片岡エッセイ新シリーズ「片岡義男の書評」4月6日より開始

片岡義男.comでは、700編以上のエッセイを無料で公開しています。月・水・金には、新しいエッセイが公開されています。

 

https://kataokayoshio.com/essay

 

春を迎え、学校や会社で新しい生活が始まる季節に、片岡エッセイも新たなシリーズに突入します。4月6日からは、「片岡義男の書評」が始まります。『週刊朝日』に掲載されている、日本の書籍を1冊ずつ取り上げた書評です。

 

第1回は「飛田の絶望感、これは日本そのものの物語だ」。大阪市の色街・飛田で、貧困と戦いながら生き抜く「おねえさん」たちの実態を捉えたルポルタージュの傑作です。

 

 

片岡義男の語り口は、本を取り上げて「これは、このようなことについて論じた本であり、ここが魅力である」と、紋切型に紹介するだけのものではありません。一冊の本を入口として、本の主題と著者自身を深く洞察し、さらには日本の国全体や男女の問題といったテーマにまで、その分析の手を伸ばしていきます。書評はそれ自体が読み物なのだということが、片岡義男の書評を読むとわかります。

 

このシリーズの書評は、東京の地図や写真集、猫にコーヒーに西部劇と、多種多様なジャンルの本を対象としています。これをきっかけに、新たな読書の道を開拓してみてはいかがでしょうか。