タイトル
隊長の非番ジャンル
書籍/小説・文学公開日
2026年10月11日更新日
2026年10月11日作品紹介
灰壁暦三一三年、如月。治安維持隊の隊長マグダが、私服で酒場「錆び釘亭」に飲みに来た。外套に、いつもの留め金がない。若い隊員に頬の傷のことを訊かれて、隊長は「転んだ」と答える。転んで、耳の下から口の端まで切れる者はいない。非番は、休みではなかった。令状のない家探しを断った隊長に、参事会は監査と謹慎で返した。監査役は隊の古い帳面を三十年分さかのぼり、二十三年前の朝の一行に近づいていく。
帳面は破らない帳場の老人。真実を一つ選ぶことを覚える若い隊員。予算で飯を食う隊長。可笑しくて、少しだけ寒い九日間。
グラウヴァル・シリーズの第五話。この話だけでも読めます。
シリーズ目次(全話の一覧と、縦書き版・横書き版の入口)
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