作品紹介
作者としては、SF小説を書いたつもりはありません。荒唐無稽の噺ですが、ひょっとするとこれは、恐怖小説なのかもしれません。なんともいいようのない物語なので、どうぞ、読んでみて確認なさってください。
作者からの言葉
この作品は構想からペンを置くまでに、20年ぐらいの年月を要しました。初めからライフワークのつもりで描きだしており、完成には時間がかかることは承知していたのですが、最後の最後に、東日本大震災に遭遇するとは想像だにしていないことでした。内容が内容だけに、書き直しを余儀なくされました。しかもところどころ修正すれば済むという話ではなく、そのときは頭の中が真っ白になりました。
でも、今になってみると、それで良かったのだと思っています。震災前に出版していたら、きっと内容の薄っぺらな、つまらない失敗作になっていたことでしょう。……そんなことなども考慮して読んでいただけると、さらに楽しめる小説かもしれません。
石月正広との最初の出合。
「神が自殺をえらぶとき」
時空を超えた肉体が現実化する。
恐ろしい光景が厳然と勃発するのだ。
何処にも逃げられぬ。
己の無限力を解放せよ!
感想を有難うございます。