タイトル

九尾の少女と封印の石

ジャンル

書籍/小説・文学

著者

みつまね

公開日

2025年09月12日

更新日

2025年09月13日

作品紹介

平凡で退屈な毎日を送る高校2年生・佐藤悠真。
成績は中の下、部活は帰宅部。友達からも「ほんと平凡だよな」と笑われる彼の人生は、高2の秋、那須の山奥で伝説の「殺生石」に触れたことで一変する。

封印から解き放たれたのは、かつて国を滅ぼしかけた妖狐――九尾の玉藻。
「責任、取ってもらうからね」

押しつけられたのは、彼女の暴走を抑える“相棒”としての役目だった。
不気味に広がる霧、異常行動を見せる動物たち、そして迫り来る新たな脅威。

平凡を望んだ少年と、伝説を背負う狐の少女。
二人の出会いが、世界の運命を揺るがす――。

作者からの言葉

みつまねです。
本作を書きながらずっと意識したのは、「平凡な日常が一夜にして非日常へ変わる瞬間のドキドキ感」です。悠真の気楽さ、玉藻の奔放さ、そして“殺生石”という伝説が交わったときに生まれる物語を、読者の皆さんにも一緒に体験してほしいと思っています。

「もし自分が、封印された妖怪を解き放ってしまったら？」
そんな“もしも”を、少し怖く、でもワクワクする冒険譚として描きました。

どうぞ、九尾の少女と平凡な高校生の物語をお楽しみください。