愛宕神社の水鉢 相生町二丁目

愛宕神社の水鉢 相生町二丁目

タイトル

愛宕神社の水鉢 相生町二丁目

ジャンル

書籍/その他

著者

清水義男

公開日

2026年09月07日

更新日

2026年09月07日

作品紹介

正直者の森田十兵衛は、夢で愛宕様に裏山の石を所望され、掘り起こした十畳大の巨石で立派な水鉢を寄進した。さらに余った石で参道の敷石や石垣まで改修し、神域を一変させ、夫婦の後生の幸せを授かった。

作者からの言葉

境内に今も残る手洗鉢(寛政九年銘)という身近な文化財を起点に、地域の歴史や先人の信心深さを伝えたいという思いで筆を執りました。
単に「神仏のお告げ通りにした」という奇瑞譚にとどまらず、十兵衛が「余った石をどう役立てるか」と思案し、参道や石垣の整備まで徹底してやり遂げる人間味と奉仕の精神こそが、この民話の真の魅力です。今私たちが目にする神社の清々しい佇まいには、村人から慕われた篤志家の温かな情熱が息づいていることを、現代の地域の皆さんにも感じ取っていただければ幸いです。

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