一巡せしもの〜東海道・東国編


一巡せしもの〜東海道・東国編

タイトル

一巡せしもの〜東海道・東国編

ジャンル

書籍/文化

著者

経堂 薫

公開日

2021年06月11日

更新日

2023年05月27日

作品紹介

「一之宮」と呼ばれる神社があります。
現在の日本は47都道府県に分かれてますが、明治初頭までは六十余の州で構成されていました。
「一之宮」とは、これら各州ごとに定められた筆頭神社のことです。
その「諸国一之宮」を公共交通機関(鉄道/バス/船舶)と自分の足だけで巡礼する旅の記録。
その第一弾は東海道の東国編、安房國/上総國/下総國(千葉県)、常陸國(茨城県)、武蔵國(埼玉県/東京都/神奈川県)、相模國(神奈川県)にある一之宮を巡ります。

作者からの言葉

本書は神道の専門書でもなければ、参拝方法などを解説したガイドブックでもありません。
全国に散在する諸国一之宮を巡礼していく過程を綴った紀行文です。
ただし自家用車を用いず、鉄道、旅客機、旅客船、路線バス、高速バスなど公共交通機関だけで巡礼しています。
自家用車を駆使すれば確かに効率的かつ経済的な巡礼も可能でしょう。
高速道路を奔走し、サービスエリアで車中泊を繰り返せば一か月程度で踏破できるかもしれません。
しかし、そこに神に対する畏敬の念は存在するのでしょうか? 
目先の御利益だけを目当てにクルマで巡り歩く姿は、営業車で得意先を訪ね歩く様にも似ているように思えます。
本当の御利益というのは結局、人生に何らかの負荷をかけないと得られないのではないか、そう思います。
生きている間に全ての一之宮を本当に巡礼できるのか分かりませんが、少しずつ歩を進めていきたいと思います。

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