コラム
2021年6月30日
ふれあいとは何と尊いことでしょう。ちょっと時間が経ってしまいましたが、あるブログにボイジャーの記述が載っていました。お会いしたこともない方が、インプレスICE新書『電子書籍2020 本の在り方は変化する』について書いてくださいました。ふれあいを感じました。とても嬉しいことです。
storager-fanさんのブログ記事
『これが「電子書籍」の形という本の1冊が発売されました』
この本は、実はボイジャーの新しいWeb出版ツール「NRエディター」のことが中心に書かれています。電子版は正真正銘「NRエディター」でつくられています。ですから、電子版で読まれることを目的とした「本」のつくり方を解説しています。さすがに、「NRエディター」のマニュアルというわけにはいきませんから、その点は控めに対応しています。
電子の世界は、トビラを開けて、塀を越えていく世界です。外に出ていくという発想をすべきで、これをボイジャーでは「6JOの思想」と呼んでいます。カッコつけただけです。「6畳の居直り」と言えばいいことです。見てください、スマホの画面の大きさは丁度6畳一間です……そこに布団を敷こうと炬燵を置こうと勝手です。しかし何をやろうと6畳一間ですよ。それが不都合なら、部屋のドアを開けて外へ出る、Webの世界へ出ていく——この覚悟こそ、次なる出版のふれあいにつながるものではないでしょうか。