パリ・モードからアメリカン・ルックへーアメリカ服飾社会史近現代篇ー

パリ・モードからアメリカン・ルックへーアメリカ服飾社会史近現代篇ー

タイトル

パリ・モードからアメリカン・ルックへーアメリカ服飾社会史近現代篇ー

ジャンル

書籍/その他

著者

濱田雅子

公開日

2022年04月19日

更新日

2022年04月19日

作品紹介

本書は二部構成であり、第一部では、19世紀から20世紀中葉アメリカのドレス・リフォーム運動の実態とその衰退をテーマとしています。 アメリカでもフランス革命時のシュミーズ型の自由で、動きやすいローブが取り入れられるのですが、それも束の間、19世紀前半に、再び拘束的な衣装が復活し、コルセットを装用したきつい紐締めによる拘束的な衣装は、女性の健康、生まれてくる乳児の健康を蝕んだのです。 今日では、女性がズボンを穿くのは、国際社会における当たり前の文化となっています。 19世紀アメリカにおける女性のドレス・リフォーム研究を行っているアメリカの服飾研究者ゲイル・ヴェロニカ・フィッシャー女史は、既存のブルーマーリズム研究を再検討し、19世紀アメリカにおける女性のドレス・リフォームを一期1824~1851年、二期1851~1879年、三期1879~1920年に区分して、新しい研究を行っています。 筆者は、前著『アメリ服飾社会史』(東京堂出版 2009)では、二期の1851年のブルーマー・コスチューム誕生と挫折のみを扱いました。 本書では、フィッシャー女史の研究を踏まえて、第一期から第三期を対象に考察し、さらに価値高い第一次資料を発掘・解読し、新たな知見を加えました。
 次に、第二部を紹介させていただきます。
ポール・ポワレ、マドレーヌ・ヴィオネ、ジャンヌ・パキャン、ココ・シャネルなどのパリのデザイナーは、知名度が高いです。 20世紀初頭にはドレス・リフォーム運動という言葉は使われなくなり、「アメリカ人女性のためのアメリカン・ファッション」への取り組みが推進されてゆきます。 そこで、本書の続編 の第二部では、ニューヨーク都市における商業およびファッションの発展を背景として、ドロシー・シェーバー の活躍ぶりを取り上げ、「パリ・モード」から「アメリカン・ルック」への転換をもたらした牽引力について、明確な答えを打ち出します。 彼女は、我が国では馴染みがありませんが、実は1826年に設立された老舗の百貨店であるロード・アンド・テーラーの副社長を1931年から1945年まで、社長を1945年から1959年まで務めた女性です。 本書を通じて、19世紀から20世紀半ばにかけてのアメリカにおけるドレス・リフォームの二つの波を、いくらかでも身近かに感じ取っていただき、ファッションの研究、ファッションの現場で、21世紀のファッションのあり方を追求して行かれる上で、役立てていただければ幸いです。
 本書は、類書がないため、服飾研究者、ファッションを学ばれている学生の皆様、ファッション・デザイナー、アパレル産業のマーチャンダイザーの皆様の必読書と言っても過言ではありません。

作者からの言葉

本書は筆者のアメリカ服飾社会史シリーズの2冊目です。本シリーズは以下のとおりです。
濱田雅子の『アメリカ服飾社会史』シリーズ 2~4はKindle版もアマゾンから出版しています。
1.『アメリカ服飾社会史』(東京堂出版 2009年)
2.『パリ・モードからアメリカン・ルックへ』(株式イ ンプレス R&D POD出版サービス 2019年1月)
3.『アメリカ服飾社会史の未来像―衣服産業史の視点から―』(同上 2020年4月)
4. 『20世紀アメリカの女性デザイナーの知られざる真実―アメリカ服飾社会史続編―』(同上 2021年4月)

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