ABSC準備会が発行する「ABSC準備会レポート(第2号)」の電子配信が始まりました。以下から、どなたでも無料でお申し込みできます。
※電子配信はテキストリフロー版です。文字の拡大縮小や音声読み上げによる読書に対応しています。
「ABSC準備会レポート(第2号 2023 February)」主な内容:
・バリアフリー本の種類と所蔵数
・インタビュー
・沢辺均(株式会社スタジオ・ポット代表)
・河村宏(国際DAISYコンソーシアム理事)
・竹下亘(全国視覚障害者情報提供施設協会理事長)
・成松一郎(読書工房)
「バリアフリー本」にはどのような種類があるか、ご存知でしょうか。点字や大活字本くらいはご存じですよね? ほかにも、さわる絵本や録音図書、DAISYなど、さまざまなバリアフリー本があります。オーディオブックや電子書籍も使い方次第でバリアフリー本になるのです。
中でも今後の普及拡大が期待されているのが、リフロー版の電子書籍です。すでに多くの電子書籍ビューワーで実装されている文字を拡大する機能を活用すれば、大活字本の代わりになります。さらに、ビューワーが自動音声読み上げに対応すれば、音訳図書やDAISYの代わりになります。
電子書籍市場が一定規模を超えた現在、新刊の発売と同時に電子書籍も配信される事例も増えてきました。点訳や音訳には時間がかかりますが、リフロー電子書籍が音声読み上げに対応するようになれば、誰もがほぼ同時に同じ作品を楽しめる環境が整うことになります。
今後、著者や出版社、そして電子書店が、音声読み上げ機能に対応していくでしょう。機械音声ですから、読み間違いもあります。ちょっとがっかりするかもしれません。みなさまの応援があれば、改善されていくと思います。応援、よろしくお願いします。