出版とは何か ふと考えた

出版とは何か ふと考えた

タイトル

出版とは何か ふと考えた

ジャンル

書籍/その他

著者

萩野正昭

公開日

2019年12月09日

更新日

2022年10月20日

作品紹介

電子書籍をつくるツール・ソフトをずっと考えてきましたが、どれもうまくいかなかった。反省の中からある手段に思いつきました。この作品は、ネット上に表示する本の版面を見ながら、簡素な編集ツールでつくられたものです。表現された情報をJSONというテキスト形式にして、電子書籍化の工程を経て配信されています。簡潔な文章と関連する映像(映画の一コマ)、キャプションといわれる説明、本の最小単位に基づいたものです。個人のちょっとしたお話を電子的に共有する可能性を問い掛けるものです。

作者からの言葉

創業以来27年間、電子出版と取組んできた……そんなこと巷間いわれて済むことじゃない。このいい方は正しくない。明日の糧を稼ぐためになりふりかまわず生き延びようとした。電子出版を忘れたことさえ何度もあった。だから夜明けがやってきて、いまだに新しい出版の本質がつかみきれていない。虚心に初めにもどり、やり直さなくてはいけない。思い出した粗末な「本」について、その時の私の記憶を綴ってみたかった。

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