制作情報
2017年12月4日
読みやすい電子本のレイアウト第2回。“改ページ”についてお話します。
主な使いどころは2点。「次ページの先頭から文章を始めたい」「表やグラフを綺麗に表示したい」というお悩みを解決します。次のような表現で“改ページ”が役に立ちます。ぜひ、お試しください!
- 次ページに文章を送る
- ページ全体に画像を表示
改ページの入れ方
手順
- ページを区切りたい位置にカーソルを移動
- [挿入]タブをクリック
- 「ページ区切り」をクリック
では、実践してみましょう!
1.次ページに文章を送る
改ページを入れると指定した位置でページを区切り、次ページに文章を送ることができます。章の終わりや本文の終わりなど、内容が切り替わるタイミングで改ページを入れてください。次ページの先頭から文章を始めることができます。文章の構成を見直すのにも役立ちます。
Word上の見栄え
は改行を意味します
改ページを入れると自動で改行が入ります
2.ページ全体に画像を表示
画像を1ページ全体で大きく見せたい時は、画像の前後に改ページを入れます。下記図だと女性の画像が1ページに大きく表示されます。細かい表やグラフ、挿絵、地図といった画像はページ全体で表示するのが良いでしょう。
Word上の見栄え
は改行を意味します
実際に画像がどのようにレイアウトされるか体験してみましょう。表紙をクリックすると本が開きます。ページの左側をクリック、またはタップして読み進めてみてください。
壁に掛かった私たちの歴史(VOYAGER)
NG例 横長画像の場合
Word上の見栄えを気にして、画像の上に改行を入れてはいけません。これだと1ページ全体で画像を大きく表示できません。
Word上の見栄え
は改行を意味します
画像サイズ
画像は長辺が1200ピクセル、短辺800ピクセルを目安にしてください。
第2回は以上です。筆が乗ってくると、つい文章の区切りが分かりにくくなるもの。画像の使い方と合わせて“改ページ”をご活用ください!