あおいあめ 田 幸樹枝さん フィード タイトル あおいあめ ジャンル 書籍/文芸 著者 田 幸樹枝 公開日 2023年05月22日 更新日 2024年09月29日 作品紹介 田 幸樹枝(でん・ゆきえ)の短歌第1歌集。雨の風景をうたった歌を中心に、イラストとともに紡ぐ、淡く切ない短歌集です。雨の日の愁いが甘く切ない感情を揺り動かす、大人の青春。 作者からの言葉 短歌を作りはじめた頃の初々しさが恥ずかしい。挿絵も田が描きましたので、お楽しみください。 コメント(2件) コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ manah 2025/05/23 14:17 報告 この歌集を読んだあと、永遠の少年性を持つ作家さんが田さんだと思った。少年だけでも少女が僕というのでもない、けど誰の心にもある少年性。特に平仮名で複数の意味を連想させられる行間からや、空白で書かれてるであろう文字が欠落した詩は、複数の見方を提示され、その中で私に1番訴えてきたのが少年性的な物である。これは読み手の意識も関係しているかもしれない。だとしたら、この歌集はとても、双方向に働く要素も持っているようなのです。そして絵がまた、中性的な表情の人物でとても好きでした。 返信 田 幸樹枝 2025/05/23 16:57 報告 ステキなレビューをありがとうございます。「少年性」と指摘されていますように、1人称を「ぼく」とすることを多用しています。それは敢えて自分を異性に置き換えることで、自分でも未体験の世界観のようなところへたどり着けるのではないかと云う試みで、架空の性からあたらしい視点を生み出そうとする実験です。ひらがなや空白にも、言及くださり、うれしいです。「双方向に働く要素」があるとしたら、そこをさらに追及してみたいと思います。挿絵も気に入ってくださってうれしいです。ありがとうございます。 返信
この歌集を読んだあと、永遠の少年性を持つ作家さんが田さんだと思った。少年だけでも少女が僕というのでもない、けど誰の心にもある少年性。特に平仮名で複数の意味を連想させられる行間からや、空白で書かれてるであろう文字が欠落した詩は、複数の見方を提示され、その中で私に1番訴えてきたのが少年性的な物である。これは読み手の意識も関係しているかもしれない。だとしたら、この歌集はとても、双方向に働く要素も持っているようなのです。そして絵がまた、中性的な表情の人物でとても好きでした。
ステキなレビューをありがとうございます。「少年性」と指摘されていますように、1人称を「ぼく」とすることを多用しています。それは敢えて自分を異性に置き換えることで、自分でも未体験の世界観のようなところへたどり着けるのではないかと云う試みで、架空の性からあたらしい視点を生み出そうとする実験です。ひらがなや空白にも、言及くださり、うれしいです。「双方向に働く要素」があるとしたら、そこをさらに追及してみたいと思います。挿絵も気に入ってくださってうれしいです。ありがとうございます。