新・台湾紀行―硬派のためのエピソード集


新・台湾紀行―硬派のためのエピソード集

タイトル

新・台湾紀行―硬派のためのエピソード集

ジャンル

書籍/人文科学

著者

西 豊穣

公開日

2024年02月16日

更新日

2024年04月05日

作品紹介

本書は、台湾の中に今でも残り続ける日本―著者は日本DNAと呼称する―に関する十三篇のエピソード集である。優れた類書の存在は認識しているが、それら先達の切口とは異なる視点を提供していると思う故、又、台湾、中国大陸併せて四半世紀近くに及ぶ滞在を経験したという特異な背景を有する故、タイトルに「新」を冠した。

これらのエピソードは、日本語で台湾情報、台湾関連のニュース、論説を配信しているメールマガジン『台湾の声』を通じ令和2年から丸三年に渡り配信された全投稿記事である。エピソードの中には、一般の観光案内より専門性が高いものがある。それ故、サブタイトルに「硬派」という単語を挟み配慮した。

五十年に渡る日本統治時代、日本人は台湾で何をしたのだろうか?その帰結は今現在どのような形で我々の目の前に存在しているのだろうか?それら現代台湾の中の日本は今後も台湾人に引き継がれていくのだろうか?いくとすれば、それは日本人、台湾人の双方にとりどういう意味を持つのだろうか?

今、日台関係は異次元の領域に入り込もうとしているように見受けられる。著者の印象では、日本人は台湾(その日本統治時代も含め)に関し曖昧模糊な部分が多くはなかろうか?そうであれば、著者でもまだ細やかながらでも日本人の台湾に対する認識向上をサポートできるかもしれないと考えたのが、本書を上梓した基本的な動機である。

作者からの言葉

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