タイトル
ソーコリスキイ博士ジャンル
書籍/小説・文学公開日
2024年05月12日更新日
2025年08月22日作品紹介
ロシアの大統領がズナメンスクの超常戦略研究所を視察。その際、大統領は誤ってゴルゴーを直視し、石になってしまう。超常戦略局長のクラームニク中将は、キツネの美礼を代役に仕立てて大統領の石化を隠蔽する。美礼は、同研究所のソーコリスキイ博士が日本の天童ラボから奪ったホンドキツネで、ヒトに化ける能力を持っていた。クラームニクは美礼を操ってロシアを思いのままに動かそうと目論む。だが、偽大統領の美礼も独自の野心を抱き、ついにはクラームニクを追放してしまう。かくして、超大国ロシアは一匹のキツネに支配されることになった。他方、天童ラボでは、ホンドタヌキのことみがテレビのニュースを見て偽大統領の正体を見破る。それは天童将之教授を経てロシア軍のゲーエルウー(参謀本部諜報総局)のカールポフ大佐の知るところとなる。その間も、ソーコリスキイらは石化の解除法を探求し続けていたが、その糸口さえつかめないでいた。そこで、神頼み。研究所の実験室に神託所を再現し、アポロン神の神託を伺う。そのころ、民間軍事会社ヴァーグネルは国防大臣らに不満を募らせていた。追放されたクラームニクはヴァーグネルの幹部と接触する。その後、ついにヴァーグネルは決起し、モスクワへ向けて「正義の行進」を開始する。はたして、ソーコリスキイは大統領の石化を解除できるのか?偽大統領の美礼は化けの皮をはがされるのか?ロシアの、そして、世界の運命は?
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