デジタルが先、紙があと。

これでいくほかないのよ

片岡義男『これでいくほかないのよ』(亜紀書房)が発売になります。アマゾンで予約受付中、4/15には発送とある。デジタルが先、紙があと。いよいよそんな時代になりました。

 

本の奥付のページを開くと初出の表記があり、片岡義男.com『短編小説の航路』(VOYAGER)とあって、収録の8作品のタイトルが列記されています。すべてデジタルが先に公開されたものです。

 

片岡義男は言っています。デジタルで先に書いていこう、思うがままに次々と。その作品のいくつかをピックアップして紙の本がつくられていく。そういうシリーズを『短編小説の航路』と名付けて、と。

 

『これでいくほかないのよ』の「あとがき」にはこうあります。

 

〝小説は、少なくともその作者にとっては、いつまでも終わらない。おなじ題名でいくつもの短編を書くのは、終わらない小説というものの、もっとも原初的なかたちかもしれない。〟

 

人生は野菜スープ……なーんだ、ちょっとわかってくるような気がするではありませんか!?

 

 

片岡義男.comの〝読み放題〟でこれら作品のすべて、心おきなく、スマホでも閲覧できます。現在1800作品以上が公開されており、さらに今後、2500もの作品を毎月50作品以上、新規にWebサイトへアップされていきます。