ピックアップ
2016年5月30日
まずはこの本を見てほしい。
力強い手書きの文字、大胆な色使い。
著者は小学6年生の山本健太郎くん。文房具好きが高じて、
ページをめくると文房具への愛があふれんばかり! 掲載文具数167点。手描き100ページは並大抵のパワーでは出来ないだろう。
「文具最高だぜ」 熱意が伝わる!
あとがきによると図鑑を書いたきっかけは、母親から一冊の白いノートをプレゼントされたことから。1年で図鑑を完成させ、行きつけの文具店の店主に見せたらその出来にびっくり! その後、いろいろな縁で出版にまで行き着いた。
健太郎くんは本になるなんて思いもよらなかっただろう。
自分のためにコツコツと…好きなことに熱狂し、
まずは自分を喜ばせるために、筆を持つのはどうだろう?
狭いジャンルや他人には理解されにくい世界にきっと新しい読者が
––ちなみに文房具好きと言えば、作家片岡義男も只者ではない。
◎片岡義男.com|エッセイ|文房具編