タイトル
誰のための著作権かジャンル
書籍/小説・文学公開日
2014年10月02日更新日
2014年10月22日作品紹介
2014年7月2日、第18回国際電子出版EXPOのボイジャー・ブースで、弁護士 福井健策はTPP=環太平洋経済連携協定について右手を大きく振り上げた。「誰のための著作権か」と。私たちは条文さえも見せられていない。交渉内容についてさえ公式には一切明らかにされていない。政府の口はどんどん重く、信頼にたる情報はなかなか出てこない。ウィキリークスからの流出文書によってわずかそれを類推するだけなのだ。この過程の中で知財に関しての国際的な取決めが進められている。TPP交渉について、今、一度、私たちは自分の目を注ぐ必要がある。
国際電子出版EXPOでの講演のビデオの文字起こし+その後の追加情報も含まれています。
福井先生は大変わかりやすい話し方をされているので、動画でもわかりやすいのですが、文字になると自分のペースで読むことができ、また項目ごとに読みかえすこともできます。富田さんとはまた別の角度からの内容です。
面白い。章立てされていて解りやすいです。
ビデオも観ていましたが、Romancer版だと自分のスピードで文字を目で追うことができ、章立ても工夫されていて正確に理解することができますね。
元々の先生のしゃべりがすごいのですが、文章にしてもリズムがあって読みやすいですね。
採録、大変な作業だったと思いますが、とても迫力のある作品だと感じました。
確かに大変でした。けれど、それよりも何よりも、今直面するTPP交渉の行方に対して、見過ごされない事実をはっきりと認識しておく必要があります。事実を確と見据えて向かっていく一人でありたいです。