タイトル
資本効率革命の波 ~ROEで社長を辞めますか、それともROEで会社を変えますか~ジャンル
書籍/ビジネス・経済公開日
2018年09月08日更新日
2018年09月09日作品紹介
最近上場会社の定時株主総会で、社長あるいはその他トップ経営者の取締役選任議案に反対する票が大幅に増えています。不祥事などの要因は従来通りですが、資本効率指標であるROEの低さを理由に外国人投資家あるいは国内機関投資家の反対投票が急増しているのです。
「ROEが5%に達しない会社のトップの選任には反対票を投じる」という議決権行使助言サービス会社ISSのガイドラインや多くの機関投資家独自の議決権行使基準もより厳しく運用されており、近い将来ROEの低さを理由に社長の選任議案が株主総会で否決されることも現実味を帯びてきました。
それは上場企業にとって大変不名誉な事態であり、社長にとっても見たくない悪夢です。それを事前に回避するためにも、ROEの改善は急務です。
ただしROEという指標はなかなか社内に展開しにくい指標です。この小冊子ではROEをROICという社内展開用の指標に読み替え、社内の全部門、全社員が協働でROEに改善に取り組むことを提案しています。
上場企業とその社長を追い込みかねないROEをむしろ逆に利用して、自社をより資本効率の高い会社に変貌させていただきたいと切に願っています。
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