ロマンサーの最大の特徴の一つは、作った電子本をブラウザですぐ読めること。そんなブラウザでの読書体験がより快適になるよう、さりげなく、かつ重要な部分が大きく変化します。それは“文字”です。
読み続けても疲れにくい書体へ
今回新たに「秀英体」というフォント(書体)を採用。これまでのロマンサーでの表示フォントよりも太く、漢字と比べて仮名が一回り小さいのが特徴です。長文を読んでも疲れにくいと言われており、まさに書籍にぴったりなフォントと言えるでしょう。
「秀英体」とは?
大日本印刷株式会社の前身である秀英舎が明治30年代に完成させた明朝体です。明治時代から現代まで実に100年以上の歴史を持ち、その造形の美しさと読みやすさは高く評価されています。雑誌や書籍はもちろん、映像やWebサイトなどでも幅広く愛されているフォントです。
秀英体活字の母型・父型
秀英体の原図
ブラウザから読むには?
- 電子本リーダーのメニュー右下の「設定」をクリック
- 設定項目「Webフォント」をオンにする
- 画面左上の「設定を反映」をクリック
これで設定完了です。
何ページかめくるとフォントが秀英体に切り替わります。(なかなか切り替わらない場合は少し時間を置いてからページをめくってください。)
オンデマンド印刷でも
支援サービスのオンデマンド印刷でももちろん秀英体で製本することができます。元々印刷用活字として生まれたフォントなので紙との相性はお墨付きです。
秀英体について詳しく知るなら
一〇〇年目の書体づくり「秀英体 平成の大改刻」の記録普段私たちが目にする「文字」の裏側で何が行われているのか? その答えがこの一冊に詰まっています。
2005年から開始した秀英体リニューアルプロジェクト「平成の大改刻」。丸7年を費やして行われた大規模な書体開発の全貌が明かされる濃密な一冊。
より詳しい情報は秀英体公式サイトをご覧ください。
秀英体 | DNP 大日本印刷株式会社
秀英体 | DNP 大日本印刷株式会社
更新日:2016年11月1日