コロナウィルスからのピンポイント攻撃 それでも人は賢い、人は死ねない


コロナウィルスからのピンポイント攻撃 それでも人は賢い、人は死ねない

タイトル

コロナウィルスからのピンポイント攻撃 それでも人は賢い、人は死ねない

ジャンル

書籍/実用書

著者

三浦 義幹

公開日

2020年03月15日

更新日

2020年05月05日

作品紹介

新型コロナウィルス(以下コロナ)によって自分も命を奪われるかもしれないと思うと同時に、自分はコロナ禍をテレビやネットで観ている。「この世は一場の夢、自分は観客兼俳優(見るものと見られるもの)に過ぎない」という原則をわれわれはいま体験している。この要旨を書直しているのは、コロナが世界にブレイクし始めて2か月後だ。空は澄み渡って樹々・花々は美しく、静寂が戻った。当初ひとは、この疫病が収束してから経済が再開されると期待していたが、変異ウィルスによる第二波も含め、コロナは航空機を介して迅速に各大陸に広がり終息がみえない。昔なら、息が苦しいといって人々が巷に倒れていくさまだ。ネット上には、神の働きだとする世直し論も散見される。経済活動の再開は許されず、倒産・失職さらに災害関連死のことも聞く。解決の見えない医療崩壊や経済損失を前にして、困ったを口にしても、反省の言葉は聞かれない。コロナは悪魔で、人類は一方的に被害者なのか。「無知(二元性思考)ゆえに、人は万物と己を別物とみる」。疫病は結果だ。ウィルスがピンポイントで破壊したのは、効率優先・大量消費で節度を失ったグローバル経済に象徴される、1 多国間貿易、2 観光公害、3 肉体だけの長命、4 富を得るための教育、5 商業レベルに堕したスポーツ・娯楽・学術イベント、6 無駄口とキーボード漬けの第三次産業だ。7 一部では地域紛争が休戦になり、8 集団での祈りも中止を余儀なくされ、9 休校によって苛めも変貌した。マスク装着は防疫上有用として東アジアから拡まったが、偶然にもおしゃべりを減らした。物質(物、金、肉体の延命)重視の世界では、幸福感を得られないことに賢い人々は気付いている。人類だけが環境破壊をする。温暖化、貧富格差への対処に本気度はなかった。警告で済むのか、反省がなければ他の天災も追加されるのか。ふりかかってくるものにはすべて意味があり、人は受入れなければならない。世の中はバランスされる。天変地異では善い人も死ぬ。人は働きと学びをするために生を受ける。自分の務めを果たせ、独りになれる部屋で霊性を取戻せということだろうか。「私には、みなさんが世界の進歩とおっしゃるものが、欲望の増加以外の何ものにも見えないのです」(スワミ・ヴィヴェーカーナンダ)と、「神は神の姿に似せて人を造った。天地とすべての生き物を、人に治めさせよう」(創世記)を思い起こしたい。

作者からの言葉

新型コロナウィルス感染症を例えとして、人の霊性の本当のことを話し、さらにこの疫病への対処を述べる。

コメント(0件)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。