コロナで教育現場はどう変わった? 先生による電子本が公開!

GIGAスクール、1人1台の端末、Zoom HR……

教育現場は急速にデジタル化が進んでいる!

 

コロナに揺れた2020年。教育現場ではどのような変化・変革が起こったのか? 最前線でもがき、チャレンジをしている先生方のレポートがロマンサーで公開されました。表紙をクリックすると本が開きます。第一弾はこちら『GIGAとコロナの 2020レポート

 

都留文科大学 野中潤 教授 編著

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「ICTで国語授業を変える教育者グループ」

 

決して万全の状態ではない、でもやるしかない

コロナと教育。大きな変化のキッカケは、2020年3月から始まった全国一斉臨時休校でした。対面による授業が制限される中、いったいどのように授業を進めればよいのでしょう? 出欠はどう取る? 生徒のWi-Fi環境は? 課題の提出は?? 次から次へと課題が見えてきます。

 

先生方が試行錯誤している姿はまさにドキュメンタリー番組を見ているようです。そして先生方に共通するのは、「不安と戸惑いはあるけれど、この状況を前向きに捉えて、生徒にできる最大限の学びを提供しようとしている」ということ。そして、単に授業がオンラインに置き換わるだけではありません。私たちはテクノロジーとどう付き合いばよいのかを、真剣に考える必要があると気付かせてくれます。

 

まさに今、教育現場で戦っている先生方。教育とデジタルに関心をもつ保護者のみなさん。そして、新しいことに対して戸惑いを持っている全ての社会人のみなさんに読んで欲しい一冊です。

 

執筆・編集はすべてオンラインで

今回のレポートは全てオンライン上で執筆・編集がなされました。メインで利用したのはGoogleドキュメント。リアルタイムに複数人の著者が、1つのドキュメントで執筆できるWebツールです。

 

コメント機能を活用することで、内容に関する感想を話したり、誤字脱字の指摘をしたりといったオンラインならではの編集ができました。

 

Googleドキュメントを活用したコメント機能
文章にハイライトが付き、右側のスペースでコメントをやり取りする

 

 

新たな電子出版ツール

オンラインで編集した原稿から、電子出版用のデータをどうやって作っていくのか。ボイジャーが開発中のWebエディター“NR Editor”が今回活用されました。

 

Romancer(ロマンサー)の新しいWebエディター

 

Web上で文章を書き、Web上で本が読める。

ブログやSNSと何が違うんだ? そう思われるかもしれません。SNSならいいねの反応だってすぐ来る、みんなと繋がっていると感じられる……けれど、それは「今」の世界です。瞬時に現れては消えてしまう世界です。私たちが作りたいのは「残る」世界の本なのです。

 

“NR Editor”で書かれた原稿は、EPUB 3という電子書籍の世界標準フォーマットに書き出すことができます。EPUB 3があれば、主な電子書籍ストアへの販売や国立国会図書館へ納本なども可能になります。

 

人々の書きたい、残したい気持ちに寄り添った出版活動。

この世界を実現すべく、ボイジャースタッフ一同開発を鋭意進めております。ぜひ、楽しみにお待ち下さい。