角嫌い 真珠と貝

角嫌い 真珠と貝

タイトル

角嫌い 真珠と貝

ジャンル

書籍/小説・文学

著者

三遊郭

公開日

2022年06月23日

更新日

2022年07月19日

作品紹介

愛されずにはおられない男たちがいる。女たちがいる。そんな著者の最高作品と言うべき自負のある作品です。場面はアフリカのフランス領アルジェ。そんな世界で、ネイティヴを理解できるフランス系カナダ人の女性主人公がいた。遊んでいる訳では無い。文筆業が彼女の生業であった。ある日そのアパートの空き部屋に、男が引っ越してきた。そのアパートでの語り。男性の著者、三遊郭が、女流文体で小説を描いていく。性差認識で紐解く世界に、貴女は限界を感じませんか? ところがそこから突破した女性たちがいた。その非登場の女性たちを、呼吸として、「スピッツ」の「渚」の女性が、イメージさせる。ある男は、この地球は女性だと信じている。魂は、聖母マリアで、その実体を探し求めていた。そして、女性主人公を見つける。時代はベトナム戦争の頃。世界中で植民地支配からの独立を目指して、運動が始まった時代。

作者からの言葉

著者が読者に、自信をもってお薦めできる作品です。著者が北海道教育大学学生時代に転落した人生と、その行き着いた先が、故郷の台湾系パチンコ店のフロント係でした。その職場の男性寮で灼熱の夏に書き上げた作品がこれであります。性差をどう表現するか迷っていた。私は女性の性を、全く理解していなかった。それでも女性の肉体を描いていこうと決めて書いた作品です。私は心身的LGBTq患者ではありませんが、この女流文体小説を成立させました。三遊郭の小説は、再読無しに理解することはできません。しかし2回目の読書の時の呼吸は、もう今までとは違っています。それが特徴の三遊郭作品でありました。

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