株式会社ボイジャー（東京都渋谷区、代表取締役社長：鎌田純子、以下ボイジャー）が運営するデジタル出版ツール「Romancer（ロマンサー）」は、7月1日でサービス開始から10年目を迎えます。Romancerは個人のデジタル出版を支援するツールとして2014年7月1日に公開されました。Web上で電子書籍を誰でも簡単に作成、公開することができます。
デジタル出版はみんなのもの。この思いを胸に、Romancerは個人出版の敷居の高さを解消すべく試行錯誤してきました。2021年にはデジタル出版のために設計されたエディター「NRエディター」を公開しました。多くの反響をいただき、日本電子出版協会（JEPA）主催の2021年度「電子出版アワード」にて、エキサイティング・ツール賞を受賞いたしました。
大変ありがたいことに現在では個人だけでなく企業、そして学校でもRomancerを活用していただけるようになりました。制作された数は160,000作品を超え、活用の仕方もどんどん幅広くなっています。その事例をいくつかご紹介します。
作家の石月正広さんは紙で出版したご自身の作品をRomancerで電子書籍化しています。NRエディターを使って制作しており、公開した作品は現在11作品に上ります。
七三一部隊を逃すな！『月光仮面は誰でしょう』
著者：石月正広
都留文科大学の野中潤教授もRomancerのユーザーです。大学院で野中教授が担当する授業では学生自身の手で電子書籍を制作しています。「ChatGPT」を駆使して本文を書き上げる挑戦的な取り組みを公開中。NRエディター横書き版も早速利用しています。
「文学教育のリストラ」
―文学教育の新たなアプローチとリストラクチャーの可能性―
著者：生成系AIと大学院生
もちろん我々ボイジャーの制作現場でもRomancerを使っています。最新作『デジタル生存競争』はNRエディターの機能を隅々まで活用して制作しました。
デジタル生存競争
著者：ダグラス・ラシュコフ
翻訳：堺屋七左衛門
◆試読版 ◆特集ページ
デジタル出版は単なるメディアとしてだけではなく、自由な発想で活用できる時代になりました。作家でなくてもいいのです。電子書籍を、EPUBを、もっと身近に面白がって触ってほしいと願っています。そんな未来を実現するためにRomancerを進化させていきます。
Romancerがデジタル出版をみんなのものにします。そのための試行錯誤は今後も続きます。ボイジャーが描く未来にどうぞご期待ください。
デジタル出版ツール Romancer
https://romancer.voyager.co.jp/
株式会社ボイジャー 木村智也／小池利明／萩野正昭
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-41-14
電話: 03-5467-7070 / FAX: 03-5467-7080
Email：infomgr@voyager.co.jp
代表取締役：鎌田純子
ホームページ：https://www.voyager.co.jp
1992年創業。米国ボイジャーとの合弁。現在は独立企業。日本で真っ先にデジタル出版に取り組み、今日まで市場開発を続けてきた。エキスパンドブック、T-Time（ティータイム）、dotBook（ドットブック）の開発元。デジタル出版のWeb（ウェブ）への移行の状況を受け止め、2010年からインターネットブラウザをリーダーとしたデジタル出版の活動を強化し、“Books in Browsers（ウェブブラウザの中の本）”を基準としたRomancer（ロマンサー）、BinB（ビーインビー）の市場導入を行った。同時にWebでの出版に際して、フォーマットの世界標準を重視し、IDPF（International Digital Publishing Forum）やW３C（the World Wide Web Consortium）に参加している。また、EPUB日本語基準研究グループ（EPUBJP）を推進する。出版は「すべての人のメディアである」という考えを堅持し、新時代の技術や方法を多くの人々に寄与する活動を続けている。
※商標について
T-Time、.BOOK／ドットブック、BinB、Romancer、Power Thumbは、株式会社ボイジャーの登録商標です。会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。