猫竹今昔物語

猫竹今昔物語

タイトル

猫竹今昔物語

ジャンル

書籍/小説・文学

著者

三遊郭

公開日

2022年06月23日

更新日

2022年07月16日

作品紹介

この作品は三遊郭作品の中で異色の作品であります。人の信じるか信じないかの、奥深くで囁く領域の話であります。Jと大介と言う人の世界観ですね。観念を共有して見せる必要のない領域の、信じるという話の内容は、大人の世界の話でありました。寂れていく街の跨線橋の下での話として、物語は進んでいきます。骨の痛みが身にしみ出した頃。30歳代の男性とその友人家族の話として物語は進んでいきます。少し難解ですね。日本国内に植民地支配地域が存在するという現実を、日本人は忘れて暮らしている。その土地で自分はネイティヴではないと感じていることの思想を、閃いた順番通りに語っていきます。小便小僧と自惚れと、女の子の感覚と…。或る女性アナウンサーの事をイメージして描いた作品であります。日本の植民地で、メディアリンチが始まった世界の仰天物語です。

作者からの言葉

私の作品は、スピード感がないと感覚的に馴染めない作品が多いです。この作品もそう言った説話の一つです。この物語の主人公は、ひょんなことから、男女の性差と言うことの歪みの世界を発見します。その世界に入り込むと、先にその世界を知っていた友人が暮らしておりました。この土地には先住民が暮らしておりました。寂れ始めたこの町の住民であるJと大介は、メディア・リンチに遭っている自分たちに気が付いた。何時かは無くなってしまうこれらの世界と、メディアリンチと…。ふとこの人物たちの国籍は?と、問うてみた時の心情の吐露を、作品化してみました。魂の救いは何処からくるのか? 理解できた時の戦慄を、筆者は色々と想像します。

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