこに記録媒体の力があります。講演を収録したビデオは、視聴者であるあなたが時間をコントロールできます。「オッと」「何だ?」となったら巻き戻せるのです。字幕を読みきれないならストップさせればいいわけです。ビデオの映像は時間に従って流れていきますが、その時間に手を出せるか出せないか、ボタンを手にしていることは大きな違いとなります。今では誰もがスマホを所有する時代です。すべてのスマホは記録を可能にしています。

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萩野正昭(ボイジャー創業者)がJEPA電子出版アワード/特別賞受賞

ボイジャー創業者であり、日本のデジタル出版を牽引してきた萩野正昭が、JEPA(日本電子出版協会)が主催する電子出版アワードで選考委員特別賞を受賞いたしました。 萩野からデジタル出版を支持してくださっている皆様へ、メッセージを預かりましたので、どうぞ、ご覧ください。

萩野正昭写真

 

萩野正昭からデジタル出版を支持してくださっている皆様へ

 

1992年にボイジャーを創業し、デジタル出版の仕事をやってきました。今日、選考委員特別賞をいただきましたこと、心から御礼申し上げます。

 

31年間、ボイジャーと共に仕事をし、満77歳となり、名実、前線から身を引くことになりました。この場を借りてみなさまへ長いお付き合いへの感謝の気持ちを伝えさせていただきます。

 

私に与えられているスピーチの時間は限られております。31年間の苦労をお話しするにはとても足りません。そう思って、私がボイジャー創業時に書きました、いわば〝独立宣言〟のようなものを掘り出してきました。

これです——

 

『身捨つる祖国はありやニューメディア』、1993年、MacLife誌に掲載された一文です。

 

身捨つる祖国はありやニューメディア

 

 

ご覧いただければありがたいです。

寺山修司が詠んだ短歌——

 

〝マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや〟……から、

 

ちょっといいとこお借りしちゃいました!

というわけで、私からのみなさまへの感謝とお礼の言葉とさせていただきます。

 

◆JEPA電子出版アワード2023:特設サイト

https://www.jepa.or.jp/pressrelease/20231221/

 

◆萩野正昭(はぎのまさあき)

1992年ボイジャー創業以来、一貫して電子出版に関わり、小さなメディアとしての出版を追求している。1946年東京都生まれ。1970年から東映教育映画部、その後1981年からレーザーディスク制作・企画、1990年パイオニアLDC取締役映画製作部長として映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。2013年ボイジャー代表取締役を退任。取締役ののち、現在、同社顧問を務めている。

講演映像公開!ダグラス・ラシュコフは日本で何を語ったか?

ラシュコフは何を語ったか!?

誰も語らなかった私たちの明日を ネットに巣喰うヤツらの正体を

【ビデオURL】https://tt2.me/L/SURVIVAL/JPSPC

 

12月6日、ダグラス・ラシュコフは東京ウィメンズプラザのステージに立った。150名の聴衆を前に、明瞭・簡潔に語った。ネット社会の問題を、ネットを支配する収奪者を、ネット世界に自分自身を見出すあなたの役割を。日本の私たちへ、彼の呼びかけのすべてがここに収録されました。

 

 ダグラス・ラシュコフの著作とこの収録ビデオを合わせてご覧ください

▶︎デジタル生存競争      https://store.voyager.co.jp/special/survival

▶︎チームヒューマン      https://store.voyager.co.jp/special/teamhuman

▶︎ネット社会を生きる10ヵ条  https://store.voyager.co.jp/special/pobp

 

年末年始の営業日について

いつもRomancerをご利用いただき誠にありがとうございます。
弊社の年末年始の営業日についてお知らせします。

 

【 休業日 】2023年12月29日(金)~ 2024年1月8日(月)
【営業開始日】2024年1月9日(火)~

 

休業中のお問合せは、1月9日(火)より順次対応させていただきます。
Romancerのサービスは休業期間中もご利用になれますので、引き続きご活用ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

 

アメリカで活躍! デジタル時代の作家から2つのプレゼント

 

 2023年9月、ボイジャーのオフィスに米国ニューヨーク市在住の作家アシュトン・アップルホワイトさんをお招きしました。アシュトンさんは作家であり、社会正義のための活動家でもあります。アシュトンさんの活動はNHKニュース番組でも取り上げられました。長いこと米ボイジャーで一緒に働いてきた私たちチームの一人です。

 

 アシュトンさんは『エイジズムを乗り越える 自分と人を年齢で差別しないために』のベースとなったブログ書いている間、こう考えたそうです「私は現代の作家になれる。ツイートして、ブログを書いて、講演をする。別の本を書く必要はない! でも、本は重要だ。文化を変えることができる」。

 

 アシュトンさんの執筆生活はどのようなものか、著者から見たアメリカの出版事情、高齢者の生きがい、など、どうぞご覧ください。

 

インタビュー:デジタル時代の一人の作家——アシュトン・アップルホワイトさんに聞く

 聞き手:鎌田純子(ボイジャー)

 

デジタル時代の一人の作家——アシュトン・アップルホワイトさんに聞く

 

 

 アシュトンさんからボイジャーをサポートしてくださっているみなさんへ、本のプレゼントがあります。締め切りは11月15日(水)です。ご応募お待ちしています。

 

『エイジズムを乗り越える 自分と人を年齢で差別しないために』を
抽選で5名さまにプレゼント

 

※お申し込み締め切り 2023年11月15日

申し込み受付は終了しました。

 

エイジズムを乗り越える 自分と人を年齢で差別しないために

 

 

岩波書店『世界』の音訳を徹底討論 ABSCレポート(第3号)

岩波書店『世界』の音訳を徹底討論

 

アクセシブル・ブックス・サポートセンター(ABSC)が発行する「ABSCレポート(第3号)」の電子配信が始まりました。どなたでも無料でお申し込みできます。本号では、音で読む、すなわち「音訳」のほか、国立民俗学博物館(民博)の展示物を触れる試みも紹介しています。「ABSCレポート」は印刷版、テキストリフロー版のほか、順次、マルチメディアDAISY版、点字データ版が用意されていきます。ぜひご覧ください。

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一滴が岩を貫く

 
たかが20,000か、そう思う人も多いことでしょう。でも、ものを書く20,000人です。ものを言い、それを記し、残していく人たちなのです。私たちボイジャーは1992年に電子出版の会社としてスタートしました。へぇー、コンピュータで本を読む時代なのか! そんな新しモノ好きの人たちがドンとやってきました。いい気になって、こりゃデジタルの出版は先が明るいぞと思ったりしたものです。とんでもありませんでした。新しモノ好きの人たちは「新しモノ」が好きなのであって、そこに書かれる内容は二の次のことでした。そして「新しモノ」はすぐに古びていきました。技術に乗っかって生まれた「モノ」が古くなるということは、動かなくなる、消え去るということでもあります。内容が二の次でよかったですよ。本気だったら、消えてしまってどうするのですか!?
 
苦しい旅路はそこから始まりました。一方では「いいね」のポチッとが20,000人から200,000人、2,000,000人へと膨らんでいく世界が謳歌していったのです。これが私たちの望むデジタルの明日なのか。

書くとは何か。それは「ポチッ」とは違う。人の真面目さに多くを依存するものです。お堅いことを言いたいんじゃない。マジメって平たく言えば文字を使うということかもしれません。文字は今はもうみんなキーボードやスマホで入力しているでしょう。しかし、手で書くこともできる。書かれたものは同じです。これがマジメに通じる何かを持つと感じます。脱技術にも通じている伝統文化だと。長い年月を経たコミュニケーションの手段を使って中味を書いていくのです。ガワにしか興味がなければ中味は重きを失います。変化するガワには、いつも同じものが入っていきます。一方で中味はいろいろです。変化のない不変の入れ物に多種多様な内容が入って今日まで来たのです。
紙の本を見てごらんなさい。入れ物としての本の構造には何の変化もありません。印刷がはじまったあの時代から。本の製造技術は発展進化しましたが、本の構造は変わりません。その変わらない構造が残ることにつながったのです、多種多様な中味を残す私たちのメディアとして。
 
本を土台にビジネスは発展しました。印刷技術の発展、流通システムの発展がこれを支えました。ベストセラーが出版社の経営基盤を固め「売れるものを〝本〟というんだ」なんて言葉も生まれました。売上の分析は1対マスに拍車をかけ、売れそうもない作品は事前に察知され、排除されていきました。出版の原則である多様性は勢いがなくなったのです。
 
変化の激しい中にあって、残すを課題とする、その具体的な実例となったのが出版ではなかったでしょうか。その「残る」が最も不得意だったのがデジタルでした。デジタルで出版するツールを必死に開発しました。
 
書くことから最も遠く離れた市井にひっそり生きるマジメな人たちへ届けと願いました。そのためには、余計なことはしない、複雑なことは避ける、真っ先に逃げたりしない、消え去ってもいけない。一見、面白そうにも見えない文字にこだわる、質素で見栄えのしない、道具に徹する——この呼びかけに、20,000人の作家が集まったのです。
ご自分の想うこと、知ること、見てきたこと……そうした現実・事実の記録は、この時代を生きる誰もが経験として蓄積しているものです。自然に吐露しましょう。ヘソを曲げても、楯突いても、自分の道を行きましょう。まったく売れない、たった一冊の本を堂々と残していきましょう。
 
ありがとう20,000人! あなたへ、心からの拍手と御礼を送ります。
 
ボイジャー取締役 萩野正昭

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詳細はお問い合わせください

ロマンサー作家が20,000人を超えました!

おかげさまで、Romancerの登録者数が2万人を突破、つくられた作品数の合計は、17万作品を超えました。

その17万作品のうち、2021年から導入している『NRエディター』でつくられた作品の数も、7千作品に上ります。

 

ご利用いただいてきた皆様のおかげでRomancerは現在まで前進することが出来ました。10年目を迎えた現在も皆様からいただいたフィードバックをもとに改善を重ねています。

 

安心してご利用いただくため、変換されるEPUBの品質には特に力を入れています。

 

EPUBロゴ

 

ボイジャーはEPUBを策定している団体であるWorld Wide Web Consortium(W3C)にも参加し、常にEPUBの最新動向を注視し、アップデートを継続しています。一貫して続けてきた技術的なバックアップもご利用いただく皆様がいるから実現できていることです。

 

改めましてご利用いただいている皆様へ厚く御礼申し上げます。

皆様と一緒に成長していくRomancerを今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 

旅行エッセイが出版されました! まぁ、読んでください

ボイジャーの萩野正昭です。小学校から中学校、ずっと一緒に共に暮らしたかつての友から、デジタル出版をしてみたい——そんな連絡を受けました。わかった! とは言ったものの、日常の雑務に追いまくられて、遅れに遅れ(例によって)、しかし、とうとう完成できました。まったくの事前知識も経験もなく、メールのやり取り(遠方にて)で完成したものです。
 
著者の田中なつ夫さんは、小学生の時に父親が早生しました。幼い兄弟4人を母親一人が支えて成長を見守る家庭でした。そのすべてを、横から眺めていたのが私です。私たちは友となり、助け合って生きていきました。一緒に全国一斉学力テストに反対してボイコットし、先生から吊し上げを受けた思い出もあります。その彼と、この年齢になり一冊の電子本を一緒に作りました。ありがとう、デジタル!
 
以下は、著者・田中なつ夫が書いた、案内状です。どうかご一読ください。
 

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夏季休業期間についてのお知らせ

いつもRomancerをご利用いただき誠にありがとうございます。
弊社の夏季休業期間の営業日についてお知らせします。

 

【 休業日 】2023年8月11日(金)~ 2023年8月20日(日)
【営業開始日】2023年8月21日(月)

 

休業中のお問合せは、8月21日(月)より順次対応させていただきます。
Romancerのサービスは休業期間中もご利用になれますので、引き続きご活用ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

 

Romancer活用の授業動画がコンクール優秀賞!

電子書籍で本を紹介しよう〜教育DX実践動画

電子出版が、学校の授業でも使われていることをご存知ですか?

川崎市立西生田中学校では、国語の授業で中学生がおすすめ本を紹介する課題に電子書籍が用いられています。

 

その実践内容を動画で解説した『電子書籍で本を紹介しよう』が、この度教育DX実践動画コンクールで優秀賞を受賞されました!

 

 

教育DX実践動画コンクールは、ICTの活用実践を動画で広める活動として今回第三回を迎えています。

公式サイトよりその開催理念を引用します。

 一人一台端末環境 いよいよスタート!

ICTの活用実践を題材とした動画コンクールを開催いたします
2021年4月から全国の小中学校で一人一台端末環境がスタートしています。
しかし「どんな場面でICTを活用していけばよいの?」と悩まれる先生方のお声も耳にします。
本コンクールでは教育現場で役立つICTの活用実践を動画で集め発信することにより、一人でも多くの先生のICT活用に対しての不安やお悩みを解消したいと考えています。
ICT活用をいち早く進められている先生、これから活用していこうと意欲のある先生、ぜひご参加ください!

 

西生田中学校の生徒による電子本は、授業参観で保護者の方にも共有され感想が集まったそうです。動画で紹介されている各クラスの電子書籍は以下の通り、Romancerで読むことができます。

 

本の魅力を伝えよう 〜私たちのおすすめ本〜 川崎市立西生田中学校 2年1組

 

 

本の魅力を伝えよう 〜私たちのおすすめ本〜 川崎市立西生田中学校 2年2組

 

 

本の魅力を伝えよう 〜私たちのおすすめ本〜 川崎市立西生田中学校 2年3組

 

 

本の魅力を伝えよう 〜私たちのおすすめ本〜 川崎市立西生田中学校 2年4組

 

 

本の魅力を伝えよう 〜私たちのおすすめ本〜 川崎市立西生田中学校 2年5組

 

 

 

7月のボイジャー新刊『国語の授業、最前線! 〜デジタル出版ツール活用事例に見るICT』では、この川崎市立西生田中学校での取り組みの他、多くの実践例をご紹介しています。
デジタル技術やICTの活用を検討中の先生にぴったりの一冊です!

 

国語の授業、最前線! 〜デジタル出版ツール活用事例に見るICT

 

デジタル出版セミナーを滋賀県長浜市に出前!

来る8月19日〜20日、滋賀県長浜市「さざなみタウン」にて行われるデジタル出版セミナー(無料)の2日目の講師をボイジャーのロマンサーチームから木村智也と蒲生淳が担当することになりました。数年ぶりのリアルセミナーです。本作りにご興味のある方、長浜市近隣の方、ご参加お待ちしています。
 

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ダグラス・ラシュコフ来日講演申し込み開始!

『デジタル生存競争』の著者、ダグラス・ラシュコフの来日と講演開催が決定しました。著者本人の生の声を、どうかこの機会にご自分の目で、目撃していただきたいと思います。どうぞご参加ください。
詳細・お申し込みは以下からどうぞ。
 

 
作品の詳細は表紙をクリック!

デジタル生存競争

表紙はどうしてできたのか

佐藤秀峰は『デジタル生存競争』の表紙をこう描いた

 

 本を通読してガァーンとなった。こりゃ、いゃー、難しい。読んでくれる人はいるのかナ? 何を言っとるンだオマエさん、キミがくじけてどうするんだ。あゝだこうだ。迷いに迷った。ある覚悟で突入するイメージを〝本〟の表紙にしようじゃないかと心に決めた。〝決死〟か……頭に浮かんだ佐藤秀峰のコミック『特攻の島』。電子本を全部もっていた。ページを振り返り、すぐにいいコマを選び出し、こんな感じだろうと勝手に。どうだ、いいじゃないか!

 

ラフCover案

 

 とはいえ、少し考え直した。ここに描かれているのは、たとえ架空だとはいえ、我々が体験した事実に基づいている。死と向かい合う現実を〝本〟の表紙に利用してインパクトを与えようという魂胆こんたんをどう思うか。そっぽをむくなょ、オマエ。迫力を出せばいいという自己都合で語り終われるコトじゃない。いや、いや、待ってくれ。聞いてくれょ、オレは決死そのものなんだ。

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ロマンサーを国語の授業に活用!

教育現場へのICT(情報通信技術)導入が進んでいます。プロジェクターやデジタル教科書の採用、生徒や学生一人1台の情報端末利用などにより、紙中心だった従来の学校教育が大きく変わろうとしています。

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