作品紹介
昔、広沢地区の養蚕農家は蚕を食うネズミに悩んでいた。賀茂神社は神の使いである蛇(アオダイショウ)を貸し出したが、数が足りず、代わりに蛇の絵馬を貸したところ大評判に。これが蛇絵馬信仰の始まりである。
2. 作者コメント(想定)
作者からの言葉
このお話は、かつて日本の産業を支えた養蚕業と、人々の身近にいた生き物との不思議な関係を描いています。
現代では「不気味」と敬遠されがちなヘビですが、当時の人々にとっては、大切な「おこさま(蚕)」をネズミから守ってくれる、頼もしい守り神でした。
生身のヘビを貸し借りするという大胆な発想から、やがて「絵馬」という形へ信仰が変化していく様子には、当時の人々の切実な願いと、神様のユーモアさえ感じられます。
地域の歴史と、自然と共に生きた人々の暮らしに思いを馳せていただければ幸いです。
コメント(0件)