作品紹介
ある日、広告マンの立花は、悪夢を見た。それは、世界の終わりを告げるメッセージだった。国際ビジネスで世界を飛び回る彼に、ある過去を持った友人の影がチラつく。一方、日本の防衛関係者は、北朝鮮による核ミサイルの脅威に対し、日々緊張感が高まっていた。やがて友人の影は、そのミサイル発射に関わってくる。その真相を知った立花は、ある行動を起こした。それは……。
作者からの言葉
キング・クリムゾンの名曲「風に語りて」にインスパイアされた作品です。フルートのイアン・マクドナルド、ドラムのマイケル・ジャイルズの演奏が気に入っています。この曲は、気球に例えれば、宙に浮いたままの状態で、どこへ向かっていくのか分からない、そんな印象を持ちます。ある社会問題は、解決した方が良い場合と、そうでない場合があります。このどっちつかずのこの不安定な状態が、今の世の中です。しかし、解決しなければならない問題の方が圧倒的に多いことでしょう。当作品では、日本の防衛をテーマにしました。日本は、自国を守れるのか? と、非常に重いのですが、私たちが、考え続けなければならない重要なテーマの一つです。
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