ファンへの贈り物

最先端なのに人間くさい? これが新時代の電子化ツール」という記事を覚えていますか? この記事は大変反響があり、ぜひ実演してほしいという要望が多く、ボイジャーにて、電子書籍化支援システム・ブックターナーの説明会を開催しました。すでに片岡義男作品の電子化などに力を発揮したこの機械の魅力をお伝えできたと思います。

 

このとき、お集まりいただいた方の中から、この新しい電子化ツールの力を使えないかとの声がさっそく上がりました。それが、シンガーソングライター・種ともこさんのエッセイの電子化プロジェクトの始まりでした。

 

種ともこ Official website

種ともこ30周年アニバーサリー企画

 

 

種ともこさんは、今年、デビュー30周年。それを記念したアルバム「DAILY BREAD」もリリースされました。そして種さんは1985年から90年にかけて、何冊かの写真入りエッセイを出版しています。これを今回ブックターナーで電子化することになりました。
12月21日に発売開始となったのが、この2冊です。

『ちょっと異邦人になりにいく』は、種さんがブルガリアで開催された音楽祭ゴールデン・オルフェスに出場した時の旅行記。数々の美しい写真に飾られた、素敵な本です。『おおきなもの―Tomokoからの風景』は、それから4年後のペルー旅行の記録です。読み進めていくうちにタイトルの意味がわかり、心温まるような思いがすることでしょう。

 

 

これらのエッセイはブックターナー、そしてRomancerで電子化され、電子書籍として再誕しました。デジタルは失われたものをサルベージし、人と人とを繋ぐよすがである。写真とともに再構築されたエッセイは、そのことを確信させてくれます。

 

もしも、みなさまの中で「過去に紙で出版した本を電子出版したいけれど1冊しかないのでOCRに出せない」とお悩みの方、こちらからお問合せください。きっとお役に立てると思います。