タイトル
Outer Edge/ 知覚の外縁ジャンル
書籍/ノンフィクション公開日
2021年05月31日更新日
2021年06月01日作品紹介
本展「Outer Edge / 知覚の外縁」は、視覚・聴覚・触覚からなる3つの感覚を組み合わせることによって、知覚の外縁に触れることを試みる展覧会です。BIYONG POINT内に特定の自然環境を再構築することを通じて、我々が空間を体験する上で認識している様々な感覚の関係性を読み解きます。 今回は、秋田県五城目町に位置する「ネコバリ岩」の周辺環境を対象としました。「ネコバリ岩」は五城目町南端を流れる馬場目川上流部にある、高さ6mを超える巨岩です。川縁にこの巨岩があることによって、水の流れや音の流れといった周辺環境には大きな変化が現れています。インスタレーションと呼ばれるアート作品は、視覚的な経験に限定されているように見えて、周囲の音環境や、会場自体の空間体験が内包されています。空間の鑑賞体験における周辺環境ー既にその場に存在している「音」や「床」ーへの意識は潜在的なものです。ただし、鑑賞者が空間に広がる音やその場に立っている身体感覚に意識を傾けることによって、より豊かな鑑賞体験に繋がると考えています。
コメント(0件)