5月10日シカゴにて、ブックエキスポ・アメリカ BEA 2016が開催されました。同時に IDPF DigiConが開催され、World Wide Web(WWW)の生みの親ティム・バーナーズ=リー氏が登場。ちょっとした話題になっています。
Tim Berners-Lee in 2012
出典:http://www.flickr.com/photos/rorycellan/8314288381/
ボイジャーは昨日から現地入りしました。速報をお送りします。彼のスピーチは後日、お知らせしますので、ぜひ楽しみにしてください。
先行して、ティム・バーナーズ=リーを紹介するIDPF事務局長 ビル・マッコイ氏のスピーチ部分だけお届けします。
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◎ビル・マッコイ氏 スピーチ
ティム・バーナーズ=リーはWEBの発明者である。
20数年まえ、CERNで働いていた時期だ。オリジナル目的は、物理の論文のリンク&シェアであった。だから最初から WEBはパブリッシングとつながりがあった。実際、CERNの前、印刷会社に勤めていて、タイプセッティングソフトウェアの担当だった。パブリッシングの関係者であったのだ。
WEBの発明がすべてのものに影響している。koboも、リンクトインも。だから、英国で爵位を贈られた。
W3Cは、オープンスタンダードを2回、救った。
Microsoft IEがブラウザの98%のシェアを持ったとき、人々はMSがWEBスタンダードだと考えた。ティムのリーダーシップによって、W3Cが技術者を集める役割を果たし、ブラウザーの真にオープンな生態系を確立した。テクノロジー業界を救った。
もう1つ、HTML5だ。ビデオ、インタラクティビティに 対応、リッチなアプリケーション体験を可能とする規格を作成。プロプライエタリではなく。
どんどんパワフルになった。ネイティブアプリの裏にもWEB技術がある。
今からW3Cディレクター(理事長)を紹介しよう。
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2016年5月10日、DigiConにて:
左からW3C CEO ジェフリー・ジャフェ、 ウェブ発明者/W3Cディレクター ティム・バーナーズ=リー、 IDPF会長 ジョージ・カーシャー氏、IDPF事務局長 ビル・マッコイ氏
【出典】W3C+IDPF プレスリリース