5月10日、シカゴで行われた2016 IDPF DigiConカンファレンス。今回はWeb技術の生みの親、ティム・バーナーズ=リーが登壇しました!
2016 IDPF DigiCon:ティム・バーナーズ=リー氏
前回の記事はこちらからどうぞ。
内容:IDPF事務局長 ビル・マッコイ氏のスピーチ
◎ティム・バーナーズ=リー氏 スピーチ要約
プリント及び、あらゆるデバイスでコンテンツ表示をシームレスに行うウェブ・テクノロジーの未来像についてお話します。科学者やギークが論文を共有する方法として発明されたウェブは、原点から出版と共通する要素を持っていたのです。ウェブサイトの構築は書店を始めるのとソックリです。
発明当初のウェブはリンクで接続されたシンプルで静的なHPの集まりでしたが、現在ではコンピュータープログラムと同様の機能を持つHPが一般的になりました。一時は98%のシェアを持つMicrosoft社の言いなりになるしかないと考えられていたウェブですが、これを乗り越え、自由で民主的なメディアへと発展しました。発展を可能にしたのは、オープン・ウェブ・プラットフォームの考え方が元になります。
オープン・ウェブ・プラットフォームの特徴はプラットフォームを縦断してコンテンツを表示できる相互運用性です。これはeBookでコンテンツを表示するコードを他の分野、例えばカンファレンスルームや教室の壁をスクリーン化する未来のコンテンツ表示にも同じコードを再利用できることを意味します。
紙の本は無くなりはしません。
けれど、ウェブ・テクノロジーの未来とは、コンテンツをあらゆるデバイスで表示することになるはずです。
〈ボイジャー取材班から一言〉
とにかく身振り手振りが多く、次から次へと話が止まらない! 今年還暦とは思えないくらいエネルギッシュで、その情熱にただただ圧倒されるだけでした。
ポイントをまとめると…
出典:https://twitter.com/epubpupil/status/730062162434084864
iris ameliaさん(Twitterアカウント:@epubpupil)
IDPFDigiCon登壇者のまとめをTwitterに投稿していらっしゃいます。