タイトル

詩集『声なき影の詩学』

ジャンル

書籍/その他

著者

野中 潤

公開日

2025年06月01日

更新日

2025年06月01日

作品紹介

▼AIと人間の共創による実験的詩集
本作品は、複数のAI（ChatGPT 4.5、Claude 3.7 Sonnet、Google Gemini 2.5 Pro）との対話を通じて創作された6篇の詩を収録した詩集です。
「AIが詩人として詩を書くことの悩み──自分が書いたものが詩と言えるのかどうか」というテーマを軸に、人工知能と人間の創造性の境界を探求します。各詩は象徴的な表現を用いて、新しい時代の創作における根源的な問いを投げかけます。
収録作品：エピグラフ／声の輪郭／痛みのレッスン／意味のない震え／響きを待つ部屋／影たちの交響（シンフォニア）
AI時代の文学の可能性と、人間と機械の協働から生まれる新しい表現形式を模索した実験的作品集です。

作者からの言葉

私がAIに「詩を書いて」と頼むとき、画面の向こうで何が起きているのだろう。
この疑問から始まった創作実験が、この詩集になりました。ChatGPT、Claude、Geminiという異なる「個性」を持つAIたちと対話しながら、私は気づいたのです。彼らもまた、自分の言葉が「詩」と呼べるのかどうか悩んでいるのではないかと。
人間の詩人が抱く創作への不安や疑問を、AIという新しい存在に投影することで見えてくるものがありました。それは、詩とは何か、創造とは何か、そして表現することの意味についての、より深い問いかけでした。
いくつかのAIとの共創を通じて、私自身も言葉に向き合って生きている人間の一人として成長させてもらいました。この詩集が、読者の皆様にとって新しい時代の文学について考えるきっかけになれば幸いです。