タイトル
「玉あられ の後に」の後にジャンル
書籍/小説・文学公開日
2015年01月07日更新日
2015年01月17日作品紹介
島崎藤村は本格的な長編小説『破戒』を出版するにあたり「緑蔭叢書」という自費出版を行った。そこに作家が独自に作品を生み出す道を探った。道は多くの苦難の連続だった。我が子を病死させる困窮に追いやった。晩年童話集『玉あられ』は、我が子への愛惜から書かれたものだったが、そのあとがきに島崎藤村は「緑蔭叢書」の試みの本意を記している。濱野保樹は、著書『表現のビジネス コンテント制作論』のまえがきとしてこの一文を書いた。濱野保樹の一周忌にあたり、彼の人柄と求め続けた世界を記憶するために一文を留めたい。
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