みんなの感想 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 佐々木眞 10/11 18:29 石月正広著「月光仮面は誰でしょう 731部隊を逃すな!」を読んで照る日曇る日 第1299回満州で悪辣非道な生体解剖や人体実験を繰り返していた731部隊を巡る身の毛もよだつ恐ろしい物語。石井四郎に率いられた731部隊の医者たちは本邦を代表する人物であるが、彼らは自らの大罪を封印しつつ機密事項を米国に渡して身の安全を図り、あまつさえ戦後も公然と要職について医学界を主導しているのである。この小説の主人公は、月光仮面を名乗って彼らに天誅を加えようとするのであるが、いかんせん少年時代に部隊に雇用され、その実験の一端を担っていたために、「ヤマザキ、天皇を撃て」の奥崎謙三のようには、「悪を悪として」無条件に断罪できず、内臓から血を流しながら、月に吠える狼のように苦悩し、のたうちまわる。よしや戦時の天皇や国家や天理教の様な宗教団体や軍隊の上司が殺人の許可を与えたとしても、本当に赤の他人を無慈悲に殺戮することが許されるのであろうか? 傷つき汚れたその魂は、いつかどこかで浄められるのだろうか?はじめは波乱万丈のピカレスクロマンとして楽しみながら読んでいた私の胸中に浮かんで最後まで消えなかったのは、そういう容易に結論のでない著者からの根源的な問いかけであった。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 oka... 10/11 16:08 ぶひ 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/11 15:12 多くの日本人に伝えたいので、無料という手段にでました。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/11 13:23 こういう感想が、物書きの励みになり、新作を産みだす力になります。小説を生活の糧にすることをやめた今、望むことは、ただただ多くの人たちに読んで欲しいという思いだけです。お忙しいなか、感想を有難うございました。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 小川かをり 10/11 12:43 この秋春学期の成績をつけ終えて、それとばかりに3つの小説を書きまくっていた。どれも中学生あたりに読んでもらいたいと環境問題をテーマにして。「泣いているのは誰」「アリンコの空」「無理ーっ!」授業では伝えられなかった公害の被害者たちの思いとかも伝えたくて。もう63歳でこの後どこくらい書き続けられるんだろうという不安もあった。目標は石月さんの「月光仮面は誰でしょう」こんなすごいものが一生にいちどでも書けたらほかに何も要らないと思った。歴史の中の汚点中の汚点。日本人たちが忘れ去ってしまいたい過去。おぞましい過去の歴史を余すところなく描いている。読んだらもう読んでしまったことを消せないくらいの強烈さだ。例えば岸田政権が安倍政権の犯罪を暴かずに国葬にて美化しごかましたように、過去を覆い隠したまま、これからはちゃんとしますっ!って言ったって、まともな未来は決してやってこない。過去の汚物は暴き出してきちんと皆で共有して、原因は分からなくても同仕様もなかったとしても、白日のもとにさらけ出さねばならない。だって、今でも彼らの発した悪鬼は社会の裏側を駆け巡っているんだから。 なかったコトにしてはいけない歴史について、授業を受けてくれる学生たちに、私も咀嚼をして物語にして追体験させたいと思った。どうすれば説明じゃなくて、悪魔たちの飽食と酷さとやられた側の痛みが伝わるような書き方ができるのか? ところが消化不良のゲロしか出てこない。書けども書けども説明的になってしまう。今ひとつ痛みが皮膚の下まで届いてこない。 休止して石月さんの月光仮面を再び読んでみた。すごい。一度完全消化して、うんこじゃなくて、血となり肉となった怒りと悲しみが襲いかかって来る。「干潟のピンギムヌ」を読んだときは重すぎて辛かった。もう止めてくれと思って読んでいた。この作者はいい加減ってところを知らないよなあーなどと思って読んでいた。ところが月光仮面にはそれがない。もっとひどいしもっと凄惨で救いがないのに、そこに救いを見たのは私だけだろうか? 主人公の朝倉はどこか不器用で滑稽で悲しくて、一人無力に浮いている。でも一人で正義をなそうと思い、過去の悪鬼を追いかける。山田巡査という若い人の心にそれが変化をもたらしていく。回想はリアルでどんどんその時代に引き釣りこまれる。そして、戦後のドブ川のまだ合った時代と縦横に行き来する。街の缶くずやらドブ川やらドブネズミたちが見てきた歴史を語りだす。ヌルという妖精のようなもの、あれは歴史にちがいない。歴史が一人ひとりの人間に語りかけて、ほんの少しだが心に変化をもたらしていく。現代につながってくるのだ。そしてこの本が現代のヌルとなる。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/09 11:23 この小説のテーマは「善と悪」です。そして現在進行中の自作のテーマは「大衆」です。どうしてもそれを書いておきたいのです。……それにしても「ドストエフスキーを凌ぐ」には恐れ入ります。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/09 11:16 山上クンと朝倉忠雄とのオーバーラップはいいセンスですね。……もっともこの小説を書いているときは山上クンは未知の存在であり、そこがまた楽しいのです。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/09 10:20 丁寧な感想を有難うございます。鋭い洞察力に感服しました。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 fin... 10/08 17:27 ありがとうございます。今後の電子書籍の展開をどうするかまだ思案中ですが、どうぞ次作もご期待ください。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 石月正広 10/08 12:03 色々と世話をおかけしました。自分も今回の電信書籍の仕上がりに満足しております。まずは感謝。今後ともよろしくお願いいたします。 七三一部隊を逃すな!『月光仮面は誰でしょう』 石月 正広 萩野 正昭 10/07 19:00 まだ本文を全部読めていません。でも、Romancer〝NR エディター〟の開発に携わってきた者として、仕上がりを見させていただきました。とても素晴らしい仕上りです。とても誇らしく思いました。読み終わったらまたコンタクトします。近々、正式リニューアル公開するリリースを読んでください。 年寄りの冷や水・世界一周一人旅 牧野 清隆 ももるるぼ 10/06 18:20 盛りだくさんの内容で、たのしく一気に読みました〜*\(^o^)/* 私の山旅 牧野 清隆 ももるるぼ 10/06 14:25 読みやすくて、あっという間によめました‼️おもしろかったです 宵待蟹岬毒草園 深川夏眠 深川 夏眠 10/03 23:01 2022/10/01:表紙画像をリニューアルしました!(Midjourney有料版で生成) 金波銀波 深川夏眠 深川 夏眠 10/03 02:01 ■更新情報 2022年10月03日、表紙をMidjourney有料版で生成した画像に差し替えました。 暗射地図 深川夏眠 深川 夏眠 10/01 22:31 ■2022年10月1日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。 小袋逸聞 深川夏眠 深川 夏眠 10/01 11:41 ■2022年10月1日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。 Blue Blood Heat 37℃ 深川夏眠 深川 夏眠 09/30 01:58 ■2022年9月30日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。 きみの塩 深川夏眠 深川 夏眠 09/29 01:38 ■2022年9月29日 Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。 この機会に本文を縦から横組に改めました。 メールの内容という体裁の作品ですので、 横書きが相応しいと考え直したためです。 ディアーリオ 深川夏眠 深川 夏眠 09/28 21:13 ■2022年9月28日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。
石月正広著「月光仮面は誰でしょう 731部隊を逃すな!」を読んで
照る日曇る日 第1299回
満州で悪辣非道な生体解剖や人体実験を繰り返していた731部隊を巡る身の毛もよだつ恐ろしい物語。石井四郎に率いられた731部隊の医者たちは本邦を代表する人物であるが、彼らは自らの大罪を封印しつつ機密事項を米国に渡して身の安全を図り、あまつさえ戦後も公然と要職について医学界を主導しているのである。
この小説の主人公は、月光仮面を名乗って彼らに天誅を加えようとするのであるが、いかんせん少年時代に部隊に雇用され、その実験の一端を担っていたために、「ヤマザキ、天皇を撃て」の奥崎謙三のようには、「悪を悪として」無条件に断罪できず、内臓から血を流しながら、月に吠える狼のように苦悩し、のたうちまわる。
よしや戦時の天皇や国家や天理教の様な宗教団体や軍隊の上司が殺人の許可を与えたとしても、本当に赤の他人を無慈悲に殺戮することが許されるのであろうか? 傷つき汚れたその魂は、いつかどこかで浄められるのだろうか?
はじめは波乱万丈のピカレスクロマンとして楽しみながら読んでいた私の胸中に浮かんで最後まで消えなかったのは、そういう容易に結論のでない著者からの根源的な問いかけであった。
ぶひ
多くの日本人に伝えたいので、無料という手段にでました。
こういう感想が、物書きの励みになり、新作を産みだす力になります。小説を生活の糧にすることをやめた今、望むことは、ただただ多くの人たちに読んで欲しいという思いだけです。
お忙しいなか、感想を有難うございました。
この秋春学期の成績をつけ終えて、それとばかりに3つの小説を書きまくっていた。どれも中学生あたりに読んでもらいたいと環境問題をテーマにして。「泣いているのは誰」「アリンコの空」「無理ーっ!」授業では伝えられなかった公害の被害者たちの思いとかも伝えたくて。もう63歳でこの後どこくらい書き続けられるんだろうという不安もあった。
目標は石月さんの「月光仮面は誰でしょう」こんなすごいものが一生にいちどでも書けたらほかに何も要らないと思った。歴史の中の汚点中の汚点。日本人たちが忘れ去ってしまいたい過去。おぞましい過去の歴史を余すところなく描いている。読んだらもう読んでしまったことを消せないくらいの強烈さだ。
例えば岸田政権が安倍政権の犯罪を暴かずに国葬にて美化しごかましたように、過去を覆い隠したまま、これからはちゃんとしますっ!って言ったって、まともな未来は決してやってこない。過去の汚物は暴き出してきちんと皆で共有して、原因は分からなくても同仕様もなかったとしても、白日のもとにさらけ出さねばならない。だって、今でも彼らの発した悪鬼は社会の裏側を駆け巡っているんだから。
なかったコトにしてはいけない歴史について、授業を受けてくれる学生たちに、私も咀嚼をして物語にして追体験させたいと思った。どうすれば説明じゃなくて、悪魔たちの飽食と酷さとやられた側の痛みが伝わるような書き方ができるのか? ところが消化不良のゲロしか出てこない。書けども書けども説明的になってしまう。今ひとつ痛みが皮膚の下まで届いてこない。
休止して石月さんの月光仮面を再び読んでみた。すごい。一度完全消化して、うんこじゃなくて、血となり肉となった怒りと悲しみが襲いかかって来る。「干潟のピンギムヌ」を読んだときは重すぎて辛かった。もう止めてくれと思って読んでいた。この作者はいい加減ってところを知らないよなあーなどと思って読んでいた。
ところが月光仮面にはそれがない。もっとひどいしもっと凄惨で救いがないのに、そこに救いを見たのは私だけだろうか? 主人公の朝倉はどこか不器用で滑稽で悲しくて、一人無力に浮いている。でも一人で正義をなそうと思い、過去の悪鬼を追いかける。山田巡査という若い人の心にそれが変化をもたらしていく。回想はリアルでどんどんその時代に引き釣りこまれる。そして、戦後のドブ川のまだ合った時代と縦横に行き来する。街の缶くずやらドブ川やらドブネズミたちが見てきた歴史を語りだす。ヌルという妖精のようなもの、あれは歴史にちがいない。歴史が一人ひとりの人間に語りかけて、ほんの少しだが心に変化をもたらしていく。現代につながってくるのだ。そしてこの本が現代のヌルとなる。
この小説のテーマは「善と悪」です。そして現在進行中の自作のテーマは「大衆」です。どうしてもそれを書いておきたいのです。……それにしても「ドストエフスキーを凌ぐ」には恐れ入ります。
山上クンと朝倉忠雄とのオーバーラップはいいセンスですね。……もっともこの小説を書いているときは山上クンは未知の存在であり、そこがまた楽しいのです。
丁寧な感想を有難うございます。鋭い洞察力に感服しました。
ありがとうございます。今後の電子書籍の展開をどうするかまだ思案中ですが、どうぞ次作もご期待ください。
色々と世話をおかけしました。自分も今回の電信書籍の仕上がりに満足しております。まずは感謝。今後ともよろしくお願いいたします。
まだ本文を全部読めていません。でも、Romancer〝NR エディター〟の開発に携わってきた者として、仕上がりを見させていただきました。とても素晴らしい仕上りです。とても誇らしく思いました。読み終わったらまたコンタクトします。近々、正式リニューアル公開するリリースを読んでください。
盛りだくさんの内容で、たのしく一気に読みました〜*\(^o^)/*
読みやすくて、あっという間によめました‼️
おもしろかったです
2022/10/01:表紙画像をリニューアルしました!(Midjourney有料版で生成)
■更新情報
2022年10月03日、表紙をMidjourney有料版で生成した画像に差し替えました。
■2022年10月1日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。
■2022年10月1日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。
■2022年9月30日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。
■2022年9月29日
Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。
この機会に本文を縦から横組に改めました。
メールの内容という体裁の作品ですので、
横書きが相応しいと考え直したためです。
■2022年9月28日、Midjourney有料版を使って表紙画像をリニューアル。