コロナ禍で注目を集めている「電子図書館」
突然ですが、みなさんは公共の電子図書館サービスが全国に何館あるかご存知でしょうか? 電子出版制作・流通協議会の調査によれば、2021年7月1日時点でなんと222館! 1年前の97館からプラス125館となりました。
取り扱っている電子書籍は出版社の本に限らず、地域独自のオリジナル作品がいくつもあります。今回のコラムでは、地域の独自資料を「誰でも読める」電子図書館を5館紹介します。
1.札幌市電子図書館【北海道】
さっぽろ愛がたくさん詰まった絵本
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令和元年度に札幌市絵本図書館が開催した創作絵本コンクール「第4回さっぽろ絵本グランプリ」の受賞作品集です。子供たちに向けた優しい絵とストーリーに作者さんの札幌愛がブレンドされた作品がたくさん掲載されています。
2.八千代市立図書館【千葉県】
大人も見習いたい 探究心と行動力
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八千代市教育委員会主催の「八千代市図書館を使った調べる学習コンクール」で受賞した作品が掲載されています。知的好奇心が刺激されるような、面白い研究がたくさん閲覧できます。図書館資料を使ってこんなに深くまで研究したのかと感心させられるものばかりです。
3.おおぶ文化交流の杜図書館【愛知県】
一枚の写真は記憶のタイムマシーン
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おおぶ文化交流の杜図書館で行われた文章講座『一枚の自分史を作ろう!』受講生の作品集です。『一枚の自分史』では、人生の中の一枚の写真や絵だけにスポットを当ててそれにまつわるエピソードが語られます。宝物の写真とそこから広がる思い出…ノスタルジーに浸れます。
4.有田川町立図書館【和歌山県】
書いて 読んで 伝える新しい文集
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有田地方の小中学生の作文集である『有田の子』を作者本人の朗読と合わせて読めるオーディオブックです。朗読からは、作文に込めた思いがひしひしと伝わってきます。ラジオ感覚で楽しめる気軽さもオーディオブックならではです。
5.徳島市立図書館【徳島県】
「ぞめきのある夏」みんな待ってる
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この本には、昭和9年(1934)から平成28年(2016)の間に作られた『徳島の阿波おどり』のポスターが収められています。その数なんと70枚! 時代は移り変わっていくもの…ですが、ポスターから伝わる阿波おどりの熱気は変わりません。
いかがでしたか? どの館も、地域愛にあふれた個性的な活動でしたね! 今回は、館独自のコンテンツを立ち上げ、その活動を電子書籍として「見える化」した図書館を紹介しました。
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参考:電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)電流協
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html