アメリカ服飾社会史 重版

アメリカ服飾社会史 重版

タイトル

アメリカ服飾社会史 重版

ジャンル

書籍/その他

著者

濱田雅子

公開日

2022年07月19日

更新日

2022年07月19日

作品紹介

【内容紹介】
本書では、植民者とともに渡ったヨーロッパのファッションは、アメリカという大地でどのような変化を遂げたのか?その独自のファッションがつくられる過程に迫ってみた。さらに20世紀において、パリモードからアメリカンモードへの転換がいかにしてはかられていったのか?アメリカン・ファッションの世界発信にも目を向けた。学術書的な読み物ではあるが、一般読者にも読みやすく、興味深い一冊をめざし、アメリカの民衆の衣生活を、以下の8つの章に分けて、社会史としてわかりやすく描き出した。
 わが国では、著者が38年間に渡って取り組んできたアメリカの服飾史研究の分野、とくに上流階級のみならず、中産・下層階級、アフリカン・アメリカン、先住アメリカ人の服装に関する研究は、大変、マイナーな研究分野である。しかし、今や、貴族の煌びやかな服飾にだけ、目を奪われている時代ではない。このファッションのグローバル化が急増した時代において、民衆の衣生活や生活文化史にも目が向けられなければならない。
【目次】
第1章 北アメリカの自然と衣文化
第2章 プランテーションの衣文化
第3章 アメリカらしさの萌芽
第4章 フランス・ファッションへの憧憬
第5章 ローウェル工場の日々
第6章 西部開拓時代の衣生活
第7章 家庭裁縫から既製服生産へ
第8章 衣服大衆化の時代

【『アメリカ服飾社会史』シリーズ(1~4)】
シリーズ1 『アメリカ服飾社会史』重版(株式会社 PUBFUN, 2022)
シリーズ2 『パリ・モードからアメリカン・ルックへ―アメリカ服飾社会史近現代篇―』(株式会社インプレス R&D, 2019年)
シリーズ3 『アメリカ服飾社会史の未来像――衣服産業史の視点から―』(株式会社インプレス R&D, 2020年4月)
シリーズ4 『20世紀アメリカの女性デザイナーの知られざる真実――アメリカ服飾社会史続編―』(株式会社インプレス R&D, 2021年4月)

作者からの言葉

【重版の背景】
 『アメリカ服飾社会史』の初版が東京堂出版から発行されたのは、2009年6月のことである。多くの読者の皆さまのおかげで、2015年には品切れになった。それから、7年の歳月が経過して、このたび、ようやく重版の運びに至った次第である。本書の重版に当たって、初版の誤字・脱字の修正、内容の追加・修正、索引の添付を行なった。このようなオンデマンド出版という新しい時代の出版革命に、いちはやく呼応して、重版出来を認めて下さった東京堂出版の名和成人氏に心から感謝の意を表したい。

コメント(0件)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。