タイトル
伊集院大介最後の推理《予告編》ジャンル
書籍/その他公開日
2017年07月20日更新日
2018年11月21日作品紹介
2017年8月20日刊行価格486円(税込)
栗本薫の人気シリーズ「伊集院大介」の単行本未収録短編をここに収録。ある事件により失踪していた伊集院大介を、彼が解決した難事件に立ち会ってきた山科警部と森カオルが探そうとして事件に遭遇する「伊集院大介の追跡」、映画撮影所で起こった殺人事件ならぬ「殺怪獣事件」、話を聞いただけで安楽椅子探偵よろしく事件を解決する「間の悪い男」、「金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲」のために書かれた「月光座 金田一耕助へのオマージュ」、そして作者物故により伊集院大介の登場する最後の作品となった「誰でもない男――伊集院大介の秋思」の5編
《予告編》という名の試し読み版です。「試し読み」とか「立ち読み」とか名付けなかったのは、発売よりほぼ一ヶ月前に公開しているからでもありますが、作品ごとに試し読みできる範囲は考えてます(意味ありげ)。
単行本未収録、という「落ち穂拾い」にみえながら、絶妙なパッケージングになりました。
ひとつには「伊集院大介の失踪」というテーマ。おそらく「伊集院大介の追跡」という作品が単行本化されなかったのか「伊集院大介はなぜ失踪しているのか」という説明が入れにくかったからでは?と推測しているのですが、それも補間しています。「殺怪獣事件」でも薫クンがそのことにふれてますす。「月光荘」でも伊集院大介自身がアメリカに渡っていたことを語ってますし。
もうひとつのポイントは主要登場人物のバリエーション。
各作品の登場人物は
https://romancer.voyager.co.jp/store/last-ijuin
をご覧いただくとして、主要登場人物が出てます。残念ながら竜崎晶や田宮怜は出てませんけど、芳沢胡蝶、瀬川粂之助も名前だけですが登場してます。
さらに山科正信さんも警視時代、一時退職時代、警視総監時代とバリエーションあり。
《予告編》だけでは物足りない、と思う方は既刊作品など読み直しの上、8/20をお待ちください。
昨夜、販売用の本が完成しまして、それに合わせて立ち読み版も改訂してます。もろもろの事情がわかるように立ち読み範囲も少しですが増えてます。