2022年10月25日よりRomancerではご希望のみなさまに作品を国立国会図書館やインターネット・アーカイブ(Internet Archive・サンフランシスコに本拠)へ登録するサポートを始めています。
インターネット・アーカイブ(Internet Archive・サンフランシスコに本拠)は、1996年以来、一貫してデジタルの情報収集を行なってきた非営利団体です。新しい出版の世界を予見し、独自の活動を訴えてきました。
アーカイブサービスの一つにwayback machine(ウエイバックマシーン)があります。世界中のホームページを集めたサービスです。インターネット専用の便利なツールがなかった時代から、今現在の最新式のものまで保存され、自由に取り出すことができます。あの日、あの時のインターネットを見る方法といえます。
インターネット・アーカイブは、3月25日(土)午前10時から、日本のみなさんへ向けてオンライン・イベントを計画しています。いわゆるウェビナー(WebとSeminarを合わせた造語)です。これからのデジタル出版の世界はどうなっていくのか?
デジタル出版に何らかの形で関わられるみなさんが、どんな感想か答えはあらかたわかっています——やはり紙がいい……でしょう、か? デジタル出版は、決して何ものとも対抗しているわけではありません。世の中はいまやデジタルで成り立ち、ただ最終のプロダクトが異なった形態をとって現れているだけです。そのことはどうかわかっていただきたいです。
『出版月報』2023年1月号(出版科学研究所発行)によると、デジタル出版は5000億円を突破し、日本の出版総売上に占める割合は30%を超えました。国立国会図書館は、電子納本制度を積極的に推進しています。また、世界的にもデジタルに対応するアーカイブ化、またその活用は大きな動きとなっています。
参加申し込みおよび内容は、近々、主催者側からお知らせが公開されます。