8月11日(木)〜8月16日(火)、台湾台北市で第17回漫画博覧会が行われました。 会場は、台北のシンボル的高層ビル、台北101のほぼ真下にある世界貿易センターです。日本でも同時期コミックマーケットが行われていましたが、こちらもオタクが集結。事前の予想来場者数は、60万人だそうです。
こちらが会場入口。萌えイラストがお出迎え
●始まりました、デジタルの本
電子書籍関係では、Googleがスポンサーとして参加しています。2月にサービスを開始したKADOKAWA BOOK☆WALKERはブースを出してアピール。Google Playは会場までのアプローチの日よけテントに名前を入れて、アピールをしてました。
これからみなさんに知ってもらおう、という段階です。
BOOK☆WALKERブース
●台湾を日本コンテンツが席巻
会場内は日本の有名作品で飾り立てられています。キャラクターに扮した係員が会場整理を担当、盛り上げます。アニメ化作品の人気は抜群です。
ドラえもん、ジョジョといった人気作はもちろん、
艦隊これくしょん -艦これ- のフィギュアまで!
●特装版やグッズを爆買いする若者たち
コミケでおなじみの行列もあります。台北は日本よりさらに暑いので、場外の待機は少なめです。展示会場と同じ冷房の効いた広場があり、目当てのショップやサイン会のために並びます。
ながい順番待ちもちらほら。一方で戦利品の確認中なども
●著者に会うなら台北?!
漫画博覧会では特設ステージが3つありました。そこではサイン会、ミニライブが行われました。近付けないほどの人だかりで、舞台の上の方しか見えません。
こちらは「魔装学園H×H」 (角川コミックス・エース)の特設ブース
●日本の出展者をトーハンが募集
日本の出版専門の卸売業社であるトーハンは、台湾で二つの顔を持っています。一つは出版エージェント、もう一つが出版社です。
そのトーハンが日本の出展者を募集して、オールジャパンコンテンツエリアを運営していました。
京都造形芸術大学 キャラクターデザイン学科ブース
●日本×台湾のコラボ企画もあります
知多半島発祥の知多娘。と台北の台北娘。と漫画家の先生が一緒に特設舞台でパフォーマンス。会場と浴衣着せちゃう? 三つ編みにする? など、かけあいをしながら、ライブで漫画を描いていました。
舞台上は華やか! 作家の執筆風景にファンも釘付け
日本のアニメ、コミックが海外で人気だ! というニュースはよく耳にしますが、実際に会場に訪れるとよりリアルにこの熱気・圧を感じることができました。ジャパンコンテンツの底力は侮れない…!
ちなみに、こんなパンフレットをご存知でしょうか?
☆表紙をクリックすると本が開きます
毎年ボイジャーが出展している東京ブックフェアでの配布物。モノクロのパンフレットということから「白パンフ」と呼んでいます。今年のテーマは「これからの本の話をしよう」。このうちの一編に『菊とキティーちゃん ——「かわいい」の力を日本は使いこなせるか』アルトジャパン取締役副社長 マット・アルト(執筆)があります。この短い文章の中に「かわいい」という日本文化の正体を導き出しています。執筆者のマット・アルト氏は9月24日(土)にボイジャーブース登壇の予定! ぜひ、白パンフと同時にチェックしてください。
☆バナーをクリックするとブックフェア特設ページにリンクします
【第17回 漫画博覧会】
・実施期間:2016年8月11日(木)〜8月16日(火)(6日間)
・場所:台湾台北市 世界貿易センター第一号館(台北市信義区信義路5段5号)
http://www.ccpa.org.tw/comic/