読みやすい電子本のレイアウト第3回。“編集記号”についてお話します。
編集記号ってなんぞや?
知らなかった方はすぐに設定を有効にすることを推奨します! 例えば、下図のチェック前をご覧ください。全て1字下げに見えますが、実態はまったくの別もの。編集記号のチェックを有効にすると、それぞれ全角スペース・半角スペース・字下げ・タブという書式になっているのが分かります。思わぬ書式の違いでレイアウトが崩れる場合があるので、編集記号を有効にするのがオススメです。
左図だと全く同じ見える1字下げ。実際は性質が異なるので注意
出典:青空文庫『ドグラ・マグラ』(夢野久作)
編集記号の表示方法
手順
- [ホーム]タブをクリック
- 「段落」から をクリック
たったこれだけ! もう少しWordの設定を強化したいという方は、次の「オートコレクト」も参考にしてみてください。
オートコレクトってなに?
WordやExcelなどに搭載されている、入力された文字を自動的に修正する校正機能のひとつ。たとえば、文の先頭の英文字を大文字に変換、スペルミスの修正、(C)(著作権表示)を記号の©に変換する、といった処理をする。
(ASCII.jpデジタル用語辞典より)
オートコレクトの設定方法
オートコレクト機能は非常に便利ですが、過剰に文章を修正してしまうこともあります。Romancer編集部でも利用している設定をお試しください。
<< Windows版 Word 2016の設定方法 >>
OSやバージョンによって操作が異なります。予めご了承下さい
- [ファイル]タブをクリック
- 「オプション」をクリック
- 「文章校正」>「オートコレクトのオプション」をクリック
- [オートコレクト][数式オートコレクト][入力オートフォーマット]「オートフォーマット」の4つのタブが表示されます。それぞれ設定しましょう。
<< 推奨設定 >>
オートコレクト
全てのチェックを外す
数式オートコレクト
チェックを外す
入力フォーマット
青枠の3箇所だけにチェックを入れる
オートフォーマット
青枠の3箇所だけにチェックを入れる
最後に「OK」をクリックして設定完了です。些細な設定がきっとあなたを助けてくれるはず。快適にWordを使いこなしましょう!