再放送となりますが、注目の番組です。
番組名:文字の獲得は光の獲得でした ~作家 柳田邦男が読む いのちの手記~
放送日時:6月19日(土) 14:00-14:49
放送チャンネル:NHK・Eテレ
4月にICE新書で出版された萩野正昭著『電子書籍2020・本の在り方は変化する』の中にも、この番組に登場する藤野高明さんについて触れた部分があります。私たちが出版を考える上で、障害者が発する言葉にはなにか示唆に富むものを感じます。このインタビューをご覧になって番組を見たら、きっと大きな一歩につながると思っています。新しいWeb出版ツールを利用いただければ、こうした新しい出版の動きを実感できるのではないでしょうか。
いろいろ情報
Mr. Adults

—— 1970年代の終わりにデビューした西島三重子の『池上線』という歌は忘れられません。この電車を利用した人も少なくないでしょう。当時塩ビのドーナツ盤、B面にあった『ざわめきの外で』もなかなかですが、もう忘れ去られた曲です。今日、ネットでこれを捜し出しました。YouTubeです。多分違法コピーでしょうネ。でも素晴らしかった、ありがたかった。そしたら傍にMr.Childrenの『くるみ』という歌が表示されていました。何だろう、と頸を傾げながらクリックした次第です。『くるみ』って、どこかの家に一緒に住んでいた猫と同じ名前みたいで、可愛い思い出に浸ったりしちゃいます。
みなさんの中でMr.Childrenの『くるみ』のプロモーション・ビデオを見たことがある人はいますか? 何の情報も持つことなく見て驚きました。そこに描かれていたのは、必死に曲を作るいい年齢の男の情けないほどの孤独と、見向きもされない世界に生きる歌声の儚さです。けれど、やはり同じ境遇の一人、そして二人と、わずかな人々が、その男の支えであることがわかってきます。最後に、このビデオが1989年Mr.Children結成前日の光景であったことが知らされます。『Mr. Adults』という名前も考えていたのです、『Mr.Children』は。
力強さと激しさ、なんの支えもない悔しさと悲しさ、モノをつくる者が向かい合わねばならない姿がこのプロモーション・ビデオには表現されています。ボイジャーの29年の歴史もそうでした。今日、みなさんへボイジャーの年表が送られています。あの年表は『くるみ』の楽譜のようなものです。どうかお聴きになった後に、年表も忘れずに見てください。
思うがまま 囁くように
このエディターを
柔しく叩いてみてください
NRエディターの感想をお聞かせください!

6月1日の公開直後から、多くの方にNRエディターを利用していただいています! 早速興味を持っていただけたこと大変嬉しく思っています。 NRエディターは開発中であり、みなさまからのご意見とご感想を募集中です。 実際に触って感じたこと、気づいたことをぜひ聞かせていただけませんか? 感想を送るためのフォームを用意しました。 いくつかの質問にお答えいただくか、コメントだけ送ることも可能です。 ぜひお気軽に、何度でもご感想をお寄せください! NRエディターは日々改善に取り組み、継続的にアップデートをしてまいります。 今後ともよろしくお願いいたします。
新しいWeb出版ツールを公開しました!

みんなが〝作家〟の世界です新しい時代のWeb出版ツール 公開しました!
新たに開発したWeb出版ツール「NRエディター(New Romancer Editor)」を6月1日に公開しました。誰でも自由にお使いいただけます。みなさま方からのご意見をいただき、これを反映する形で本格導入(有料化)を図ってまいります。新しいWeb出版ツールは、すべてがWeb上で対応できる仕組みです。
アプリケーションを入れる必要はありません。ただアクセスすればOKです。作ること、そして出版データとしてEPUBを書き出すことができ、このデータをもって日本の代表的な電子書店での販売が可能となります。
NRエディターの特徴はこちら →https://romancer.voyager.co.jp/#AboutNREditor
NRエディター制作マニュアルはこちら →https://romancer.voyager.co.jp/how2makebynreditor
ボイジャー新刊情報:『チームヒューマン』いよいよ発売!
Romancerをご利用の皆様へ ボイジャーから新刊のご案内です。メールでご連絡しております『チームヒューマン』が発売となります! 詳細は以下よりご覧くださいませ。 https://store.voyager.co.jp/special/teamhuman
コロナで教育現場はどう変わった? 先生による電子本が公開!

GIGAスクール、1人1台の端末、Zoom HR……
教育現場は急速にデジタル化が進んでいる!
コロナに揺れた2020年。教育現場ではどのような変化・変革が起こったのか? 最前線でもがき、チャレンジをしている先生方のレポートがロマンサーで公開されました。表紙をクリックすると本が開きます。第一弾はこちら『GIGAとコロナの 2020レポート』
都留文科大学 野中潤 教授 編著
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「ICTで国語授業を変える教育者グループ」
7月1日 Romancerは満6年を経て、新しい段階へ

思い切って荒海に船を出す
Romancerを初めて公開したのは2014年7月1日でした。
その翌年に行われた「第19回国際電子出版EXPO(東京国際ブックフェア)」で、Romancerを改めて世に送り出しました。今からちょうど5年前のこの日を「正式なサービス開始日」としています。
この発表の場に向けて、『私自身のための出版』という小冊子を作りました。作り方の説明、そして電子出版の心得を必死で伝えようとしました。
その中でサンプルとして作られた作品、『トタン屋根の風景(リフロー版)』(著・加藤忠一)にもその思いが反映されています。
おうち時間のお供に 青空文庫 人気作品ランキング

株式会社ボイジャーが運営する電子図書館『青空 in Browsers』(https://aozora.binb.jp/)では、4月7日の緊急事態宣言以降、サイトの訪問数が増加。2019年3月〜5月(3ヶ月間)の76,048から、今年は171,518と約2.25倍となりました。
『青空 in Browsers』はインターネットの電子図書館『青空文庫』(https://www.aozora.gr.jp/)の作品を活用しており、アプリ不要/縦書きで本を自由に楽しめるのが特徴です。
今回は、特に読まれた人気作品と『青空 in Browsers』のアクセス傾向をレポートします。
ぜひ、おうち時間のお供にご活用ください!
Romancer 10,000人のみなさまへ

5月20日、ボイジャー・デジタル出版サービスRomancerの登録ご利用者数が10,000人を越えました。29日現在、10,103人です。ご利用いただいている皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
2014年のスタートから6年かけて10,000という数字にたどり着きました。我々にとって非常に大きなものです。周りを見ればもっと大きな数字が仰々しく喧伝されています。「参加者10万人」「100万ダウンロード達成」「1000万回再生突破」…挙げたらキリがありません。数字は大きければ大きいほど目立ちます。でも、これらの数字は何を表しているのでしょうか。
制作・販売委託サイトをリニューアル

いつもRomancerをご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、ボイジャーの制作・販売委託サイトをよりわかりやすく、より利用しやすいサイトへとリニューアルいたしました。
出版社様から個人出版販売をお考えの作家様まで、ご利用頂ければと思います。
Romancerの制作・販売委託と併せて、どちらからも問い合わせは可能です。
お気軽にお問い合わせください。
片岡義男トークイベント映像全公開!
片岡義男『窓の外を見てください』(講談社)刊行記念として開催されたトークイベントの全貌を収めた映像を公開いたしました。
以下リンクから、書き起こし記事と共にご覧ください。
名手が明かす“最高の小説のつくりかた” 第2弾(片岡義男.com)
自身も片岡ファンであるという作家・江國香織さんと、片岡さんと数々の対談をされてきた批評家・佐々木敦さんを交え、当日集まったお客様は100名以上。片岡さん自ら語る小説の書き上げ方、江國さんが分析する作家としての言葉のあやつり方など、小説が生まれる現場の話が満載です。
ボイジャーの推進する「作家・片岡義男 全著作電子化計画」で公開される本はすべてRomancerでつくられて届けられています。
Romancer5周年

2014年7月1日にRomancerがスタートして、5年が経ちました。この間のみなさまのご支援に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
ご利用の現状をお知らせいたします。
- 登録ご利用者数 7,700人
- 公開作品数(無料での一般公開)1,900作品
- 制作された作品数 57,000作品
実際にRomancerを利用してAmazon Kindle、楽天KOBO、BookLive!、紀伊国屋書店という代表的な書店での販売をされている事例は多数あります。『栗本薫・電子本シリーズ』も「片岡義男.com」の『短篇小説の航路シリーズ』も、すべてRomancerでつくられて届けられているものです。そして、一番みなさまに読んでいただいた本は『荒れ野の40年 ワイツゼッカー連邦大統領演説全文』で、7月1日0時時点での閲覧実績は7,791回となっております。デジタル出版で7,000、8,000、更には10,000を越える読者を獲得することが夢ではないことがお分かりいただけることでしょう。
デジタルに覆われた世界の中で…

デジタル……そこにあるのが当たり前で、何の疑問もなく毎日使っています。いつどこで生まれたのか、誰がどうやって作ったのかさえよく知らないままに、インターネットの恩恵を受けている。しかしワンクリックで何でも届けてくれる便利な仕組みの起源には、暗い側面もあります。たとえば、現在のコンピュータの基礎を築いた功労者とされる数学者ノイマンは、原子爆弾開発のためのマンハッタン計画に参加し、京都と広島への原爆投下を軍に進言しています。
ポツリ一言 これは地獄だ

作家・片岡義男が写真と一文で綴るシリーズ「東京を撮る」は、すでに一部で公開が始まっています。 下高井戸、経堂、下北沢、谷中、町田と、東京の街中を歩き自らシャッターを切ってお届けしようというものです。でもしかし、送り手である片岡チームの私たちでさえ、一体何がしたいのかよく分かっていませんでした。ですからいわば「そのまんま」だすしかなかったのです。
*ここまで聞いてご興味あれば今すぐにでもご覧になれます
→片岡義男・書き下ろし作品
https://kataokayoshio.com/original#tokyo
アメリカを知っているのか?

広島を訪問したこともあるオバマ大統領は、2009年にプラハで核兵器のない世界の実現を目指すと発言しました。しかし、その後のアメリカはどうなったでしょう。
日本では8月15日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と定められています。アメリカにも戦没者を追悼する日があります。戦没将兵追悼記念日、英語でMemorial Dayと呼ばれる日です。戦争でアメリカ人も大勢死んでいます。敵も味方も多くの血を流し、家族を失うのが戦争です。けれどなお、戦争は繰り返されています。
青い海の写真で避暑を…

写真家・佐藤秀明と作家・片岡義男による、写真と対話の本『海まで100マイル』。紙の本は絶版となって久しい。37年の時を経て、この本がデジタルで甦ります。ただの復刻ではありません。佐藤秀明の手によって写真が大幅に入れ替えられたのです。コメントも新たに挿入されて生まれ変わりました。
猛暑の日にジープが来た

連日の猛暑。このような暑さのなか太平洋戦争のサイパンや沖縄で、米軍のジープは、土埃にまみれて走っていたのです。そしてその後、朝鮮半島へ送られたのもこのジープでした。
インターネットでジープを検索すれば、ファミリー、レジャーといった言葉が目に入ります。平成生まれの若者たちにとってのジープは、山登りでしょうか。軍事マニアなら、米軍を連想する人もいるかも知れません。けれど、実際に終戦直後の焼け野原の東京で迫ってくるジープがどんなイメージなのかを知っている人は少ないです。