デジタル出版に気づいた人へ
デジタル出版に気づいた人へ
はじめに
あなたはなぜこれを読んでいるのか
「自分の思いを『形』にしたい」
そう考えて、ここにいるのではないでしょうか。
文章ならSNSでもサイトでもすぐ投稿できます。
一瞬で、簡単。誰もが発信手段を持つ時代です。
それにもかかわらず、あなたは今ここにいます。
他とは違う選択をするために来たと思いますが、
デジタル出版はあくまでもひとつの『形』です。
その『形』が自分にあうか知る必要があります。
デジタル出版という選択肢
ウェブで発信した文章はすぐ広がり、流れます。
個々の投稿や記事をどう読むのかは読者の自由。
これがウェブの強みであり、難点でもあります。
決まった順番で、意図通りの形で届いてほしい。
そう思う時、文章を本にする意味が生まれます。
「本にする」とは、順番を与え、終わりを決め、
一冊にまとめることだとイメージしてください。
本という形なら、読者は慣れた方法で読めます。
本という形なら、書店はそのまま販売できます。
本という形なら、図書館は管理・保管できます。
本の形に整えるのがデジタル出版の第一歩です。
Romancerはデジタル出版ツール
机の奥に眠る原稿でも。これから書く言葉でも。
Romancerは、あなたの文章を、あなたの手で、
本として整えるためのデジタル出版ツールです。
EPUBというファイル形式にするだけではなく、
読者を想い、本らしく仕上げる工程があります。
これからはじめてデジタル出版する人に向けて、
事前に知ってほしい考え方や情報を整理します。
まずは「EPUB」についての話からはじめます。
1. EPUBとはなにか
電子書籍の標準的なファイル形式
デジタル出版で扱う本のことを電子書籍と呼びます。
EPUB(イーパブ)は、電子書籍のための国際標準のファイル形式です。
EPUB(イーパブ)は、電子書籍のための国際標準のファイル形式です。
テキストや画像などをひとつにまとめ、読書アプリや電子書籍ストアで扱えるようにしたものです。
ファイルの拡張子には「.epub」が使われます。
ファイルの拡張子には「.epub」が使われます。
EPUBの中身はWebの標準技術をもとに作られています。
EPUBの構造や表示に関する基本ルールは、共通の仕様として公開されています(EPUB3 概要 日本語訳:公開日2021年4月9日)。
そのため、さまざまな企業や開発者が、EPUBに対応した制作ツールや読書リーダーを開発できます。
EPUBの構造や表示に関する基本ルールは、共通の仕様として公開されています(EPUB3 概要 日本語訳:公開日2021年4月9日)。
そのため、さまざまな企業や開発者が、EPUBに対応した制作ツールや読書リーダーを開発できます。
特定の企業やサービスに依存しないため、時代や環境が変わっても、本は読める形で残り続けます。
Romancerでつくる電子書籍も、このEPUBを基本としています。
EPUBには2つの種類がある
EPUBには、「リフロー型」と「固定レイアウト型」という2つの種類があります。
同じEPUBでも、端末での見え方や向いている本が異なります。
同じEPUBでも、端末での見え方や向いている本が異なります。
| リフロー型 | 固定レイアウト型 | |
|---|---|---|
| 向いている本 | 文章を中心に読む本 小説、エッセイ、実用書 |
画像やレイアウトを中心に見る本 マンガ、写真集、絵本、雑誌 |
| 表示の特徴 | 画面の大きさに合わせて文章や画像の配置が変わる | 紙の本のように、1ページの見た目を保って表示する |
| 読み方 | 文字サイズや背景色などを変更でき、音声読み上げで聞くこともできる | ページ全体を拡大・縮小しながら読める |
どちらか一方が優れているわけではありません。
文章の読みやすさを重視するならリフロー型。
ページの見た目を保つなら固定レイアウト型。
ページの見た目を保つなら固定レイアウト型。
読者にどのように読んでほしいのかによって、選ぶ種類が決まります。
一度選ぶと、あとから変えるのは簡単ではありません。
だからこそ、じっくり考えて選びましょう。
一度選ぶと、あとから変えるのは簡単ではありません。
だからこそ、じっくり考えて選びましょう。
アクセシビリティはすべての読者のために
アクセシビリティとは、誰もが情報やサービスを利用できる状態を目指す考え方です。
読書においては、読者がそれぞれ自分にあった形で本が読めることを意味します。
リフロー型EPUBは、本の中の文字をテキストデータとして扱います。
そのため、アクセシビリティと相性が良いです。
対応する読書リーダーでは、次の機能を利用できます。
そのため、アクセシビリティと相性が良いです。
対応する読書リーダーでは、次の機能を利用できます。
- 見やすくする
文字サイズ、フォント、行間、背景色などを変更できる - 耳で聞く
音声読み上げを使って、内容を聞くことができる - 必要な箇所を探す
キーワードで検索し、知りたい情報や以前に読んだ箇所をすぐに探すことができる
アクセシビリティを考えるということは、すべての読者の読書体験を高めることにつながります。
文章を中心にした電子書籍には、リフロー型EPUBをおすすめします。
2. 本らしく整える
読者を想像して整える
原稿をEPUBに変換しただけでは、読みやすい本にはなりません。
読者に伝わる形に整える必要があります。
読者に伝わる形に整える必要があります。
あなたは、自分の文章を読者にどのように読んでもらいたいですか。
小説のように順番に読んでもらう。
実用書のように必要なところから読めるようにする。
小説のように順番に読んでもらう。
実用書のように必要なところから読めるようにする。
ジャンルによってもいろいろな読み方があります。
決まった正解がないからこそ、あなたなりに工夫する余地があります。
決まった正解がないからこそ、あなたなりに工夫する余地があります。
紙の本の構成も参考になります。
表紙、目次、はじめに、章扉、本文、奥付。
これらは、読者を案内するための要素です。
自分の原稿に上手に取り入れることで、読み進めやすい本に近づきます。
表紙、目次、はじめに、章扉、本文、奥付。
これらは、読者を案内するための要素です。
自分の原稿に上手に取り入れることで、読み進めやすい本に近づきます。
文章の順番や区切り、テンポを整えることは、読者への思いやりです。
見出しをつける――電子書籍のマナー
本文を読みやすく整えるうえで、見出しは重要な役割を担います。
見出しは、章・節・項といった文章のまとまりをつくるためのものです。
どこから新しい話題が始まるのか、どこまでが一つの内容なのかを、読者に示します。
見出しは、章・節・項といった文章のまとまりをつくるためのものです。
どこから新しい話題が始まるのか、どこまでが一つの内容なのかを、読者に示します。
また、設定した見出しを目次として利用することもできます。
原稿の構造が整理されていれば、読者は目次から読みたい場所へ移動しやすくなります。
原稿の構造が整理されていれば、読者は目次から読みたい場所へ移動しやすくなります。
見出しは、文字を大きく見せるための飾りではありません。
作品の構造を示し、読者が内容をたどるための道しるべです。
作品の構造を示し、読者が内容をたどるための道しるべです。
大きなまとまりから順に「見出し1」「見出し2」「見出し3」と使いましょう。
画像とリンクを使う――伝えるための工夫
見出しで文章のまとまりを示す以外にも、画像やリンクで内容の理解を助けることができます。
こうした工夫も、読者に伝わる本づくりにつながります。
こうした工夫も、読者に伝わる本づくりにつながります。
写真や図表などを適切に挟むと、作品にメリハリが生まれ、読み進めやすくなります。
文章だけでは伝わりにくい内容も、視覚的に示せます。
文章だけでは伝わりにくい内容も、視覚的に示せます。
また、電子書籍ではリンクを設定できます。
参考になるWebページや動画、補足資料へ読者を案内できます。
すべての情報を本文に詰め込む必要はありません。
外部にある情報へ読者を導けることも、電子書籍ならではの強みです。
参考になるWebページや動画、補足資料へ読者を案内できます。
すべての情報を本文に詰め込む必要はありません。
外部にある情報へ読者を導けることも、電子書籍ならではの強みです。
3. 自分らしいデジタル出版
どこまで自分の手でつくるか
ここまでは、本を整えるために必要な工程を見てきました。
ここからは、その工程にどこまで自分で関わるかを考えます。
ここからは、その工程にどこまで自分で関わるかを考えます。
電子書籍をつくる方法は増え、以前よりも身近になりました。
その中からどれを選ぶかは目的によって変わります。
その中からどれを選ぶかは目的によって変わります。
早く読者に届けたい場合は、自動変換ツールを活用する方法があります。
品質や複雑なレイアウトを重視する場合は、専門家や制作会社に依頼する方法もあります。
一方、自分で内容を確かめながら仕上げたい場合は、自ら制作工程に関わる方法があります。
品質や複雑なレイアウトを重視する場合は、専門家や制作会社に依頼する方法もあります。
一方、自分で内容を確かめながら仕上げたい場合は、自ら制作工程に関わる方法があります。
あなたがつくるから、あなたの本になる
Romancerでの電子書籍づくりには、自分で考え、選ぶという工程があります。
原稿を読み返し、順番を考える。
見出しを設定し、画像を選ぶ。
表紙や目次を用意し、電子書籍としての表示を確かめる。
見出しを設定し、画像を選ぶ。
表紙や目次を用意し、電子書籍としての表示を確かめる。
すべてが自動で完成する方法と比べれば、少し手間がかかります。
しかし、その一つひとつが、本をつくるための大切な判断だと私たちは考えます。
「より早く、簡単に」が当たり前になる時代。
だからこそ、自分で試し、つくり、届ける満足感を大切にしたい。
だからこそ、自分で試し、つくり、届ける満足感を大切にしたい。
あなたが自分の手で本をつくり、届ける。
その挑戦を、Romancerは支援します。
その挑戦を、Romancerは支援します。
おわりに
あらゆる情報は時とともに忘れられていきます。
だから人々は大切な情報を本に残してきました。
あなたにとっての「大切な情報」はなんですか。
今日の会話も感情も、百年後には誰も知らない。
その知らない誰かに、そっと教えてみませんか。
あなたが見た景色も思考も、感じたそのままに。
デジタル出版という選択肢をあなたは選べます。
そして選んだ「あなた」に我々はこう言います。
Romancerへようこそ