読書バリアフリー法を知ってますか?出版業界で対応がはじまります

ABSC準備会レポート 2022 July 創刊号

ABSC準備会が発行する「ABSC準備会レポート(創刊号)」の電子配信が始まりました。以下から、どなたでも無料でお申し込みできます。

 

ABSC準備会レポート 2022 July 創刊号

 

 

※電子配信はテキストリフロー版です。
文字の拡大縮小や音声読み上げによる読書に対応しています。

 

主な内容:

・「テキストデータ請求券」を書籍奥付で提供する現代書館/菊地泰博社長

・「audiobook.jp」運営会社オトバンク/上田渉会長

・専修大学文学部/野口武悟教授

・社会福祉法人桜雲会による点字図書製作の現場レポート

 

 

ABSC準備会は2021年9月にできた新しい組織です。ABSCはアクセシブル・ブックス・サポートセンターの頭文字です。

 

誕生の背景には読書バリアフリー法があります。読書バリアフリー法、ご存知でしょうか?

 

読書バリアフリー法とは、2019年6月に制定、施行された「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」の略称です。この法律が成立し、当事者団体、ボランティア団体、図書館関係者、行政関係者、それに出版関係者が相互に連携し、読書バリアフリーの実現が推進されています。中でも注目されているのが、アクセシブルな電子書籍です。

 

電子書籍市場は年々拡大していますが、具体的に「読書困難者」へ配慮した電子書籍をどのように制作したらよいのでしょう。当事者団体、ボランティア団体との相互理解やコミュニケーションも欠かせません。

 

こうした背景から設立されたのがABSC準備会です。出版業界で取り組むべき課題を整理し、解決のための提案をしていきます。みなさまの応援、よろしくお願いします。