タイトル
ネガイのカタチジャンル
書籍/その他公開日
2020年03月23日更新日
2020年03月28日作品紹介
映画「天の河のかけら」原作者である双葉にはある強い想いがあった。恋人だった彼女にもう一度会いたい。その彼女とは大和生命保険相互会社のキャリアウーマン工藤真季。工藤真季と島田真二(双葉)は工藤の営業現場である南条市消防本部で出会う。二人は恋に落ち、結婚を約束する仲となるが、二人の恋には大きな障害が現れる。それは工藤真季が仕事で手に入れた名誉と報酬である。平凡な学生から平凡な会社員となった真季が手に入れた全国一位という名誉は真季に頂点から落ちる恐怖を与える。その結果、二人に訪れるすれ違いの毎日と、真季を取り巻く人物達との葛藤。世間一般の成功者のイメージと成功した人が乗り越えてきたものとは違う。
工藤真季を頂点へと導く彼女の上司、前橋奈々は完全なるパワハラ上司。前橋は徹底して、工藤に「勝つためにすべきこと」を伝える。「誰のために何ができるか?そんなトロイこと考えてるやつを狙うのよ」自分のために行動しなくては営業で勝つことは無理だ。前橋は工藤にそう諭す。
しかし、工藤の在籍する京都支店にもある秘密があった。成績優秀者の裏にある秘密。工藤の同期、山崎はるかは「自分がしんどい時にこそ、人のために行動しなさい」という母の教えを信念にしている。そんな彼女は勇気ある行動で京都支店の秘密を暴く。
京都支店のスキャンダルから不動の存在として君臨する工藤は島田との別れを決める。工藤とは真逆で、公私ともに上手く行かない島田は打ちひしがれ、ある方法でその想いをカタチにすることを決める。
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